うつ状態に安らぎを与えてくれた〜音楽、うつ動画、自然(＋自分との対話)〜②

satanyanです。

前回のブログを読んでくださった方、誠にありがとうございます。

今回も、同じ境遇の方のお役に立てるような内容になればと書かせて頂きますので、よろしくお願いします。

前回のブログの後半のような形となります。

以下、前回の内容の大まかな振り返りです。

・ベッドにて、過ぎていくのは、時間だけ

私はうつ状態と診断され、お休みすることとなりました。

当時の私の状態は

①起きて身体を起こす事だけで非常に力を使う。

②顔を洗うことやシャワーを浴びるにも一苦労（数日間シャワーを浴びないといったことも全然あり。）

③食べる事が大好きなのに食欲が沸かない。

④ベッドの上が生活拠点となり、ボーッと時間が経過していくだけ。

といった感じでした。

そのため気力が沸かない私は、とにかく大部分を寝て過ごしていました。

そんな当時、私の支えは「音楽」と「うつ動画（同じような境遇になった方が作成された動画）」でした。

そして、もう一つは「自然」でした。

「音楽」と「うつ動画」については前回のブログで書かせて頂いておりまして、恐縮ですが、詳細は以下のブログを読んで頂けますと幸いです。

もちろん、読んで頂かなくても「自然」の与える安らぎについてだけでも、お伝え出来れば嬉しく思います。

そして「自然」の与える安らぎの中で私が実践した「自分との対話」についても書かせて頂ければと思います。

・ふと自然　気づけば安らぎ　もたらして

何も気力が起きなかった私は

「音楽」と「うつ動画（同じような境遇になった方が作成された動画）」

のお陰で、

「頭の中にひっきりなしに浮かび続ける自分を蔑む考え」

から逃れ、心を安らげる方法を知ることが出来ました。

そして、もう一つ「安らぎを与えてくれたもの」が

今回のテーマの「自然」でした。

この「自然」の大切さに気づけた時期というのは「音楽」と「うつ動画」で安らぎをもらった時よりも後のことになります。

「音楽」と「うつ動画」の大切さに気づいた時を「うつ状態の初期」とするならば「自然」の大切さに気づけた時期は「中期」くらいでしょうか。

ちなみに初期、中期、後期と大まかに分けると以下のようイメージになると思います。

以下、勝手に時期別に分けしました。

・初期・・・ふと涙が出る期、ボーッと期、自分を蔑む期 etc.

・中期・・・信頼のおける友人との会話期、頭の中で自分と会話する期 etc.

・後期・・・自分にも良い所があるのかもしれない期、新しくトライすることへの意欲が湧いてくる期 etc.

上記の「中期」が「自然」の安らぎに気付けた時期かなと思います。

・突然の　お便りもらい　ハワイへGo!

そんな「うつ状態中期」のある日でした。

既に外出したり、信頼の置ける友人に会うことについて、抵抗が無くなってきていた私の元に、ハワイにいる高校時代の同級生から連絡が来ました。

「今アメリカに住んでて、ハワイで結婚する事になったんだけど、satanyanも来ない？」

かなり久しぶりの友人からの連絡に相当驚きましたが、友人のお祝いもしたいし、ハワイも行ってみたいと思い、同時に、

「仕事を休んでいなかったらハワイなんて行くこともなかっただろう。少しだけでも環境を変えてみよう。」

と考え、行くことを決意しました。

↑

前回のブログに書いたような初期の段階では思いもしなかったような、

少しポジティブな考え方になっているのが分かるかもしれません。

・ホノルルの　自然豊かな　街並みに

ハワイは「自然豊か」という表現が当てはまる素敵な場所でした。

ホノルル空港では、降りた瞬間、木々に囲まれ、ホテルまでのタクシーでは山々や海、空を見ながらの走行。

ホテルについてメインストリートに行けば、アウトレットみたいにお店だらけなのに、その街中のいたるところに木々がある。

さらに奥に進めば、ワイキキビーチなど海もありました。

ついた初日は、とにかく初ハワイへのテンションアップ！と共に「自然豊かだなぁ」と思っていました。

・ハワイでの　単独行動　手助けに

ハワイには数日間いましたが、1人で行動することが多く、海や草原、ダイヤモンドヘッドなどに行きました。

「リラックスできるなぁ。自分という人間は、自然が多いとこんなにもリラックス出来る人間だったんだ。」

そんなことを肌で体感していました。

ビーチを歩くと、大きな海があり、海の音が聞こえ、海の匂いがします。

そんなビーチの砂浜に時間など特に気にせず寝っ転がります。

ビーチを抜けると草原があります。

たくさんの大きな木々が程よい間隔で並んでいて、

その太い幹を触ったり、木の匂いを嗅いだりすると、

その木が過ごしてきた年月を感じとることが出来た気がします。

奥には、空が真っ青に広がり、雲も流れるように見えており、

山々は大きくどっしりとかまえて並んでいます。

そんな自然を感じながら私の心は私が意図することなく、

勝手に安らいでくれていました。

自然は

「頭が考えず、意図せずともただ自然に囲まれれば、心を安らげる」

ということを教えてくれます。

・腰掛けた　出会った大きな　木の下で

ある日、1人でホテル→街→ビーチ→草原と歩き回りました。

この草原は、ただの原っぱもあれば、グラウンドのようになっている草原もありました。

遠くの方では、高校生くらいの年代のラクロスの試合が行われており、少し先ではラクロスの練習をする小学生と思われる子供達がいました。

そんな風景を見ながら私は、↓の木の根っこに座りました。

その木が私が今noteのトップページ写真に利用している木です。

他にも木はありましたが、なんとなく、この木の下に座ってみました。

そんな木の根っこで、緑や空が送ってくれる空気を、

何度も何度も深呼吸して味わいました。

肺の中の奥深くまで空気を吸って、吐いて。

心の中に届くように、頭をまっしろにして。。。

すると、涙もリラックスしたのか、どんどん落ちてきていました。

空や海や草原、山々、木々が安らぎをくれ、
最後に、この木が「いいんだよ。」と言ってくれていたように感じていたのかもしれません。

初めて病院に行き、先生が自分の疲れ切った状態について、まっすぐ聞いてくれた時のような温かい気持ちになっていました。

・自分との　対話すること　ありますか　

心からリラックスした私は自分自身と会話をしてみようかなと思いました。

理由としては以下でした。

広大なその草原に日本語を話せる人は私1人だった

そもそも人が全然いなかった

そのため、自分自身と会話する機会かなと思ったのです。

上記のように書くと少し唐突でした、、、

ここで私が「自分自身と会話してみよう」と思ったきっかけは、

心理士さんのお話でした。

実は、病院の心理士さんとは別に、偶然にも、

友人の知り合いの方が心理士さんであったことがご縁で、

私の話を聞いて頂いたことがあったのです。

その方から「自分との対話が大切なんです。」という、

お話を聞いており、それがきっかけとなりました。

ちなみに、その方からは以下のような方法を紹介されていました。

〜オススメは、左手と右手の会話。

左が潜在意識、右が顕在意識とつながりやすいと言われていて、

右手で悩みを紙に書き、左手で答える(上手な字は書けないけど)だけ！

左手に悩み相談する感じです。合う合わないがあるかもですが。〜

私は上記の方法を実践してみることにしていました。

以下、私のノート少しだけ。。。です。

「左利きなので右手で書くと汚いんです！」と言おうと思いましたが、両方汚かったです。。。

そんな風にノートで自分整理をしていたのですが、この大きな木の下で、

上記ノートのように、自分が自分整理をできる気がしたのです。

なので、私は自分と会話することにしました。

・木の力？　素直な心　導いて

さて、私自身を預けたこの木の下で、私は私に向かって会話し始めました。

実験的にビデオも撮ってみようかなと思い、ビデオを回し始めました。

自然の後押しとビデオを回し始めた効果か、

スラスラと私が私に話しかけている事に驚きました。

大自然の中、日本語を話せるのは自分だけ。

周りにほぼ人もおらず、

「もし仮に周りに聞かれても、もういいや」と、

リラックスした自分が、

普段はぐるぐる巻きの心の包帯を、

一瞬で取り去ってしまったような感じでした。

スラスラと私が私に話す中で、涙はほったらかし、泣きじゃくる顔も放置していました。

でもその代わり、私はとても素直で、

「実は本当はこんなところが嫌だった。」

「自分はこうしたかったのに、ああしなければならなかった。」

いろんな私の思いを知ることができました。

会話をした後、スッキリとした気持ちになることができました。

この自分への会話で全てが解決したり、

全ての悩みが無くなったりしたわけではありません。

でも、少なくとも、心は軽くなりました。

そのため、同じような境遇にいらっしゃる方には、

自然の中で自分との会話をビデオで撮るという方法

を実践して頂くこともオススメです。

自分のことを一番知っているはずの自分との会話は、

意外にも新たな事実を教えてくれたりもします。

私は、上記のような「私」と「私」の素直な会話を導いてくれた、

この木に、今も感謝しています。

またこの木に会いたいと思って、↑の写真を撮りました。

・大自然　なくても　少しの自然でも

私は上記のような、ハワイで出会えた、たくさんの自然をきっかけに、

同じ「安らぎ」を、近所の公園の木々や、体に吹いてくる風、

雨の音などに感じることができるようになりました。

そのため、

少しの「自然」だったとしても「自然」は心を安らげることができる

と私は考えています。

そんな「自然」に身を委ね安らいで頂き、可能であれば、

その中で出会う素直な自分と対話して頂くことで、

頭や心の整理をされてみることも、お試し頂けたらと思います。

では、また次回以降書いていきたいと思います。

最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。