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課題以上の解決策は生まれない!「解像度をあげる」 -馬場隆明 著

優れた起業家は、高い解像度に辿りつくのが早い、つまり解像度を上げるのが早い。解像度が低いままビジネスするのは、霧のなかで矢を射るようなもの。起業家は、解像度をあげないといけない。解像度をあげることによって、解決すれば大きな影響のある課題を特定しなくてはならない。

経営層であれば、不確実な環境のなかでも未来の解像度をあげて、経営方針や戦略といった仮説をつくり、意思決定しなくてはならない。

解像度をあげることで、現状への理解を深め、時には新しいビジネスや改善の機会を認識し、時には新たな脅威を見つけて、効果的に業務を遂行することができる。

解像度を上げる思考と行動パターン

課題以上の価値は生まれない


課題とは、顧客や市場の持つ問題のこと。

不満や不便、不都合など、課題は「不」や「負」と呼ばれることもある。
特に重要な課題のことを、イシュー、論点と呼ぶこともあり、いかに適切なイシューを特定するかが大事だということは、ビジネスにおいて強調される。

課題を見つけるためには、研究が必要になる。
最も重要な作業は、良いリサーチクエスチョンをだせるかどうか。

良い問いが重要視される理由は、良い課題を選べるかどうかで生み出される価値がほぼ決まるからだ。

解決策が課題を完璧以上に解決していたとしても、課題の大きさ以上の価値は生まれない。

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