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【New photos】に想いを寄せて〜会社員とプロダンサーの二足の草鞋を経ていま〜

数年前にニューヨークで出逢った自分と
約束したことはただひとつ。
『演者から逃げない』
だってこんなにも演じることが好きだから… 

昔は会社員とプロダンサーの2足の草鞋を履いていると言われていたけど、今は演者の中で表現のジャンルを複数もつことができ、何足も草鞋を履いている気分で、いまの自分はそれが最高に楽しいです。

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ダンスは変わらず自分にとって空気みたいな存在であり、一番の強みであることに変わりありませんが、コロナをキッカケに、自粛中から1年間ライバーという経験をし、毎日4-5時間喋り続けるという生活に。配信のコンテンツの一環として長年のブランクを経てピアノを再始動、同時に広告モデルや、映像を中心に女優など表現の幅を広げる活動を意識的に増やし始めました。多分心ではずっとやりたかったことだったから、これがもう本当に楽しくて仕方ない…

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人生とは不思議なもので、いつかピアノに関わるお仕事もしたいななんて思い始めていた頃に、現在ロングランの常設で関わらせて頂いているVenus of Tokyoのピアニスト役のご縁をいただくことが出来ました。本当にご縁でしかないし、とても嬉しかったです。

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じぶんの思い描くレベルが来たらはじめよう!なんて思っていたら人生終わっちゃいます。だって一生そんな日は来ないから。だから思い立ったら未熟でも飛び込んで、現場を通して磨いていくんだという気概が大切なように思います。足りてるなんて思えたことは一度もないです。でも気持ちだけは常に誠実に、未熟な自分を受け入れて思い描く表現に毎日一歩でも近づけたらOKだと思ってます。

私にとっての理想の状態は、『踊ること、演じること、喋ること、演奏すること、魅せること…すべてのことを、同じ『表現』という同一線上の中で縦横無尽にナチュラルに、行き来できる状態』です。

やればやるほどわからない、遠くなる、瑣末ながらも経験があるなんて言うのも烏滸がましいと思える。そんな果てのない表現の世界に、死ぬまで沼りそう…というか普通に死ぬまで向き合っていくことでしょう。 

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笑顔と同じくらい、怒りや悲しみ、嫉妬、すべての感情が素晴らしいと、やっと思えるようになったいま、身体にさまざまな感覚や感情を憑依させて、『こんな生き方もあるんだよ』『あなたの生き方はどれも素晴らしい』と全力で人を鼓舞したいな〜と思っています。

私は自分から『こうあるべきだ』と提示をしたい人間では無いような気がします。というか、そうされたくなくて、嫌悪して、それなのに周りを気にして、それに悩まされ続けて有象無象の感情で混乱し続けた人生でした。沢山のコンプレックスにまみれ、(当時は良く無いと思っていた)多くの葛藤からくるドロドロの感情たちが、笑顔の裏には常にあった。全方位の『べき』という期待に答えたい人生だったので当然です。

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でもいま改めて、人間の感情はどれも素晴らしくて、そのひとつひとつに『よいわるい』の意味づけをしているのはただただ人間なんだって、心から思うのです。自分でじぶんにナイフを入れ続けるのはとても怖いし痛いです。私もそうだったのですごくわかります。

人生色んなことあって色んな感情になるんだけど、それもいいよねって、大丈夫だよ、って、分の表現を通して人の感情に寄り添うようなことをし続けたいのかなぁと、うっすら思ってます。みんなの隣でなんか微笑んで笑っているような人?『この人いるとなんか安心する』みたいな存在でしょうか。

感情移入しやすい人間なので、今までは人に対して、割と自分の経験や感情と結びつけて短絡的に共感してしまうことが多かったのですが、今はもっと繊細に、相手の思っていること、伝えたいことを汲み取りたいという意識がとても強いです。

同時に、相手の感情を100%知ろうなんて烏滸がましいとも思っているし知ることはできない。そのことをきちんと理解しておく事も大切だと思うし、だからこそ想像して少しでも寄り添うことができれば、それだけでも本望です。

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私は表現を通してみなさんの隣で『大丈夫、大丈夫』って言い続けたい。それはきっと、不安で心配性な私が自分の人生の中で喉から手が出るほどずっと言われ続けたかった言葉でもあるのだと思います。表現はいつだって自分にとっては他者とのコミュニケーションツール。自分にとってはジャンルという分け方ではあまり考えていないのです。カッコいいことは言えないけど、これがいまの自分の等身大の気持ちです。

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同じ名前の尊敬する女優さん
『プロフェッショナル・仕事の流儀』に出演された吉永小百合さんはこう言いました。

『60年間、自分をプロだと思ったことはありません。でも、この取材を通してプロになるにはどうしたらいいか、自分を見つめ直せたらと思っています』

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うぅ…何とも言葉が出ないような、
心が洗われるお言葉です。

そんな吉永小百合さんのように年齢を重ねても深い精神性を持ちながら、ピュアで少女のような心と気品を持てるような女性になりたいなと思います。
(何より本当に可愛い🥲)

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いつもnoteをお読みくださる皆様、
noteを通して出逢ってくださった皆様、
本当にありがとうございます。
日頃の応援に、心から感謝いっぱいです。

これからも応援よろしくお願いいたします!!

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2021.11.11
SAYURI


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