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インタビューライティングで問われる「想像力」

自立&起業に向けてチャレンジ中のさわです。

「書くこと」を仕事にしたいという思いから、この8月より「書く」+αのスキルが身につくスクールMarble(マーブル)に参加しています。

第1回目の授業はインタビュー講座の「企画編」

ライターが企画立案から取材相手とのやり取りまでを行うという前提で、インタビューライターとは?という基礎知識から企画書&質問表の作成方法までを学びます。

また課題として、「メディア分析から企画書の作成、取材対象者への質問案作成まで」に取り組むこととなりました。

受講中は講座内容が簡潔にまとまっていて分かりやすいため、気軽に「面白そう、やってみたい!」と前のめりの気持ちでしたが、いざやってみると
もちろん簡単なことではなく、メディア分析まで終えた段階ですでにグッタリ。

これまで何気なく目にしてきたインタビュー記事も、課題提出後は
「どういう企画でこの様な内容になったのか?」と想像したり、裏側が気になるようになりました。見る目が少し変わったのだと思います。

講座や課題を通して1番感じたのは、インタビューライティングは想像力がものをいう仕事だということ。

その理由にふれながら、インタビューライティングで特に大切だと感じた点についてまとめました。

目的を見失わない

これはリサーチの段階から質問案作成まで、一貫して意識し続けることが必要でした。

沢山の情報の中にいると新しい情報に飛びつきがちで、「何が聞きたかったんだっけ?」とたびたび迷子状態を自覚することに。

本筋から外れないよう、「誰の何の課題を解決するための記事なのか」
メモ書きして何度も振り返る必要があったほど。

「取材対象者」、「読者」、「メディア」、「テーマ」がマッチしていれば
インタビュー記事はうまくまとめやすいと思います。

着地点を誤らないためにも、この点は特に注意したいと感じました。

役割を意識する

インタビューライターの役割のひとつに「取材対象者&メディアの代弁者としてメッセージを届ける」という重要なものがあることを学びました。

取材対象者の代弁者となるには相手のリサーチをしっかり行い、言葉にならない部分まで想像して質問内容を考え、企画を決める材料とする必要があります。

また、メディアにしても「トンマナ」をはじめ独自の傾向・特徴があって
リサーチの段階でそれをつかまなければなりません。
情報の断片をつなぎ合わせてその先の取材の進め方、企画をまとめる方向を提案するにも想像力がものをいいます。

「インタビューの目的を見失わない」もそうですが、目的や役割が抜け落ちるとその記事は「自分が書きたい」「取材したい」独りよがりな内容に寄りがちに。
そのことを十分気に留めつつ、想像力を駆使しながら進めていく必要がありそうです。

目指すは「3方良し」の記事

最終的に目指すところは「読者」、「取材対象者」、「メディア」それぞれにメリットのある結果を導くこと。

この3者がそれぞれ求めているメリットを、リサーチした情報をもとに解像度を上げて想像し、できるだけ細かく設定の上そこをゴール(記事の完成)として道筋を考えていく。

「この解像度を上げて想像する」という部分がとても重要で、これはそのまま記事の質に比例すると思います。
問題はこの高度な作業を「読者」だけでなく、「取材対象者」「メディア」に対しても行う必要があること。
対象が多いため、それだけ想像力もフル稼働しなければなりません。

そんな風に取材記事をまとめられるようになるにはまだまだ道のりは遠いと思いますが、課題に全力で取り組むこと、基本となるライティングスキルを磨くこと、地道にアウトプットを続けていくことで少しずつ近づいていきたいと思っています!







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