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人気カウンセラー根本裕幸先生の新刊『7日間で決められる人になる』発売前レビュー。癒され前向きになれる一冊。【追記あり】

今の職場を辞めるか、続けるか。プロポーズを受けるか、ちょっと待ってと言うか。はたまた今日のランチはどうしようか、着ていく服は何にしようか。

人生は決断の連続。だけど何かと決められない、迷ってしまう。決断力を上げたい!

そんな方におすすめの一冊が、根本裕幸先生の『7日間で自分で決められる人になる』です。2020年10月2日発売で、予約開始しています。

ある日根本先生がメールマガジンで「発売前の本のゲラを読んで感想下さい、ブログに書いてもいいです、先着順です。」という内容を仰っていたので、すぐさま「感想書きたいです!」と返信したところ、運良く先着に間に合いました。ゲラを拝読し、こうしてレビューを書かせて頂くことに。

かつてボロボロだった私を救ってくれたものの一つが、根本先生の著書でした。先生、ありがとうございます。恩返しのつもりでレビュー記事を書きます。

根本裕幸先生って?

3か月予約が取れない人気カウンセラー。キャリア20年を超えるベテランです。

精力的にカウンセリング、講演会、お弟子さん育成などの活動をされ、大人たちのお悩み相談にオフィシャルブログで回答し、様々なメールマガジンを発行し、Twitterでも活動。最近はラジオサイトやアプリのVoicyYouTubeでも日々発信を続けているすごい方。

著書は、ベストセラーの『敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法』『つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法』など多数。こちらもおすすめです。

根本先生の本はとても読みやすい文体で、スッと頭に入りやすいのです。「そうなっている今の自分の原因はこうじゃない?」という感じに、優しくクライアントさんやご自身の実例を挙げて下さるので分かりやすい。

上記の「7日間で」シリーズは、本編の文章を読んで今の自分のこわばりを解きほぐし、7日間、簡単なワークを行っていきます。

新刊はどんな本?

新刊『7日間で自分で決められる人になる』は、短い期間で集中的に自分と向き合うことで、変化を実感することができます。既刊「7日間で」シリーズと同様の構成。今までの本が好きな方にもおすすめです。

新刊は1日目から7日目まで、「なぜ決められない人なのか?」などの、日替わりのテーマがあります。

1日目では現在までの自分の決断について新しい視点を投げかけられ、
2日目になぜ決められないかのタイプを複数提示され、
3日目にこれまで身に着けたよくない習慣を手放し、
4日目で感情をちゃんと出せるか問いかけられ、
5日目で自分に自信を持つ方法を提案され、
6日目に自分で決める心構えを教えられ、
7日目は今後の展望や決めかたのコツを示して下さいます。

1日分の本編が終わると、2つ~4つの、質問に答えたり、行動を勧められるワークがあります。1日目のワークは「もし過去がこうだったら、あなたは今どうしていたと思いますか?」といった内容でした。

手持ちのノートやスマホのメモ帳に自分の気持ちを書いていき、わくわくしながら取り組むことができます。
自分で自分を振り返り、無自覚だったことを自覚することで、気持ちが軽くなっていきました。行動するワークも、やってみると心にいい作用があると気付きます。

本編でもワークでも、意外な発見の連続。「ああ、自分はかなり頑張ってきたんだな」「自分を大事にしよう」と思えましたし、「本当はこんな生き方が向いていた!」と分かります。

ただ単に「決断力アップ」だけではない、「本来の自分のキャラクター」「自分に向いている生き方」なども分かりました。

新刊はこんな方にもおすすめ!

①決断力が欲しい

②自分探しをしている

③仕事を独立するか迷っている

④プロポーズを受けるか迷っている

⑤夫婦関係を続けるか迷っている

⑥親が過干渉で決断に迷う

⑦本来の自分がどんなキャラクターなのか知りたい

⑧これからどういう生き方をしたらいいか明らかにしたい

⑨身内や友達が悩んでいるから力になりたい

※③〜⑧は本編に、クライアントさんの同じ悩みから解決までの実例が載っています。解決の経緯を知ることで、自分にも生かすことができそう。
また、実例を知ることで、周囲の人の手助けやアドバイスにも役立ちそうです。

新刊の「はじめに」引用

引用元は、根本先生のこちらの公式ブログ記事です。

公開にあたっての、先生のコメントはこちら。

こんな方に向けてこの本は書かれています、というお話をさせていただいているのが「はじめに」ですので、ぜひともご一読いただけたらと思います。

以下、太字部分はゲラ準拠の、「はじめに」引用となります。

この世には、ふたつの島があります。
ひとつは、
「自分で決められない島」
自分で決められない島には自分で決められない人たちが住んでいます。
自分で決められない人たちは常に周りの意見や評価を気にして自分で決められずにビクビクしながら生きています。
何かを決めても少しでも誰かに反対されたらすぐに自信をなくしてしまいます。
自分で決められない人たちは自分で決めていないので、失敗したら誰かのせいにし、「こうすればよかった」と後悔します。
この世の中は失敗をせずに生きていくことはできないので、自分で決められない島では誰かの不平不満で溢れています。


もうひとつは
「自分で決められる島」です。
自分で決められる島には自分で決められる人たちが住んでいます。
自分で決められる人たちは周りに意見を求め参考にしますが、最終的には自分で決めます。
たとえ誰かに反対されても自分の心の声に耳を傾け
「それでも私はこうしたい」
と自分を貫きます。

自分で決められる人はそれで失敗したとしても誰かのせいにはせず自分の責任だと思います。
自分で決めたので、失敗したら後悔ではなく反省し次に活かして前に進みます。
成功したら意見をくれた人に感謝をして成功を一緒に喜びます。
自分で決められる島は感謝と思いやりで溢れています。

はじめに

朝起きて、「よし、○○にしよう!」と決める。昨日まで散々迷ったけど、今日こそは、前に進むぞ……意気揚々と家を出る。そんな勢いも束の間。会社に行って上司の不機嫌そうな顔を見たら、「やっぱりやめといた方がいいかな……」と不安になってくる。同僚に聞いてみると「こっちの方がいいんじゃない?」と言われた。そういえば前に友達だって……。朝、あんなに硬く決意したのに、昼にはもう自信ない……。

ああ、なんで私はこんなに迷ってばかりなんだろう……。

この本は、そんな
・他人の意見が気になりすぎて自分で決められない
・少しでも反対されるとすぐ自信がなくなる
・ウダウダしている自分が嫌いになってくる
・いっそのこと他人に決めてもらった方がラク
という人に向けて書きました。

私自身、かつては決められない人でした。
「失敗したらどうしよう……」
「あの人ももう少し準備してからの方がいいって言ってたしな……」
20年前。企業のSEとして働きながら、カウンセラーの仕事も少しずつ始めていた頃。
カウンセラー一本で生きていきたいと思った私は、一度退職届を会社に出しますが、こんな思いが頭の中をグルグルとかけめぐり、会社は退職を認めてくれたにもかかわらず、退職届を撤回します。
退職を撤回したあと、上司や先輩から「こいつは一度決めたことをくつがえす弱い奴だ」と思われているんじゃないか、とビクビクしていました。
また、会社に迷惑をかけたという罪悪感も強く、それを挽回しようと何とか頑張ろうともがいていました。もちろん、ますます自分のことが嫌になりました。
自分には決断力がない。一度決断してもそれを押し通すだけの強さがない。つまりは、決められない情けない奴なんだ、とずっと思い続けていました。

そこで、自分に自信をつけるため自己啓発書を読み漁りました。
それらの本に書かれていたことは、簡単に言うと「行動しろ」でした。失敗してもいいから、行動しろ。行動しなければ何も変わらない、と。本を読んだあとは、やる気になるのですが、結局失敗してもいいと思えず、行動できませんでした。そして、行動できない自分がまた嫌になるのです。

今から思えば、そうした本に書かれていたのは、元々決められる人が書いたもので、決められない島の住人の私にとっては、どうもピンとこなかったのだと思います。
先ほどの「島」の話を持ち出せば、「決められる島にいる人が、同じ島の人たちに向けて書かれた本」のように思うのです。私が望んでいたのは「決められない島からどう
やって脱出して、決められる島に移住できるか?」という話でした。
周りの人にも相談しました。
自分の道を突き進んでいる人は、私にとってとてもキラキラして見えました。
その人たちは、みな自分で自分の道を決めていました。
そして、こう言います。
「どっちでもいいと思うよ。自分で決めるのが大事だよ」
「ほんとうはどうしたいの?」

「そうですよね」と答えながら、私は心の中でこう思っていました。
そんなこと言われても……

その後、私はカウンセラーを専業として歩み始める中で、クライアントさんを通じてさまざまな人生の決断の場面に出会うことになります。
「会社に残るべきか、独立して起業すべきか」
「夫と離婚すべきか、結婚生活を続けるべきか」
「両親を引き取るべきか、施設に預けるべきか」
「子どもを産むべきか、産まずに夫婦二人で生きていくべきか」等々。
2択ではなく、さらに多い選択肢で悩まれる方もたくさんいらっしゃいます。
そうした方々に私は、かつて私が相談した自分の道を進んでいる人と同じように「どっちでもいいですよ。好きな方にしてください」「自分で決めることが大事ですよ」とお話しています。
もちろん、「好きに決められないから困っているのに……」という相談者の胸のうちもわかっているので、じゃあ、どうすれば自分で決められるようになるのか、自分で決めたことに自信が持てるようになるのか、を心の専門家として相談者と対話しながら、導いてきました。
そんな私がカウンセリングで行っている、自分で決められない人が、自分の直感を信じて決められるようになる方法をこの一冊の本にすべて詰め込み、7日間で習得できるように書きました。

この本は、自分で決められなかった当時の私が読みたかった本です。 

武器を身につけるのではなく、鎧を脱ぎ捨てる

本編を始める前に、少し注意してほしいことがあります。
この本には、「答え」がのっていません。
「私はどうするのがいいのでしょうか?」「Aの道とBの道とどちらを選べばいいのでしょうか?」というご相談を毎日のようにいただくのが私の仕事です。心理カウンセラーとしてのべ2万人もの人にカウンセリングしてきましたが、私はこのような相談に対して、「Aの道を選ぶといいですよ」とお答えすることはありません。先ほどもお話ししたように「どっちでもいいですよ。自分で決めてください」とお伝えしています。
もし、私が相談相手に「Aの方がいいよ」と答えを提示して、それでうまく行ってしまったら、また次の分かれ道が来たときに私に決めてもらいたくなると思いませんか?
それは私の営業成績的には大変助かるのですが(苦笑)、あなたの人生において、長い目で考えると不幸なことになるのではないでしょうか。
同様にこの本でも、「迷ったら離婚した方がいい」「会社を辞めるべき」と答えを提示することはしていません。 

「自分で決められるようになる」と聞くと、自分を強く持つために、何かを身につけなければならない、他人に流されないために、武器を身につけなきゃ……と思う人もいるかもしれません。しかし、この本を通してやることは、「身につける」ではなく「そぎ落とす」です。
他人に敏感でなかなか自分で決められない人は、今まで「嫌われないため」に、「失敗しない」ために、さまざまな鎧を身につけてきました。その鎧を脱ぎ捨てて本来の自分を取りもどしていくイメージです。
先ほどお話しした、退職や結婚も自分で決められなかった私が、自己啓発書を読んでも決められるようにならなかった私が、なぜ決められるようになったのか。
それは、心理学に出会い、大人になる過程で身につけ自分を縛っていた、思考の癖に気がつき、それを解きほぐすことができたからです。
この本は正しい選択が早くできるようになるのではなく、心の底から納得した選択ができるようになる本です。
不安や怖れでいっぱいだった心の内側が根拠のない自信で満たされた状態で前に進めるようになることを目指します。

「失敗しない」ではなく「たとえ失敗してもいいと思える選択」をする

私が「決められない人」から「決められる人」になり、心理カウンセラーとして20年間さまざまな人を見てきて、確信していることがあります。それは、結局は、誰かに反対されたとしても、自分が心から納得できる選択をした人が、充実した人生を歩んでいるということです。特に、未来が誰も予想できない今の時代に幸せに生きるには、他人をよりどころにするのではなく、自分自身を信頼して前に進める力が必要だと痛感します。
自分が心の底から納得して決めると、仮にその選択した結果が思うようにいかなかったとしても、後悔しません。「自分が決めたことなんだから仕方ない」とその結果を受け入れやすくもなり、また次に進むことができます。
こういう人は、一見失敗したように見えても、その失敗を受け入れて前に進んでいけるので、結局うまくいくんですね。これが「自分で決められる島」の住人で
す。自分で決められる島の住人は失敗しないわけではないのです。

もしかしたら、あなたは今、自分があまり好きではないかもしれません。
そんな自分を変えたい! と思っているからこそこの本を手に取っていただいたのだと思います。
私は、あなたそのものを変えることはできないと思っています。ただ、思考の癖は変えられます。
この本では、あなたそのものを変えるのではなく、あなた自身が、素の自分に自信をもち自分で決められるようになってもらいたいと思っております。
なぜなら、他人に敏感で、他人を優先しすぎて決められないあなたは、とても優秀だからです。この殺伐とした世の中で、他人の気持ちを考えられるって素晴らしいことじゃないですか。そんな素晴らしいあなたが、自分で決められるようになったら、その敏感さはとても大事な才能になります。その敏感さを無駄にしないように、この7日間を一緒に進んでいければと思います。

では、「決められる島」に向けて出発しましょう!

試し読みもできます

サンマーク出版のサイトで、2020年10月2日の発売日までなら、本編「2日目」93ページまで無料で「サキ読み」可能。
発売日を過ぎると、読めるページが少なくなります。

メールアドレス、氏名、年齢、性別を申込フォームから送信すると、メールでデータが送られてくるそうです。

おわりに

少しでも気になった方は、本を手に取ってみてはいかがでしょうか。読了してワークを終えた後には、きっと新たな風景が広がっていることでしょう。

根本先生のブログで、この記事を紹介して頂きました。Twitterでシェアまでして頂けて嬉しいです。ありがとうございました。


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