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【読書録】『検察側の証人』アガサ・クリスティー

アガサ・クリスティーウィーク4日目。第4位は、『検察側の証人』(原題:"Witness for the Prosecution")。昨日ご紹介した『ねずみとり』と同様、クリスティーの戯曲の中でも特に有名なもの。

中学生の頃、ハラハラドキドキしながら読んで、完全にノックアウトされた作品。結末を知りつつ、大人になった今、改めて読んでみても、やはり面白かった。

裕福な未亡人を殺害した疑いで起訴された若い男性の裁判で、その妻が驚きの証言をする…。もっとストーリーを紹介したいが、この作品も、アガサ・クリスティー作品の例にもれず、絶対にネタバレをしてはならないので、書けない。ああ、もどかしい…。

舞台は、昔のイギリスの弁護士事務所と裁判所。特に、法廷でのやり取りの場面を読んでいるときには、まるで目の前で裁判を傍聴しているような臨場感を体験できる。法廷系の推理小説やドラマがお好き方には、特に、面白いと感じられると思う。

こちらも会話中心のシナリオ形式で、比較的短く、テンポが良いので、クリスティー初心者にも読みやすいと思う。

ご興味ある方は、是非読んでみてください!

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