仕事と育児の両立について考える会

私のモヤモヤについてはなんとなく見えてきた。
これまでの人生「何事もちゃんとすべし!」と生きてきたが
それは多分、周りからの評価を得たいからだった。
ワーママ生活は、「あれこれ中途半端だ」と心のどこかで思っていて
つまりは、ちゃんとできずに評価してもらえないかも→不安
がモヤモヤの原因なのだろうと、今この時点ではそう認識している。

ほかのワーママ達はどうなのだろうか。
「何もモヤモヤすることなんてないわ。いつもすっきりしています!」
と言い切れるワーママは少ないのではないかと思う。

「仕事と育児の両立について考える会」
というワークショップに参加してみた。

自分らしい働き方、子育ての仕方について、一緒に考えていきませんか?

【こんな方にお勧め】
・子育てと仕事の両立に不安を感じている。
・職場に働くママがいなくてロールモデルがいない。
・他社の子育て社員の働く環境を聞いてみたい。
・家族とのコミュニケーションを円滑にしたい。

概要にはこのように書かれてあった。
「じぶんらしい働き方」これを探るのが私の参加目的。
モヤモヤの原因が先述のどおりであるならば、どういう姿勢で働くべきか。

参加者は少なく、私ともう一人だけ。
けれども、ファシリテーター3名も同じワーママなので計5名でワーク。

① 育休復帰からの仕事には満足しているか?

これまでに職歴を皆で共有。
その上で、仕事にどんな考えや想いがあるかを発表

Aさん:就職直後は初めて覚えることもたくさんあったが楽しかった。
 ⇨ 過去にも異動数回。育休復帰後は経験ある古巣に戻していただき
   やりやすかった。
Bさん:保育園に入れず会社を辞めて長年専業主婦。
 ⇨ 子供に手がかからなくなり再就職したが、任させるのは電話当番や
   簡単な事務作業のみ。モチベーション上がらず休職。
 ⇨ 先月から新しいポストをいただき復帰。今は充実。
Cさん:若い頃はとにかく数をこなしていた。社歴も長く教える立場に
 なったため、皆のやりやすい環境を考えるようになった。
 育休復帰後は「明日はない=子供の急な病気など」と考え、今すぐ
 他人が担当してもチームに迷惑がかからないよう「タスク進捗まとめ」の
 共有化に努める。
 ⇨ 仕事も育児もやることが多く、とにかく効率を考えるようになった。
Dさん:365日稼働している業界なのでハードに働いてきた。
 ⇨ 会社初の「育休復帰&フルリモートワーク」。前例なく探り探り。
 ⇨ せっかく入れた認可保育園に疑問をもち認証へ転園。落ち着かない。
私:育休に至るまではとにかくがむしゃら。大変な分、やりがいはあった。
 ⇨ 上司にも恵まれ、いきなりフルタイムで復帰してもやりやすかった。
   しかし体制の変化で次第にやりにくさを感じるように。自分らしく
   働くことを目的に転職。両立もできているが、なぜかモヤモヤ中。

Aさんは、人事部にてダイバーシティ推進を担当。
自らの経験より一言。
👉 100人いたら「働き方」も100通りなのよね。

ここにいるワーママたちを悩ませたものは様々。
「簡単な仕事しかやらせてもらえなかった」
「保育園にトラブルがあった」

復帰したくでもできない人もいる
保育園に入れない人もいる
だから、そんなのは贅沢な悩みだと非難されるかもしれない。
「せっかく復帰できたんだから頑張らないといけない」
「せっかく保育園入れたんだから我慢しないといけない」
こうじゃなきゃいけない、という思いはますますワーママを苦しめる。

悩みが発生したらそれをまるまる拒否できれば楽なのだろうが
理由はどうあれ、皆、それができないから悩みが深くなる。

私の場合、「ちゃんとしなければいけない」がそれだった。
当時はシフトで21時まで業務している部署に所属。
役職者として少しでも長い時間現場にいたかった。
けれども、育休復帰してからは仕事の幅を拡げる余裕がなく
だから皆のサポートが全くできていないのではと落ち込んだ。
時短にすればよかったかもしれないが
フルタイムにこだわったのは見栄だったのかもしれない。
見栄により余裕がなくなった私は、家庭では怒りっぽいママになっていた。
全然「ちゃんと」なんかしてなく、あちらこちらで自己嫌悪。
働き方でなく職場を変えようと思ったのは
新しい環境に身を置くことで見栄から離れられる気がしたからかも。
そして、それにより自分が一新できるような気がしたからかも。

結局、「こうじゃなきゃいけない」って独りよがりなのかもしれない。
自分の優先順位。
最優先したいと思っていることがそうはできない。だから悩む。
できない…。
ひょっとしたら、優先すべきことそのものが違うのかもしれない。

② お互いを知ろう!

1.「仕事」から思い浮かぶ言葉を5個
2.「育児」から思い浮かぶ言葉を5個
3.出た言葉(10個)を日常の中でよく浮かぶ順にならべよう

セミナー①

セミナー②

セミナー③

「日常よく思い浮かぶ」ということはそれが優先されているということ。
不安やモヤモヤがあるのであればそれがその要素になっている可能性も。

私の「こうじゃなきゃいけない」はここでも露見。
(「イエロー=仕事」「ピンク=育児」が私のワーク)
最優先が「タスク」だった。育児のキーワードも toDo が多い。
何でもかんでも「ちゃんとやらなくちゃ」と思っていることで
自分を追い詰めているのかもしれない。

他の人が挙げている育児キーワード(ワクワク、楽しい etc)
自分もそれを思っているはずなのになぜでてこなかったのか。

アウトプットしてみて気づいたこと。
私、やっぱり両立なんてできていないのかもしれない。
両立に「ちゃんとしなきゃいけない」を求めるから苦しいのだろう。
とはいえ、40年以上「ちゃんと」を基準に生きてきたので
これを急に変えることは難しいが、それに気づけただけでもよかった。

そして、本当に自分が大切にしたいものにも気づけた。

③ 「3年後どうなっていたいか」具体的に書き出そう

仕事も育児も気楽に取り組んでいたい

「ちゃんと」の逆を考えてみた結果
私にとってのそれは「リラックス」だと思った。

決して手抜きではない。そして、ちゃんとすることも必要。
しかし、もう少し気楽な心持ちであれば
妙な見栄もなくなり、自分軸が整う気がする。
まさに「じぶんらしい働き方」ではないだろうか。

私が目指す育児と仕事の両立は
時間とか物理的問題とかそういった類のバランスを意味してはいない。
やじろべえのように、軸さえまっすぐであれば自ずとバランスはとれる。
それが両立。


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「育児と仕事の両立」はワーママ達の永遠のテーマ。
両立の考えは人それぞれ違うかもしれないが
それは育児のフェーズ、仕事のフェーズにも左右されるだろう。
②の結果も毎回変わるようだ。

このワークは自己啓発というよりは「今の自分を見つめる」要素が強い。
アウトプットがここまで自分に響くと予想していなかった。
付箋を使ってキーワードを可視化するので
自分で気づける、理解できる、そして「考える」。

何をどう考えていいか分からないからモヤモヤする。
考えるべきことを知ることができる、それだけでも楽になれる。

今、私が考えることは「気楽に」取り組むこと。
前回の16personalitiesによる「最も得意なことをするのが一番」
にリンクできるかもしれない。

自分の強み、得意なこと。
たぶん「整えること」「縁の下の力持ち的なこと」かな…。

何ができるだろうか。






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