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眠りの森への子守唄

退院してから10日以上が経った。
連日、音楽はたまにchet bakerやaphex twin、アニメソングを聴くぐらいに留まっている。

日により気分の上下があり、
何故か夢を毎日見る。
最近の夢だと「MU」というアニメのようなドラマのような作品を連日夢に見ていて、主人公は前に一晩を共にした女性である。

「MU」は女主人公二人のバディ物で、「NANA」みたいな雰囲気だが、ヤンキーの中高生の物語なので、その中では何故か僕が顔面でスケボーをして目玉を飛び出したりしている。不思議だ。

後は日中から夜、過去の人生について考えたりしている。
あれは人を精一杯愛せたとか、
あんなものは恥だとか。

夢が面白い時は、現実がつまらない。
夢がつまらない時は、現実が面白い。
今は、現実がつまらないのだろう。

とはいえ、17からずっと続けてきた音楽から離れると、
不思議に落ち着く気持ちもある。
今回の症状は、翌日に再就職の手続きが控えていただけあり、
もはや外で仕事を探す気力はとうぶん、無い。

読んだ漫画としては、
福満しげゆき先生の

素敵です。

「僕の小規模な生活」で、
この夫婦ふたりのほっこりやシュールを存分に愉しめて、良作だった。

また、桜庭一樹先生の

金について描かれている


「ばらばら死体の夜」
は入院中に電子書籍で読み直したのだが、罪というものを描いたラストがあっさりとえげつなく、
非常に腑に落ちた。

いかんせん、これからは
これまでのような無茶は出来ないため、
冷静に、押さえるとこ押さえながら生きてゆきたい。

梶本


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