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あたらしいまいにちノート

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まいにちのあんなこと、こんなこと。
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#会社

自分の働きを最大化/成長させていくために

あけましておめでとうございます。1月1日には自分の働きを整理しようと師走の隙間で色々と考えをめぐらせていました。 多くの人にとって仕事とは、暮らしとは何かを考えざるを得なかった2020年。想像に反して自分のキャリアの中で最も忙しい1年となった。 2020年の大きな反省本来、ごろごろ伸び伸びしていたい性格なのにも関わらず多忙にかまけていた原因として「個人の成長」ではなく「組織の成長」にフォーカスしすぎたことだと気付いた。仲間がどんどん成長していくのが嬉しかった。同時にコロナが

振り返る余裕なんてなかった

春頃、中国でコロナが発生。スマホでスワイプしながら、どこか遠くのことのように感じていた。瞬く間に世界中に広がり、自分たちの会社も大丈夫か不安な日々を過ごした。 まもなくして4月にはさまざまな繋がりある企業から相談が相次ぐ。 このシナリオは想像していなかった。もし自社のビジネスに大きな打撃があったとしても何ヶ月ほど社員を食わせることができるか計算しはじめていた。その真逆の状態に陥る。4月から6月末の期末まで新たな相談や悩みは増え続けた。 6月には開業している予定だったホテル

人生の基準点を定める方法

サウナブームになってから逆にサウナに入れる機会を逸してしまっている。「整うわ〜」という友人の発言を聞くたびに羨ましさが増していく。そして、今もまだサウナへはいけていない。 このサウナで仕上がった状態を「整う」と表現した人は誰だろうか。天才だなと思っている。一生懸命働いて、しっかり暮らしを大事にしていても、良いことも悪い子も色々巻き起こる。それが人生でもある。生きているとさまざまな要素が介入して「乱れ」てくるのだろう。 心身ともに健やかに戻す感覚が「整う」という言葉に至った

よく頑張ってると思うよ!知らんけど!

古いベンツの助席でうねうねと形を帰る雲を眺めている。 後ろの席では社員たちがぐっすり眠っている。遅めの社員旅行。忙殺される日々に一泊二日で旅に出た。年代物ベンツは借り物。高速を走るこの空間だけ昭和を走るようなタイムトリップ感。実際、目にした光景は大雨で荒れ狂う日本海に山の谷間にこっそり佇む古びた旅館だ。 僕はコタツにすっぽり収まって、風呂に行くもの、部屋で騒ぐもの、各々勝手に過ごす。気付けば昼寝をかます社員旅行。平和そのものだ。 むくりと起きてテレビを眺める。そういえば、最

仕事のミスを減らすシンプルな3つのルール

プロジェクトがスタートする時に大切にしていることがある。 それはプロジェクトに対する自分自身の理解を把握すること。 驚くほど当たり前のことだが意外とこの整理を付けずにスタートしてしまう。 料理を開始する前の下準備みたいなもので慣れたら無しでも調理できてしまうが特に新人や若手はしっかり準備しておいた方がいい。なぜその調味料が必要なのか、どういう役割を果たすかの体系的な効果は準備と結果のセットで持って理解へと繋がるからだ。今日はそれを超ダイジェストでお届けする。 状況を理解す

三年後会議をやろう

長田さんがめちゃくちゃいいことを言っている。 長田さんという人は、セトレというホテルを経営しているホロニックという会社のボスです。説明すると長くなる不思議なご縁でセトレのブランディングを依頼され、つい最近オープンしたPotelというホテル?ではブランドディレクターとして声をかけてもらっている。 打ち合わせは高い打率で飲み会へと変わり、めちゃくちゃ面白い発想だけが翌朝の記憶に残るという年齢それなりに離れているのに日本酒頼むタイミングとか、つまみの好きゾーンがかなり似ているこ

小さな組織のためのブランド戦略

私たちの会社では「ブランディング/リブランディング/新規ブランド立ち上げ」というジャンルの相談を受けることが多い。ブランドの定義は各所でされているので割愛するが、最近ある課題に直面していた。 従来のブランドロジックが当てはまらない文字通りなのだがこの課題に直面していた。従来のブランドロジックは弊社の場合VMV(Vision/Mission/Value)で組み上げる(MVVで組み立てるチームもある)。各ブランドごとに持っている接点をブランドリーゾームと呼び、その接触ステップで

覚悟を決めて、速度上げる

正直な話、経営とかお金とか1mmも時間を使いたくない。ただ期末期初に関してはグッと堪えて真摯に向き合う。頑張った方じゃないかと思う。もちろん社長は誰も褒めてくれないので一人事務所でこれを書いている。旧知の仲であれば想像つくだろう、松倉よく金回りやってんなーって。 さて、ここから戦の始まりです。4期にバッチバチ攻めたスタートです。 ガンガン作っていくし、発想していくし、怒られても突き進む。 (最近、仕事じゃないところでムッチャ怒られた。それは反省しています) 不思議なほど焦り

場への愛

ギュッと絞ると茶色い水がこぼれ落ちる。 期末に1人事務所の大掃除。気温は高くホコリが舞うのでクーラーはつけない。新品の雑巾があっという間に汚れていく。 打ち合わせをし、雑巾で乾拭き。また打ち合わせに出て次はワックス。事務処理を終えて二度塗りワックス。どんどんと綺麗になる床。新品みたいだ。床が綺麗になるにつれて僕は汗だくで汚れていく。さっきの雑巾みたいだな。 うちの社員もがんばったし、言葉を持たないこの秘密基地のような事務所も同じくらい頑張った。活かしきれないままの空間に少

ON/OFFの切り替えスイッチをどう作る

ドタバタと社員3名の面談を終える。3名に共通してON/OFFの切り替えに苦戦していた。経営側にいるとどうしてもその辺りはバグってくる。残業代もない。頑張った分だけキックバックがあるわかりやすい世界だ。でも自分と同じように社員を扱ってはいけない。各々の暮らしがあり、固有のストレスもある。 どうにか仕事の電源をキルスイッチができないかを最近ずっと考えている。機械の電源を切るように意識が切り替わればどんだけ楽になるだろうか。うちは残業をしない会社なので遅くても19時には仕事を終え

この店で一番いい防具をください

朝一でZOOMにつなぎ税理士さんチームと保険屋さんとで法人保険の話を一時間ほど決め込む。ごめん!わかんない!って言えるようになったのは、いつからだろう。自分で会社をやり始めると手続きやら税金やらいろいろ今まで見なくてよかった物事が仕事の半分を占め始める。そこをじっくり腰を据えて読み込むようになったのは大人になったなと思う。 今の会社をやるまでは僕はとてもわがままだったのだと思う。こういう面倒なことは任せて作ることだけをしてきた。でも、そういうことも会社を作ることと変わらない

【大切なお知らせ】新しい会社がスタートします。

新しい会社がスタートします。 僕を知ってくれてる方は急に何を言ってるのかと思われますが、Nue incともう一社誕生することになります。そこの代表も松倉が預かることになります。おいおい、気づいたら二社だよ。想像はすごいな現実になって立ち上がる。 Nue incは妖怪の「鵺(ぬえ)」です。次の会社も妖怪の「空狐(くうこ)」です。社名で遊ぶな!と突っ込まれそうですが、名前なんてどうだっていいんです。名前は器。そこに意味と信用が集まるので、もう自分の名前が「スバル」な時点で色々名

融資を受けてみた話

ずっと前の日記で銀行から融資の相談を受けて、会社的にはそんなお金に困っていないから自分のお金でなんとかした方がいいだろうと語っていた。しかしお金の勉強をいそいそ続けていくと、なるほどなぁと思うお金の不思議がいろいろあり、つい先日初めての融資を受けた。 僕の時間のなさのせいもあるが、結局2ヶ月ほど借り入れまでに時間がかかった。基本銀行はメールでのやり取りがなく電話。そして僕は大体打ち合わせ。かけ直そうと思うと大体営業終了時間。みたいなことやいろいろ必要書類も多く銀行の担当者(

自分らしい経営スケッチ

前職時代は三人のチームで孤軍奮闘スタイルで会社をやっていた。それはそれで面白かったけど、しっかり僕も歳を取り、自分だけしかいない会社を立ち上げ「アイデアだけで食っていく!」みたいな状態から、「みんなアイデアがある会社」に向かう途中が今である。 かねがね、一般的な会社のあり方がどうにも今の時代もう破綻しているんじゃないか?と思いながら今の会社を作っているので、じゃあ次の時代の会社ってなんだ?ってのをずっと考えている。答えはまだないけど、永遠にないのだろうと最近は思っている。