再起業への想い

ある程度落ち着いてくると、今度はまた起業して自分の思う通りに教室を運営したいと思う時がある。
いちど失敗しているくせに、一体何を言っているんだと思うもう1人の自分もいる。

でも自分は一体どんな教室を開きたいと考えているのか。

今現在働いている職場では、できないと思っていることがある。

それは1人の生徒に向き合ってじっくりと勉強を教えることだ。
もっとしっかりじっくり時間をかけてやれば伸びると思うような子でも、なかなか時間をかけてあげられないと言う葛藤が私にはある。
その部分をどうしても埋めてあげたい。
でも今の教室は経営のほうに重きを置いているため、なかなか思うように時間をとってあげることができない。かといって、勝手に個人でそれをやってしまうと、経営者に怒られてしまう。

そういった葛藤が自分の中で次のステップを作り上げている。

今の教室で全く思うように、自分の指導ができないと言う事は無い。だが、しかし、、、

そんなことを思うと、自分は経営者に向いていないのかなと思う節もある。

以前経営してた時にも、そういった葛藤は確かにあった。
そんな場面に出くわした時、自分はどうしても指導者としての立場として動いてしまう。利益にならないことをしてしまうのが、経営にとって根本的な問題であると言う事は、誰の目に見えても明確だ。

そんな自分が再び経営者になりたいなどおこがましいにもほどがある。

そういう仕事は定年退職してから考えても良いのではないかと思っている節もある。

利益優先型の経営者の顔、生徒たちの笑顔になる仕事がしたいと思う指導者としての顔、多分、この仕事をしている限り、ずっと思い悩まされる問題となるであろう。

やりたいことをやって経営者になる。これはとても大事なモチベーションになると思う。
だけど、現実は甘くない。
この仕事を続けている限り、この二面性にずっと振り回され続けるのだろうなと考えている。

しかし一方で思う自分もある。
やりたいことを経営に近づける方法も、実はどこかにあるんじゃないんだろうかとも。

そういうのをなんて言うんだっけ。理想実現?それともただの夢想家か?

いずれにしても、今の状況で考える問題ではないと問題を棚上げして、自分は今日の教室運営に励もうと思う。

いつか再び持つであろう自分の教室に今、学んでいる経営方法の良いところだけを吸収して作り上げて行けたらいいなと、今日も夢見るとある街の教室長なのでした。

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