さとうさ

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最近の記事

真の地域移行(`・ω・´)

 じゃじゃーん!さとうさ氏、ついに営利弱者、悪徳障害者グループホームからの脱出します!  一年前の4月に今の会社(巨大フランチャイズ)に事業譲渡されて、ありえないほど状況がひどくなったこと、その改善の見込みが全くないことに辟易としたこと、そしてそれに対して行政もグルであること、新しい支援体制が構築されてきたことが脱出を決意するきっかけとなりました。  で、それを機にこの業界で流行りのキーワードについて思ったことをつらつらと。 地域ってなんだ まあみんな好き勝手言いますよ。病

    • 私に残されている機能

       こんにちは。世間ではダウンを着ている人が多い中、まだ半袖に長袖の上着一枚で外に出ています。なのに家の中だと長袖三枚。自分の体の仕組みが不思議です。  さて、タイトルについて。  環境要因の大きさだけでなく、きっと元々の病気の重さやメンタル面の荒れ(入院しないレベルの激しいうつや興奮、躁転を抑えて平穏になる)と薬の量の天秤で体や頭の働きが年々悪くなっている中で、どんどんできないことが増えているわけです。  家の中のことやセルフケアもろくにできない。それは自分でできないのは不

      • 結局割を食うのは私たち

         こんにちは。さとうさです。  部屋では電気毛布をつけつつ、外では半袖を着ています。これは体のどこがバグってるんですかね。  さて、ちょっと今日は覚書というか殴り書きというかXだと長い内容だったのでこちらでってくらいの軽いノリで書いてます。ただね、内容は別に軽くない。  私が営利弱者ビジネス(ただビジネスとして成立しうるほどビジネスでもない)の障害者グループホームに常日頃キレてるのはこのnoteをご覧いただいている方ならご存知の通りかと。ただ今日はちょっと違う視点から。

        • 世界メンタルヘルスデーによせて②:「気軽に相談して」と気軽に言うことへの懸念

           こんにちは。数年前ってこんなに季節の変わり目がしんどくなかったんですが、これは私が弱体化したからなんでしょうか。地球が変わったからなんでしょうか。とりあえず大分きついです。  さて、世界メンタルヘルスデーなんて大それたものは私には全然関係ないのですが、乗っかってみる企画です。私が世間の流れに乗っかってるのなんてちいかわくらいだよね!!  今回は第二弾です。前回軽く予告しましたが【悩んだら相談】って言うけど、それってそんなに簡単?って話を。  こういう風にね、しんどい時

        真の地域移行(`・ω・´)

          世界メンタルヘルスデーに寄せて①:メンタルヘルススペクトラム

           こんにちは。気温差に絶賛負けています。いや、涼しさとしては全然いいんです。けどね、準備が間に合ってなすぎて、寒い寒い…からの着すぎて暑い!と騒いで心身乱れております。  さて、10/10は世界メンタルヘルスデーらしいです。Xで知りました。 目的は普及啓発らしいですが、1992年当時はそれで良いとしても、もう普及啓発なんて言ってないで積極的な課題解決をしてほしいものですけどね(笑)  ってかライトアップってあれ普及啓発に意味あるんですかね?  それはさておき、私は最近メン

          世界メンタルヘルスデーに寄せて①:メンタルヘルススペクトラム

          テキストやインフルエンサーから対応を学ぶということ

           こんにちは。さとうさです。極度の暑がりの私にとって、ようやく外に出やすくなったものの、逆に商業施設の冷房を全て切られたことにしんどさを感じています。  さて、今日はタイトルの内容。先日、とある方が「介護系インフルエンサーのイケてないところはそこに『葛藤がない』ところである」と書いていてとても共感しました。  本当にそうだな、と。  ドヤ顔で破壊してみたり、ドヤ顔で自分が悪いと思うものをゼロにしてみたり…まあ介護系だったりはおかしいと思われて叩かれてるからそれでもまだいい

          テキストやインフルエンサーから対応を学ぶということ

          一人の人として大事にされた記憶:精神科医療編

           お久しぶりです。コロナ特例の電話診療制度が終わってしまってあれまとなり、明日なんと7か月ぶりにリアル通院を果たすさとうさです。病状が重いと病院すらいけないの、皮肉よねえ。  さて、noteでも私の精神科医療での傷つきは何度か書いてきました。もうそれは人生において二度と取り返しのつかない何かを奪うレベルのトラウマを残すもの。  以前、「そんなに嫌なのになんで精神科通院続けるの?」ってある人に言われて、その答えはぶっちゃけ「薬と診断書、意見書が必要だからで、メンタルケアは期待

          一人の人として大事にされた記憶:精神科医療編

          なぜ今の障害者グループホームに住み続けているか?

           こんにちは。さとうさです。  最近暑すぎて当然のように家から出られないけど、もっと熱帯地方の国に暮らしている人はどうやって暑さを乗り切っているのか調べようと思いつつ、調べずに夏が終わりそうです。  さて、本日のテーマはタイトルの通り。先日、旧友から連絡があり、近況を話したところ、「そこを離れられないの?」「もっとちゃんと不満を訴えられないの?」みたいなことを言われまして。至極まっとうな発想なんだよね。  「訴えても無駄」は精神障害者を取り巻く社会的な問題だけど、ここを離

          なぜ今の障害者グループホームに住み続けているか?

          クリアな判断での希死念慮

           ちょっと衝撃的なタイトルですけど、あると思うんです。そういうものって。  精神疾患を持っていて「しにたい」なんて言った日には、少なくとも私の場合は様子から切迫感があるようで一発で入院になります。なので、絶対言わないんだけど(笑)いや、それでも入院になるんだけどね。  私も昔は病状としての抑うつからの希死念慮ってあったと思うんですよ。そういうものは治療反応性があるだろうし、医療の力が有効な可能性が高い。  けどね、私みたいに15年以上、つまりそれは人生の半分以上精神疾患患者、

          クリアな判断での希死念慮

          支援者支援に対するもやもや

           今日も暑いですね。中高を共に過ごし、今NYに住んでいる友達が30度で暑いと言ってるので、日本は36-7度だよと言ったらありえないって言ってました。だよね、うちらが中学生だった15年くらい前は体温と気温が同じなんてありえなかったよね。  さて、今日はあの痛ましい事件の日ということで記事が出ていて読みました。  この記者がどうだとかはよくわかりませんし、障害を持ちながら生きるということについて深く考える気分ではないので、ここでは省きます。  ただ、気になったのは記事の最後の

          支援者支援に対するもやもや

          記念日反応と誕生日

           誕生日を迎えました。少しでも健やかに、そして何より安心と楽しさを求めたいです。    さて、誕生日はケーキを食べる機会に恵まれるという点では嬉しいのですが、誕生日周りに隔離拘束経験があるので、どうしても記念日反応、フラッシュバックとセットになってしまうのです。まあ誕生日付近ってのも「産まれてこなきゃよかった」的な気持ちとも関連してるんですけどね。   5年前の3月に学校卒業して、そこから親にとって自慢の娘でなくなって「みっともない」私、そしてその状態で週2のバイト以外ほぼ

          記念日反応と誕生日

          最低限の暮らしの保障って…内容だけじゃ…ないよう…

           日本国民なら憲法25条があるってことになってますよね。一応。  ただ、外傷的育ちの中で育った私はそういった当たり前の権利が当たり前に保障されないことが「当たり前」だったんですね。それって大人になってから対人関係が、とかフラッシュバックが、とか不安が、とかだけでなく、自分が主張して良い当たり前の範囲ってやつもわからなくなるわけです。  これって大人になって発症した身体障害、精神障害だったらある程度自分という基礎ができてるけど、外傷的育ち勢には心の基礎や安全基地って仕組みがない

          最低限の暮らしの保障って…内容だけじゃ…ないよう…

          精神障害者の支援の効果って?

           私の学生時代の専攻は公衆衛生学でした。なので、信頼性・妥当性の高い研究方法といったものは少しは勉強してきた(自分でできるとはいってない)つもりです。だからこんな介入をしたらこんな効果がでました!みたいな研究論文を良い意味で疑ってみて、本当にそれって効果あるの?みたいに捉える方法は少しはわかるつもりです。  ただね、それが新しい薬の開発とか血圧を下げるとかだったらわかりやすいのです。そこまででなくても、禁煙や運動習慣でもまあわかりやすい。  でも、精神障害者支援となると支援の

          精神障害者の支援の効果って?

          隔離拘束のしんどさの本質

           記念日反応真っ最中のさとうさです。  5年前の明日は外来に行ったら、両腕を二人の看護師に掴まれてタクシーにぶち込まれて「だましたな!」と叫んで単科病院に連れていかれそのまま保護室inした悪しき思い出の日です。  そんな悪い思い出忘れなよって?忘れたきゃ忘れてるさ。それに忘れようって思ったらそれにとらわれて余計ぐるぐるするし、もう記憶レベルじゃなくて恐怖が体に染みついているの。医原性のトラウマね。  さて、私は人生の中で4回くらい?隔離拘束の経験があるのですが、何がしんどい

          隔離拘束のしんどさの本質

          私にとっての精神科訪問看護の意義

          私はグループホームに入ってから約4年半、精神科訪問看護のお世話になっている。 今の訪問看護ステーション(以下ST)で3つめだ。 1つめは突如訪看さん側の理由で来れなくなり契約終了。 2つめはそれに伴い近くのSTを探してお願いした。ただ、途中で考えが合わなくなり辛くなって、歩み寄りの努力もしたけれど功を奏さず、契約終了。 そして今のSTに移って約1か月というところだ。 精神科訪問看護が「自立支援」であり、利用者ができることを促していこう(あえてざっくり)というのはわかる。 た

          私にとっての精神科訪問看護の意義

          私が地域で暮らしたい理由

          先の記事で入院が嫌いと書いた。もちろん入院の中にも良いエピソードはあるけど、総論として辛いことが多すぎた。 そしてそういう嫌なことだけでなく、家で暮らしたい、家の方が良い理由は沢山ある。 ・窓を開けて自由に風や光を感じたい ・テレビや音楽をイヤホンなしで聴きたい ・電気は好きにつけ消ししたい ・部屋を好きな温度に出来る ・夜中にポテチをバリバリ音を出して食べたい(あれは元気に咀嚼しないとおいしくない) ・夜中にアイスすぐ食べたい(だから太る) ・アロマができる ・金属音、モ

          私が地域で暮らしたい理由