「わたし」ってどんな人なのか

ワーママとして楽しく働く。
モヤモヤする私の内面を知りたい。
たぶん、私が思う「わたし」とはズレがあるから
モヤモヤしているんだろうと思う。

私の思う「わたし」
40代、女性、地方出身東京在住(もはや東京暮らしのほうが長い)
夫あり息子あり、保育園ワーママ
趣味は踊ること、美しいものに触れること、つくること、旅行
筋が通らないこと嫌い、でも人はめったに嫌いにならない
すぐいろいろ気になる
学生の頃はリーダー、負けず嫌いだったかもしれない
早く大人になりたかった

よく言われがちだが
特に日本の女性は
結婚すると「◯◯さんの奥様」
子供ができると「◯◯ちゃんのママ」
と、「個」が失われることが多々あり
名前を呼んでもらえないとか、一人の女性としての生き方が~とか
それを論点にしたりもするけど
私は正直、そんなのどうでもよかったりする。
私次第だから。
「◯◯の妻の私です」「◯◯ママの私です」といくらでも一人称にできる。
それすべてひっくるめての私なんだろうと思う。

先日、お世話になっている年配の男性に
「あなたの夢って何?」とたずねられて…正直、言葉に詰まった。
子がこんな風に育ってほしい、とかそういうのはあるけど
それって「ママ」である私の夢。
もちろん、ママひっくるめての私だから
子の成長への望みも一つの夢かもしれない。
では、ママではない部分の私は何を夢と言えるのか…?

ふり返ると、これまで「夢」ってなかった。
育った環境から、「目の前のことを着実にきちんとすべし」と生きてきた。
枠からはみださない、現実しか見ていない。
可能性を広げようなんて思うことすらなかった。
大人の考えるちゃんとしたことをちゃんとやる、
そんな子供だった私を周りは「規範的」「よい子」と思っていただろう。 

実際に、大人になってからも「きちんとした人」と思われている。

それが私です、というとそういう気もするけど
きちんとするのはそのほうが楽だから、という側面もある。
「きちんとする」というよりは
「うまく回る」ように行動するということかもしれない。
意識的にも無意識にも私を抑えて。

「I want」がないわけではない。
でも、抑えるクセがついてしまっているので
純粋な「I want」はもはや自分でも分からない。

心に奥深くにしまい込んでいる想いって一体何だろう?

こんなの、たぶん誰に聞いても分からない。
自分で気づかない限り、それは答えにならない。

だから、とりあえず性格診断で探ってみた。

16 Personalities
世界で割と広く使われているらしい。
ルールは3つ「12分以内に答えましょう」「正直に答えましょう」「できるだけ中立の答えは避けましょう」
自己申告の性格診断なので、あれこれ考えずにパッと答えることで
深層的なものが現れるのかもしれない。

そして結果は…「領事官型のESFJ」。

16パーソナリティズ結果(番人グループの領事館)

16結果

16結果2

16結果3

社会や組織に忠実で、秩序や計画を好む。
周りの空気に敏感で、自分のアイデアが拒否されると傷つく。

そうかもしれない。
人に拒否されないように
うまく回すように「きちんと」しているのだから。

主人に言わせると、「それってかまってちゃんだよね」と。
しかし、実際はそうでないと彼は思っているので
そうつぶやいたところで、この結果を信用はしていないようだ。

でも、「私のアイデアを受け入れて!」という隠れた主張は
「私を見て!」と同類ではないか、と考えると
少しゾクッとする。

心の奥にある承認欲求。「I want」の源はこれだろうか。
誰かに認められたい、誰かに必要とされたい、誰かに喜ばれたい。
裏を返せば、承認されないことへの不安感があるのかもしれない。
やっぱり、「かまってちゃん」かも。
そんな「わたし」は想定外。

モヤモヤはそこなのかもしれない。
勉強や仕事はやればやっただけ結果も出たし、人に認められた。
これまではそれで自己満足を得ていた。
しかし、ワーママ生活では仕事にフルコミットできず
私は一旦、自分の存在意義を見失っている。
そして、手探りの育児では自分のやっていることに確信がもてず
育児と仕事を両立しているつもりでも
実はあちらこちらが中途半端だと
心のどこかで思っているのかもしれない。
「ちゃんとできない」→「承認してもらえないかも」→「不安」

ワーママなんでそんなもんだよ、という人もいるだろう。
そうやって人として母として成長する、とか。

この性格診断の結果を借りるのなら
よく知らない「わたし」とうまく付き合うには
「最も得意なことをするのが一番」。
それでモヤモヤもすっきりするのかも。

すっきりしたら夢も見えてくるかもしれない。

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