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色は時代を反映する。カラフルなウェディングドレスが象徴する花嫁の気持ち
純白のウェディングドレスではなく、自分らしい色を選ぶ花嫁が増えているという、ニューヨーク・タイムズの記事が話題を呼んだ。
「慣習に従わない、自分らしい装い」はニューヨーカーの得意とするところ。
「この世代の花嫁は、結婚式のオンラインでの見栄えに関心を寄せている」とアナスタシア・スティーブンソンは言う。ロサンゼルスとジョージア州サバンナを行き来しているァッションデザイナーで、リゾート地挙式のプランナーでもあるスティーブンソンは、TikTokやInstagramには花嫁たちの「投稿が何十万件もあるから、その中で目立つには何か違うことをする必要があるのだ」と指摘する。
ウェディングドレスは清らかな白、は時代遅れ 「自分らしい色」を選ぶ女性たち
米調査機関のピュー・リサーチ・センターによると、清らかさを象徴する白いドレスの考え方は時代遅れになっている
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デビッド・ブライダル社の副社長で、婚礼や服飾部門の営業本部長であるヘザー・マクレイノルズの話しだと、4人に1人はシャンパン色や、ピンクや赤みがかった色、カシミヤなどの白くない中間的な色合いのドレスを選んでいる。
さらに緑や黄色などの個性的な色も人気が出ている。
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ある36歳の女性は、「花嫁なら誰でも結婚式の日は、自分が最高に美しいと感じたいものだし、伝統に合わせて甘ったるい白のドレスを着る選択肢は私にはなかった」と言う。
そして自分を「純真で、繊細で、慎み深い」といった人間にみせたくはなかったとも言い、4歳年下の恋人と共に挙げた結婚式には、黒いレースがついた特注の赤いガウンを着た。
彼女は、ドレスと結婚式全体がとても「私らしくて、すごくきれいだった」とゲストたちが言ってくれたとし、その時のドレスの評判のよさにびっくりしたいう。
英国のビクトリア女王が1840年にアルバート公との挙式で白いサテンのガウンをまとった直後から、その色調はウェディングドレスの代名詞となったが、それ以前はもっと鮮やかな色合いだった。けれど、あれから182年の歳月を経て、現代の花嫁たちは色彩豊かなガウンを再び取り入れているようだ。
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ウェブサイトBrides and Investopediaは2021年11月、今後2年間に結婚を計画している1千人を対象にした調査結果を発表した。それによると、28%が型にはまらない服装をするために従来の白いガウンや古典的スーツは避けたいと思っていることがわかった。
21年12月に発表されたEtsy(訳注=宝石類や衣料品など多様な商品を扱う米国の電子商取引サイト)の調査は21年9月から11月と前年同期の3カ月間のデータを調べたもので、ドレスやスーツ、ベール、センターピース(重要な品々)などのカラフルな結婚式関連用品の検索件数は前年同期比で223%も増えたことが判明した。
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TikTokやInstagram映えするには、何か違うことをする必要があるのだ、という指摘は確かに的を得ているのかもしれない。
元の記事: (Danielle Braff)©2022 The New York Times
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