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藤井青銅の本

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プロフィール紹介も兼ねて、これまでに出した本を紹介。
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2019年8月の記事一覧

超日本史

超日本史

この本には可哀想なことをした、と思っている。いえ、内容の話ではないですよ。たまたま発売時期が、「「日本の伝統」という幻想」「元号って何だ?」そしてこの「超日本史」と続いたので、あまり宣伝できなかったのだ。

でもね、騙されたと思って、まあ読んでみてください。だって以前から評判がよかった本なのです。一番最初は単行本で出ました。

「戦後50年記念本」と、勝手に記念しているのに驚いた! いかにも、ぼく

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元号って何だ?

元号って何だ?

今まで、ほとんどの人は元号に興味を持っていなかった。が、「2019年に平成が終わって、新しい元号になる」というニュースで、急に元号に関心を持ち始めたのだ。
当然のことながら「早すぎる男」であるぼくは、すでに2015年「元号」に注目して、本を出していた。その頃はまだ、だ~れも元号に興味を持っていなかったので、あまり売れなかったけどね(世間で元号が話題になると、この出版社は急に「電子書籍にします!」と

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「日本の伝統」という幻想

「日本の伝統」という幻想

ありがたいことに、前作「「日本の伝統」の正体」が評判になったので、あちこちでその話をしました。元々ぼくは、自分の本が出るたびにスライドショーを行います。これは発売記念のトークイベント。でも「ただオッサンが出てきて本の宣伝をするだけじゃつまらない」と思うので、エンタメ色の強いスライドショーにするのです。
おかげで、本を書き終わった後も毎回スライド作りの手間が大変でヒイヒイいってます。もっとも出版社に

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「日本の伝統」の正体

「日本の伝統」の正体

ぼくの本には珍しく、話題になり、売れました。「発売たちまち重版」という宣伝文句には憧れるけど、しょせん他のベストセラー作家さんのことだよなあと思っていました。が、まさかこの本でそういうことになるとは!
この「まさか」の意味は二つあります。
1 まさか藤井青銅ごときで。…これまで何十冊も出してきた本は死屍累々という駄目作家なので、そう思うんですね。
2 まさかこの企画で。…実は、この本の企画メモは2

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幸せな裏方

幸せな裏方

さぼっていた自著紹介を、ひさびさに再開します。

「幸せな裏方」は新潮社から出ました。ぼくが今までにやってきた仕事のコラム集です。元々はWeb連載していたもの。連載のキッカケは、
「これまでに経験してきたことは、『ラジオな日々』と『ラジオにもほどがある』に書いて来た。でも、どっちも物語の形で書いているので、流れの中に入れにくいエピソードがいっぱいある」
というぼくの言葉に、
「じゃ、それを書いてく

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