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援農が楽しい5つの理由

援農(農家ボランティア)に通い始めて5年目!マツモトサツキです。
北海道の札幌市在住です。
マンガ家兼主婦ですが、仕事はガソリン代分稼いで、残った時間で出来るだけ援農したいというスタンスで生きています。

なんていうと、「お金も出ないのに肉体労働して、その上交通費まで自腹で出して、何が楽しいの?」と思われがちw

今回は、援農の何がそんなに楽しいのか?
熱く語りたいと思います!!!

援農楽しい!その理由

1,心身が元気になる

ベタといえばベタですが、太陽の下で土にさわり、外の空気を吸い、体を動かせば、もうこれ以上ない健康法では!と思うほどです。運動が得意かどうかは全然関係がないし、夜はぐっすり眠れるし、野良仕事のあとのビールやご飯は美味しいし、月並みですが人間として最高です(^^)!

畑に通っていると精神もすこやかだし、体力も少しずつついてきます。
これが、「健康になるために時間とお金かけて」ではなくて、

健康が無料で勝手についてくるw

のがいいですね。

以前、ボランティア仲間同士の会話で、「ジムに通ってるんだ~」という男性がいたのですが、「ここ(畑)に来れば、ジムよりもよっぽどいい空気で、筋トレしながら汗かいて体動かせるのに、何ジムにお金払ってるの!?畑はタダなのよ!!」と、おばちゃんのボランティアに怒られていました(笑)

除菌された「清潔な空気」は病気を防いでいるかもしれませんが、根本的に病気に負けない強い体は作りません。数えきれない植物や生き物がイキイキと生きている、畑の空気や土は人の野生部分をじわじわと蘇らせてくれて、結果として生命力の強い体にしてくれているように感じています。

2,野菜の育て方をリアルに学ぶことができる

自然相手のことなので、知識も大事ですがやはりこの目で見てさわって学ぶことってとても大きいですよね。いくら自分で野菜を作ってみたい!と思っても、もし全く経験がなければ少しハードルが高いことも多いと思います。

お店で売っているトマト、きゅうり、ナスなど野菜は「成熟した姿」であって、「種がどんな形か」「芽はどんな姿か」「どう成長していくか」その過程は、なかなか見る機会がありません。

そして、野菜が育つのは人間ワザではなくて、あくまでも「自然の営み」としてなので、わたしは最初の1~2年は「まだ大きくならないの…?いつ食べれるの…?」と、野菜の「成長時間」に慣れるのに時間がかかりました。(ただの食いしん坊というつっこみは無しで!笑)
小さい頃に見ている人は、当たり前なのかと思いますが…。
人間社会に脳が慣れていると、「自然」に触れたときにギャップが生まれるようです。
そして、それも無くなってきたなと思う頃、より自然体で生きられる自分がそこにいるのではないかなーと感じてます。

そして、農家さんというプロの仕事や判断を間近で見られるのは本当に贅沢ですね!尊敬できる農家さんならもちろん最高です。

野菜を育てるのは、必ずトラブルやアクシデントがつきものです。

思ったように発芽しない、生育が遅い、病気になる、虫などに食べられる、味が納得がいかない、etc…。
無事に出荷されてお店にならぶ野菜が、全体の何割なのか。いや相当なエリートですよ!!と、見てよく思います。

農家さんは、そんなときもひとつひとつ、天気や気温との関係、去年そこの土には何を植えていたか、水や湿度はどうだったか、虫に対してどう対処するか…等々とても多様な目線で、原因を考えて対応します(そこに農家さんの個性ももちろん出ます)。
横で一緒にいると、そういうことがまた貴重な学びだな~とよく思います。(忘れますが、、、私の場合^^;)

3,お友達ができる

援農で知り合う人は、基本的に趣向が似ているので、お話がしやすいですね~。興味あることが近いので、情報交換も豊かで楽しいです!

援農で知り合う人に、ヨソの農家さんを紹介してもらう→そこでも知り合いが出来て、また別の農家さんを教えてもらう→またそこでも知り合いが…
という、昨シーズンは実に末広がりなよい人間関係を持たせていただきました。

4,新鮮なお野菜が食べられる


これは目的ではなくておまけなのですが、かなり嬉しい特典です。お手伝いした分、お金は出ませんがお野菜をお持ち帰ることが普通にあります。
収穫したて!畑から家まで一気に直送!

これが・・・本当においしいんですよね~~。
決定的に、これがこの野菜の本当の味だったんだ!と衝撃受けることもよくあります。
「幸せってこういうことなんだな・・・」
と、しみじみ悟ってしまう!?パワーがあります。採れたて野菜。

思うのですが、収穫して、運送業者さんがトラックで運んで、市場からスーパーにまた移動して、パートさんがパッキングして、お店に並んで…という「経済的段階」を踏むごとに、野菜そのものの生命力が削がれていくような…。鮮度や味もですけど、本質的に生命力が落ちてしまうのがもどかしいですね。流通に乗せると、「規格外」という美味しいのに売れない野菜も出てしまいますし、いろいろ思う所がありますがそれはまた別の機会で。

とりあえず、いつもそうしてお野菜をもらってパクパク食べていると、なぜに味も元気も落ちた野菜をお金を出して買わねばならないのだろう…という、とても贅沢な悩みを持つようになりました(^^;

5,野草も摘める(笑)

これはマニアックな余談なのですが、野草とはざっくり、食べられる雑草です。例えば、タンポポやスギナなど。結構、これも食べるの!?というものが多いです。栄養価が高く・無農薬で・しかも無料(笑)最近は野草にまつわる本も多く出てきていて、ちまたでは徐々にブーム化してきていると感じます。この野草、車の排気ガスがあたらない、キレイなのを見つけるのが田舎でないと少し大変…ですが、畑は野草の宝庫です!
というわけで、草取りのついでによくいただいています(笑)
※わたしの経験上は、その農家さんでも食べてないことが多いですw

以上5点でした!

そして、もうひとつ!援農にハマる深い理由があります。
なんと微生物との関係性。「旅」との共通点でまとめています。
よければこちらもご覧ください。あちこちの農家さんの援農に行き出してから、気がついたものです。

また、今回の援農が楽しい5つの理由をマンガでまとめたものも残してますので、こちらもよければご覧ください☆

かわいふぁ~む2020〆まんが署名入り
無断転載厳禁です


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