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【92冊目】 井伏鱒二は悪人なるの説(佐藤春夫)

こんにちは、コピーライターの佐藤(さったか)です。100冊を目指して更新を続けてきたこのブログも、今回で92冊目、のこり8冊です。ここまでくると、逆に「まだゴールしたくない」ような気がしてくるのは、なぜなのでしょう? 人間の心理は不可思議なものです。

さて、今回紹介するのは「井伏鱒二は悪人なるの説(佐藤春夫)」です。今まで自分が信じていたことが、実は「出鱈目かもしれない」と知った時、あなたならどう考えますか? 

井伏鱒二は悪人なるの説(佐藤春夫)

高校生の頃「太宰治は遺書に『井伏さんは悪い人です』と書いた」という資料を目にした。

その時私は「井伏鱒二 =山椒魚の作者」程度の知識しかなかったので「遺書に書かれるくらいなのだから、井伏はよほど悪い人なのだろう」と思っていた。

数年後、太宰と井伏との関係について書かれた資料を読む機会があった。それによると井伏と太宰は師弟関係にあり(井伏が師匠格)太宰の妻である美知子夫人との仲人をするくらい面倒見の良い人だということがわかった。

悪い人どころか、太宰にとって恩人だったのだ。

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