マガジンのカバー画像

自己紹介

52
佐藤太一郎のこれまでとこれから
運営しているクリエイター

2020年11月の記事一覧

【ライバル現る】

【ライバル現る】

高校演劇のコンクールは、秋に行われます。
高校三年生の秋は、受験の真っ最中。
だからほとんどの生徒は、高三の春に部活を引退します。

高二の演劇コンクール。
最後の覚悟で挑んだ地区大会は、惜しくも準優勝。
優勝しなければ、大阪府大会には進めない。
これで僕の青春は終わった。
普通ならそうなるはずでしたが、この準優勝という結果が、僕の心にまた火をつけました。

優勝まであと一歩。
来年こそ、優勝でき

もっとみる
【悔しい、悔しい、悔しい】

【悔しい、悔しい、悔しい】

演劇はすべてを与えてくれました。
夢も、恋愛も、そして永遠の友達も。

高一の演劇コンクールでは何も賞が獲れず、本気で勝負をして、本気で敗北を味わいました。
人生で、あれほど熱くなれた勝負はそれまでありませんでした。

あれから一年、演劇ワークショップを受けまくったり、舞台を重ねることで、役者としての経験を積んでいきました。

そして、高二の秋。
進学校の演劇部としては、最後の戦いになります。

もっとみる
【想像もつかなかった未来予想図】

【想像もつかなかった未来予想図】

自分にまったく自信が無かった中学時代、誰かと付き合うなんて、僕には想像すらできませんでした。

そんな僕の初恋は中学二年生。

合唱部の女の子で、長い髪をポニーテールにした、まさにマドンナのような存在でした。

その女の子には彼氏がいて、その彼氏とキスをしたと聞いた時、胸が締め付けられるように苦しくなりました。

なんだこの感覚は?

もしかして、これが恋なのか?
僕の初恋は、想いを告げることすら

もっとみる
【井の中の蛙】

【井の中の蛙】

ゼロからのスタート。
僕は同じ中学から入学した人が誰もいなかったからこそ、新しい自分をスタートすることができました。

ちなみに、中学までは眼鏡をかけていましたが、高校からはコンタクトにしました。
もしかしたら、それも新しい自分になる後押しになったのかもしれません。
ちなみに、実家は眼鏡屋です。
親父、ゴメンよ。

部員ゼロから始まった演劇部は、少しずつ部員も増え、一年生の春には6人になっていまし

もっとみる
【正真正銘の一人ぼっち】

【正真正銘の一人ぼっち】

僕は大阪の富田林にある、狭山高校に通っていたのですが、僕は狭山高校の演劇部に入部したくて、この高校を受験しました。

狭山高校は、僕が入学する前年度に、演劇コンクールの地区大会で準優勝していたからです。
演劇をやるからには、強豪校で仲間とともに切磋琢磨して腕を磨きたい。

狭山高校は、トップクラスではないけれど、学区の中では上から4番目ぐらいの"そこそこ"の進学校でした。
ここでも、"そこそこコン

もっとみる
【そこそこコンプレックス】

【そこそこコンプレックス】

僕が役者を志したキッカケは、小学二年生の時に国語の本読みで、先生や友達に褒められたからでした。

運動でも勉強でも、突き抜けたものがなかった僕にとって、初めて周りから認められた瞬間でした。

僕は「そこそこコンプレックス」と呼んでいるのですが、運動でも勉強でもそこそこはできるけれど、注目されるほどの存在にはなれない。
逆に不良と呼ばれるほど、道を踏み外すこともドロップアウトすることもできない。

もっとみる
【初投稿】

【初投稿】

どうも!
吉本新喜劇の佐藤太一郎です。

noteでは、僕が演劇や新喜劇、エンタメを通して感じたこと、新しい企画や挑戦などを綴っていきます。

僕は吉本新喜劇に所属していますが、新喜劇以外にも、佐藤太一郎企画というプロデュース公演をしたり、劇団アンサングヒーローという、新喜劇の中で芝居のポジションを担うメンバーで構成された演劇ユニットを立ち上げたり、映画・ドラマ・ナレーションなど、役者としての活動

もっとみる