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TOEIC(L&R)900点台で英検1級の過去問がどれだけ解けるかやってみた

資格もスキルもほとんど持ってないが、英語だけは学生時代から興味があって細々と学び続けている。完全に自己流で、オンライン英会話とかをしている訳でもないが、直近で受けたTOEIC(Listening & Writing Test)は900点台取った。

簿記3級とか最近資格への関心が私の中で高まっている中、「もし対策せずに英検1級に受かりそうなら、やってみてもいいかも」と都合のいいことを考えた。とはいえ英検は受験料が高いから、無駄にお金を捨てるようなことはできない。そこで、公開されている1級の過去問から、一次試験の問題を試しで解いてみることにした。

状況はこんな感じ。

  • 英検は2級も準1級も受けたことがない

  • 1級の試験時間や問題構成は今回過去問をやるまで知らなかった

  • 今回は一次の過去問を制限時間内にやってみた

  • トライしたのは2023年度第2回の問題

英作文以外の、しっかり採点できる箇所で答え合わせしてみた結果。

単語とリーディング
大問1 20/25 (25問中20問正解)
大問2 8/9
大問3 7/7

大問4 英作文なので自己採点できず

リスニング
Pt1. 8/10
Pt2. 8/10
Pt3. 5/5
Pt4. 1/2

英作文以外の合計
大問1〜3 35/41 (85.4%)
リスニング 22/27 (81.5%)
合計    57/68 (83.8%)

実際はどの問題が何点の配分なのか、TOEICのように得点に換算されない「試行問題」みたいなのがあるのかは知らない。でも、採点できた範囲だけを考えれば多分合格ラインを突破してる気はする。

ただ、それなら本テストを受ければ少なくとも一次は突破できるかと考えると、そう単純でもないというのが今回やってみた結論だ。以下は、私の感想だ。一度過去問を解いただけなので、どこまで一般化できるものかはわからない。

自分の場合、一次でネックになるのは英作文と単語だとわかった。

まず英作文。英語の文章を書くということを普段何もしてないだけに、ここはかなり苦戦した。制限時間内で30分ほどを作文に割り当てることができたが、採点したならば点数は低かっただろう。大まかな文字数の指定もあるので、制限時間内に論点を組み立てて字数を考えながら簡潔・クリアに記述するには、ある程度の練習が必要だと感じた。

そして問1の単語。初めて見るものも含め、相当難しいものが並んでいた。「これが正解だ」と自信を持って選べたのは、25問中半分ぐらい。普段、自分で単語力を強化しようとしていないせいでもあるが、「日常の中で普通に使う単語じゃないよな」というニッチなものもかなり含まれている印象を受けた。

わからない単語があっても、他の選択肢を見て消去法で選ぶことで、今回はそれなりにマルの回答を見つけられた。でも、場合によっては点数が大きく下がることもあり得ると感じた難易度だった。

一方リスニングはあまりスピードが速くなく、そんなに難しい気はしなかった。間違えた問題の大半は、問題を聞いてるときにふと気が逸れてしまい内容を把握しきれなかったもの。答え合わせの後で聞き直したら、全てとは言わないがちゃんと聞けばわかったものがほとんど。ネイティブスピードで英語ニュースを聞くことを普段行なっていれば、十分対応できると感じた。

ただ、この「ふと集中力が途切れる」のは、TOEICでもあった。年齢のせいか、集中を持続させるのが難しくなってきているのかもしれない。

また、二次のスピーキングは、問題も見ていないので何も書けない。でも多分、これも傾向を調べて練習しないと私の場合は「何もせずに突破」とはいかない気がする。

ということで、英検1級をすぐに受けるのは見送ることにした。ただ、せっかく難易度が肌感覚としてわかったから、いずれ対策をして受けてみようと思う。

以前ちょっとだけ見て挫折した、難しい単語の本がまだ家にある。「これはいいよ」と勧めてもらったものだ。発行は10年以上前だが、言葉はそう簡単に変わるものではないだろう。まずはそこれを少しずつ見返すことから始めよう。


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