とっておきの輝きを、いつまでも。
こんばんは。
今日は手元にある真珠の整理をしていました。
そこで、久しぶりに眺めていたのが、
このパール。
このパールは、淡水パールの一種で、
非常にめずらしい真珠です。
ここでは、廉価な淡水パールと区別するため、
湖水真珠と呼ばせてくださいね。
金属のようなメタリックカラーと、かわいい自然なビーンズ型。
当時個人輸入していた際に、ひとつぶだけ紛れ込んでいた、キラキラの宝もの。
見つけたその瞬間に、わぁっと心を奪われ、
胸が高鳴ったのを今でも鮮明に覚えています。
こんな真珠、見たことない。
これがたくさん手に入ったら、きっと誰もが目を奪われて、夢中になる!
当時の私は直観でそう感じたのでした。
そして、産地に行ったら、たくさん手に入るのだろうと、考えていたのです。
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さて、そんな夢を描き、いざ中国の産地を訪れるのですが…
ない。どこにも、ない。
現実はそう甘くはありませんでした。
どこの会社を回っても、
そんなのは、数万個に1つあるかないか。
たくさん収穫しても、見つかるとは限らない。
宝探しのようなものだから。
そんな特別な真珠だけを仕入れるなんて、贅沢なことはできないよ。
そのひとつぶはとても貴重だから、大切にしてね。
そう言って、他の真珠を勧めるのでした。
丸々2日間かけて、通訳さんに手伝ってもらい、どこに問い合わせても、結局見つけることはできませんでした。
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それ以降、産地から届いた真珠を見るたびに、
光沢のあるメタリックパールを探して見つけては、大切に、大切に保管しています。
そして、数が揃ったタイミングで、特別なパール、湖水真珠としてお客様にご提供しています。
例えば、この子たち。
sawa pearlのカラフルとっておき湖水真珠です。
近頃、この子たちを求めてくださる方が増えてきて、とてもうれしいです。
それと同時に、この真珠たちを手に入れるまでに、どれくらいの時間がかかっているか。
また、淡水パールのうち、数パーセントしか採れない貴重な湖水真珠であることを、ちゃんとお伝えしたいな、と思うようになりました。
ちょっと長いですが、読んでいただけると嬉しいです。
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sawa pearl のとっておき湖水真珠(高品質淡水パール)について:
白い真珠を、染めたわけではありません。
この色は、真珠貝の裏面の色に影響を受けて生まれた、自然の色です。
そして残念ながら、オレンジだけ、紫だけ、ピンクだけ、と指定してたくさん仕入れられるわけではないのです…
また、真ん丸のアコヤ真珠と異なり、短期間では採れません。1㎝を超えるこの子たちを育てるのに、なんと約7年かかっています。
決して「丸くなれなかった」のではなく。
天然真珠に近い手法で養殖されるため、自然な形をしているのです。
真ん丸な真珠は、通常「核」と呼ばれる丸く貝を削ったものが入っていますが、この子たちに、その核は入っていません。
真ん丸な真珠は、核の周りに1~2mm しか真珠層がないものが多いところ、この子たちは、ほぼすべて、真珠層でできています。
だから、深い輝きがあります。
あ、ちなみに、比較的、汗や水にも強いんですよ。それは、上に書いたように、真珠層に厚みがあるからです。
真珠クロスやクリーナーで磨くと、新しい真珠層が現れるので、輝きを取り戻します。
そして実は、産地から仕入れた真珠を、さらにひとつひとつsawa pearlで確認し、そのうちのほんの一部しか、皆さんにはご紹介していないのです…
国内の展示会でも、百貨店でも、どこのアクセサリーショップでも―
この子たちと同じ真珠を、私は実際に見たことはありません…
皆さんは、いかがですか?
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読んでいただき、ありがとうございます。
sawa pearlのとっておき湖水真珠の魅力、
少しでもお伝えできたら嬉しいです。
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そして最後に、わがままなお願いがあります。
sawa pearlの真珠を求めていただけるだけで嬉しいので、その後についてとやかく言う権利はないとは思うのですが…
わがままなのは、わかっているのですか…
どうかsawa pearlを、末永く使っていただけないでしょうか。
お客様にお届けする真珠は、もう二度と、
手に入らないんです。
同じ色、同じかたち、同じ輝きの真珠は、
存在しないのです。
もちろん、万が一金具が壊れたら、輝きが曇ってきたら、いつでもご相談くださいね。喜んでお修理、メンテナンスを承ります。
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いつでも、いつまでも。いっしょに過ごしたいと思える宝もの。
sawa pearlで、運命のひとつぶを見つけて頂けたら嬉しいです。
いただいたサポートは真珠の調達や運営に使わせて頂きます!Sawa Pearlの成長を是非ご支援いただけると嬉しいです!