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環境科学研究科ってどんなとこ?(1)

こんにちは!東北大学サイエンス・エンジェル(S A)のさとです。
学部紹介もあと2回となりましたが、今回はわたしが所属する環境科学研究科について紹介します(^O^)/
前半では環境と環境科学研究科について、後半では目次⓸以降の私が誇るべきものと考える「環境科学研究科の施設」と「環境科学研究科の学生の声」をお伝えします!

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                          (撮影者:さと)


① 私のイメージする「環境」


私が所属する環境科学研究科ではおもに環境問題の解明と解決のための知識と能力を得ることを目標としています。
ちょっとお固いですかね(^^;

みなさんは「環境」と聞いて何を思い浮かべますか?
わたしは環境という言葉を知った小学生の頃はなんとなく木が生い茂っている緑色に染まった場所を思い浮かべていました。実際ネットで「環境」と調べるとそういった画像がいっぱい出てきます(笑)

今年の夏も猛暑日が続き、また多発する異常気象は皆さんの生活にも様々な変化をもたらしていると思います。この一因として考えられるのは温室効果ガスの一つである二酸化炭素の排出増加です。この問題の解決のためには過去のデータを解析し、そのデータと人間活動のかかわりを探ることや、衛星や航空機を使うことで現状を知ること、二酸化炭素排出が少ないエネルギーと代替製品の開発とその普及国際協力などが必要となります。

これにかかわってくる学問は歴史学、民俗学、人類学、経済学、政治学、国際開発学、自然地理学、人文地理学、機械系、地球系、物質系、化学系、生物系などの理工学、生化学、材料工学等々があげられます。
1つの問題を解決、改善するためだけでもこんなに多くの学問分野がかかわっているんですね~。

このように環境科学研究科に所属している現在の私は、環境ときいて様々なものを思い浮かべます。なので私の中での環境のイメージカラーは緑ではなく色とりどりのマーブルカラーです!

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                         (撮影者:さと)

② 環境科学研究科ってこんなトコロ!


環境科学研究科はこのように構成されています。

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この図を追って専攻やコースで選ぶというよりも自分の具体的なやりたいことがどの分野に入っているかで自分の分野が決定されるという感じだと思います。
ちなみにこの枠組みは2015年に激動する地球環境の状況と社会ニーズを踏まえて改組されたようです。時代の流れに沿って臨機応変に対応していますね、すごい!

それぞれの専攻・コースごとの主な分野は以下の通りです。

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環境科学研究科の大きな特徴といえるのは文系と理系が入り混じって存在することではないでしょうか。そのため、専門性の追求だけでなく、専攻やコースの枠組みを超えて文系の授業を聴講することができます!ゴリゴリ理系の私からすれば経済や政治、社会学の面から環境問題を見るのはこういう考えもあるのか~と思うことも多く、見える世界が広がった気がします!!計算式や化学式を習わない授業は特に新鮮です(笑)

もちろん理系でも工学部で言ったら化学・バイオ工学科、材料科学総合学科、そして私の所属していた機械知能・航空工学科出身というように学部時代には様々な学科に所属していた学生が集まってきます。なのでそれぞれの分野の最先端の技術と情報がわかりますし、環境問題を多角的にとらえることができると思います!

また、環境科学研究科は国際環境リーダー育成プログラム(IELP)東北大学ヒューマンセキュリティ連携国際教育プログラム(IPHS)というグローバルな環境問題や地域的な環境・資源の課題の解決するためのスキルを習得するための制度があるため、国内外問わず様々な分野から進学してくる人が多いです。そのため、交流を通じてたくさんの意見や考え方に触れることができます。実際に私の研究室のメンバーは先生を含め6割が外国籍の方です。なので、パーティーがあるときは留学生手作りの多国籍な料理が食べられたり、英語や出身国のことを教えてもらたっりしています。最近はコロナの影響でパーティーができないので残念です、、、( ;∀;)

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                 環境科学研究科本館(撮影者:さと)


⓷卒業後の進路

 環境科学研究科出身の方の主な就職先をHPの進路情報のページから抜粋してみました。

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専門を生かせる研究職やメーカーの技術職から、公務員や一般企業までさまざまですね。環境問題が世界的に取り上げられる中、様々な分野の企業や研究所で私たちの学んだ知識が求められているのではないでしょうか!

前半はここまでです!施設の紹介や実際の学生の声がみられる後半はこちらから!
記事へのコメントやSAへの質問などはいつでもこちらのフォームからお待ちしております♫

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東北大学サイエンス・エンジェル
次世代の研究者を目指す中高校生に「こんな女性研究者もいるんだ!」「理系って楽しい!」という思いを伝えるため、2006年に結成。年度毎に学内で公募され、総長に任命された 東北大学の自然科学系10部局に所属する女子大学院生が、中学・高校での出張セミナーや科学イベントで科学の魅力と研究のおもしろさを伝えている。メンバーは宇宙・自然・ロボット・環境・ヒトや動物の身体のしくみなど、それぞれの専門分野で日々研究中。


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