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【読書録】『オリエント急行の殺人』アガサ・クリスティー(&イスタンブール旅行記)

アガサ・クリスティーウィーク2日目、私の中でのクリスティー作品第2位は、こちら、『オリエント急行の殺人』(原題:"Murder on the Orient Express")だ。あまりにも有名すぎるのでご存知の方も多いだろう。

トルコのイスタンブールから、フランスのカレーに向かう、長距離夜行列車内で殺人事件が起きる。たまたま乗り合わせた、我らが名探偵ポアロがその謎に迫る。これを初めて読んだとき、このプロットには衝撃を受けた。(この作品もネタバレ厳禁なので、内容が気になる方はぜひ作品をお読みください。)

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数年前に、トルコはイスタンブールに行く機会があった。そのときは現地で別の予定があったのだが、何とか時間をやりくりし、オリエント急行の始発駅「スィルケジ駅」に立ち寄った。トプカプ宮殿とかアヤ・ソフィアといった世界的な観光名所の多いイスタンブールでは、それほど有名な場所ではない。でも、この物語の舞台であったため、どうしても訪れてみたかったのだ。

現地で、現地の人々に、普通に利用されている普通の鉄道駅なので、観光客らしき人はいない。誰でも出入り自由である。

駅の中、線路のすぐ側に、アガサクリスティーの写真などを展示しているレストランがあった。その名も、「ORIENT EXPRESS」。

大好きな作品のゆかりの地で、ゆかりのお店を訪れることができて、感激だった。お店の人に、日本から来たクリスティーのファンであることを伝えると、喜んでくれて、食事もしないのに、店内を見せてくれて、写真も撮らせてくれた。

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こちらのプレートに、テンションMAX!

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レストラン店内。『オリエント急行の殺人』ゆかりの写真が刑事されている。

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アガサ・クリスティー大先生のお写真!

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それから、アガサ・クリスティーが宿泊してこの作品を執筆したという、イスタンブール市内の高級ホテル「ペラ パレス ホテル」にも行ってみた。

豪華だけどクラシックな装飾が素敵なホテル。クリスティーが逗留したホテルにやってきたと思うと、やはり、感激だった。

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あいにくこのときは別のホテルに泊まっていたので、こちらには泊まれなかったのだが、イスタンブール再訪の機会があれば、必ずここに泊まろうと心に決めている。

本の紹介、というよりは、旅行記のようになってしまった。ああ、早く海外旅行を再開したい…!

国際色と旅情あふれる、推理小説の名作中の名作。まだお読みになったことのない方には、ステイホームの夏休みの娯楽として、おすすめします!

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