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床屋と忌野清志郎

今週に入ってから、髪が切りたかった。
いつもは千円カットばかりだけど、
実家に用があったので
子供の頃、親父に連れて行ってもらっていた床屋に行ってみた。

そこの床屋のマスターは親父と同い年で
75歳になる。
特徴のある方で
背が高く、猫背で、痩せ型の髭を生やしたマスターで
声のトーンも絶妙のもはや
職人のような人だ。

店に入り、
25年以上前と変わらない景色
なんか、感慨深い。
ソファで待ってたら店の奥から人が来た、
マスターだ。

でも、なんか若い
とても75歳には見えない。

二代目だった。
先代と瓜二つの二代目だった。

すごく似ていて、見てしまうので、
目を閉じて雰囲気を感じていた。

バリカン、ハサミ、シャンプー、顔剃り、あったかいタオルにマッサージ、

職人技術は健在で、声のボリューム、
一切無駄のない動き

サービスを感じながら
仕事の向き合い方や繋いでいくという大事さに
心を奪われていた
すごく良い、1時間を過ごした。

「はい、お疲れ様でした」
サービスの終わりを告げられ、目を開けると

鏡の前に
金正恩がいた。

最悪だ。
俺は、3人の子供を持つ父親だ。
40歳だ。

こんな日もある。
忌野清志郎の
デイ・ドリーム・ビリーバーを聞こう!





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