By_みらいのオトナ実験室__3_

チームの中にいる「当事者」としてチームと関わるということ

おはようございます。cokowill代表の寒川です。10/6のイベントからあっという間に1週間が経とうとしています。

今は台風の動向が気になりながらこれを書いています。警報や避難勧告がたくさんの地域で出されていますね。安全の確保を第一に。できる準備をしつつ、被害が最小でおさまりますように。

6日は新しい学びをどう取り組み、広げるのか?〜チームとしての学校の在り方〜というテーマで、チームとしての学校、チームづくりについて考える場をつくらせていただきました。今日から複数回に渡って6日のイベントの振り返りを書いていきますので、参加してくださったみなさんも、参加したかったけれどできなかったというみなさんにも届くと嬉しいです。

<プログラム1>←今回はここについて書きます!
・現役の先生による新しい学びの取り組みと学校というチームについて
 ゲスト:ドルトン東京学園教員 伊東佳奈美さん
     公立小学校教員 二川佳祐さん
・チームへの自分の視点を認識する(NVCのワーク)

<プログラム2>
・チームとしての学校なるために必要なことは?
ゲスト:かえつ有明中・高等学校 副教頭 佐野和之さん
    東京大学大学院 教育学研究科
    学校教育高度化専攻教職開発コース金井達亮さん
    オーセンティックワークス株式会社
    代表取締役 中土井僚さん(「U理論」共著者) 
<プログラム3>
・真の変化を創り出すための「システム思考ワークショップ」
 ファシリテーター:福谷 彰鴻さん

私たちの活動拠点としているIID世田谷ものづくり学校の教室が会場。40人の参加者の皆さんが来てくださりスタートしました。

本編をスタートする前に、シャベリカカードを使っての自己紹介からスタート。まずは一人ひとりと深く話すのではなく、まずは会場にいる人同士の顔合わせということで5分間の間にたくさんの人との接点を持っていただきました。

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宇宙兄弟バージョンのシャベリカカードは個人的にはお気に入りです。

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皆さん同士が少しだけ知り合いになって、場に馴染んだところからいよいよプログラムがスタート。

<プログラム1>
現役の先生による新しい学びの取り組みと学校というチームについて

ドルトン東京学園教員 伊東佳奈美さんからは「学校の中の多様性」、公立小学校教員 二川佳祐さんからは「外の学びと内の変化」というテーマでお話いただきました。

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お二人には学校の代表ということではなく、先生という仕事をする個人としてどのようなことと向き合っているか、どのような取り組みを試みているかということをお話いただきました。

共通していたのは、

自分自身が新しい何かを学校内に取り入れたいと思った時に、より良くしたいと思って自分は頑張っているのに、どうしてそれを理解してくれないのか。どうして賛同ではなく、一人で頑張るということがおきてしまうのかということに憤りを感じている自分がいた。

ということでした。これはきっとどんな場にいる人でも感じたことがあったり、経験があることではないでしょうか。

新設校であれば、方針に共感した先生たちの集まりなのだからまとまりやすいのでは?公立だと異動がよく発生するからチームをつくるのは難しいし、、と様々な立場からの視点が混ざりあう中、お二人がお話してくださったのは、どんな場であっても様々な「違い」というのは生まれること、そして管理職ではない教員という立場であっても自分と向き合い、チームと向き合うことは可能であり、その大事さをお話くださっていました。

チームの一員である当事者として、自分自身の大事にしたいことも大事にしながら、他の人とともにチームをつくるということは簡単ではなく、意見や考えの違いが明らかになることもあります。お二人は「違い」を嘆いて留まるのではなく何ができるのだろうと様々な人に話を聞きに行ったり、自分自身で向き合う中で導き出した答えが、

・変えられるのは自分の行動、自分自身であるということ
・自分の弱みすらも話し、対話すること
・対話が可能な関係性は、日々の他愛のない話をしたり、自分ができることをコツコツと重ねることから
つくられていくということ

でした。

このような話をして欲しいとこちら側がお伝えしたわけではなく、結果としてお二人がそれぞれに準備くださった内容は、それぞれの経験から紡ぎ出された大事な学びでした。頭でわかったことではなく、実際に自分が体験する中で気づき、ご自身が様々な行動を通してチャレンジされている姿がお話の随所にありました。

「対話しましょう」と言って、場を設けたら失敗したと言うお話も印象的で、学校の中でその輪を広げていくために、うまく行ったり、行かなかったりをしながら向き合い続けている現在進行中のお二人の話は、参加されている先生方自身も重なる部分が多かったというお声もいただきました。

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その後、参加者の皆さんにもチームと向き合っている自分自身について語っていただく時間として、NVCのワークを実施。

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このワークを行うのは初めての方が多かったのですが、普段とは異なるコミュニケーションの方法から、自分が大事にしたいこと、大事にされたいことを確認されていました。一人ひとりが語ることでそれぞれに向き合っていることを知れたからこそ、参加者同士の関係性が深まる時間になっていたようでした。イベントの感想については、複数回投稿する中での最後にまとめたいと思います。

主催者としては、プログラム1を終える時には、朝よりも表情が崩れ、安心してこの場に参加してくださっている皆さんが印象的でした。

6日のイベントとしては、このプログラムで午前中が終了。だんだんと深まっていくみなさん同士の関係性、自分の内側の探求は午後へと続いていきます。プログラム2は次の投稿で。プログラム2はさらに踏み込んだ時間になりましたので楽しみにしていてください。

なお、今回イベントに参加したかったけれどできなかった!という方へのお知らせです。

10/20(日)14:30~18:30でワークショップを開催します。https://cokowill20191020.peatix.com/

チームを作る上で大事な コミュニケーションスキルを学ぶ (2)

ここでは、プログラム1で行ったNVCのワークも使いながらコミュニケーションについて考え、学びます。

そして、いよいよチームを考える学校の受付もスタートしました。こちらについても改めてnoteに書きますが、6日イベントの内容で語られたことを先生自身が実践者として取り組むために必要な学びや実践を私たちがともにさせてもらいながら進めていくプログラムです。何か気になる!という方はぜひホームページをご確認いただき、エントリーからお申し込みください。

今日は本当に台風に気をつけて過ごしましょう。では、次回の投稿で☺︎


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