里菌かこ

里山・里海のように、菌に生かされ菌を活かす暮らし(=里菌生活)を提唱。人生のテーマは【…

里菌かこ

里山・里海のように、菌に生かされ菌を活かす暮らし(=里菌生活)を提唱。人生のテーマは【仲間とうまいメシで100まで元氣に酒を吞む】。発酵&ナチュラル生活講座開催。名古屋在住、時々岐阜県上石津古民家。 暮らしの発酵通信ライター/発酵ライフ推進協会講師

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記事一覧

70年後の夏休み

10年以上、地元の川の浄化活動を続けてきた。余命宣告を受けても、好きなことをやり続ける強さ。
「これを遺影にするわぁ〜」なんて冗談半分に言う大先輩の夏休み。

私が仲間と主催したイベントに参加してくれました。ありがとうございます。

里菌かこ
2週間前
2

開催レポ|¿鮎Ready?ととのえリトリート初開催!

第1回みずから考えるととのえリトリート¿鮎Ready?は無事終了。古民家での初めての大きなイベントでした。 天気予報が目まぐるしく変わる中、お天道様は味方してください…

里菌かこ
2週間前
7

「癒・食・知」。三重県に生まれた美しい村「VISON」

名古屋市内から高速道路で約1時間半。伊勢神宮からもほど近い三重県多気町に、2021年にオープンした商業施設「VION」。「癒・食・知」を備え、訪れる誰もが愉しみ、いのち…

里菌かこ
1か月前
14

100年後の日本にも木桶醤油を!木桶職人復活プロジェクト|小豆島|生産者訪問#11

木桶が並ぶ蔵の風景、島中に漂う醤油の香り。香川県小豆島は醤油とオリーブオイルの島として知られている。香川県の醤油生産量は全国第5位(2018年出荷量)で、そのうちの…

里菌かこ
1か月前
3

「香りカツオに味ソウダ」うま味多き土佐清水。たけまさ商店の宗田節|高知県|生産者訪問#10

高知市内から2時間半ほど西南に車を走らせ、「日本最後の清流」で名高い四万十川を超えた先にある高知県土佐清水市。四国最南端のこの地では、うどんやそばのダシに欠かせ…

里菌かこ
1か月前
2

奄美諸島伝統発酵食品「ミキ」

※サイト移管のため、過去の記事を掲載しています。 奄美諸島伝統発酵食品「ミキ」の製造・販売を行っている陽だまり堂の斉藤達也さんを講師でお迎えし、ワークショップを…

里菌かこ
1か月前
6

9/11水 妄想台湾料理と敷嶋の会

夏の夜長のすニャッくK開店! 去年?の妄想郷土料理に引き続き、今度は妄想台湾料理に挑戦! 台湾に行ったことない2人が、台湾の調味料を作り、使い、台湾“風”の発酵おつ…

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1か月前
1

開催レポ|「自然派キレイの医・薬・食」~自然の力で体の不調と向き合った3人の女性たち~

※サイト移管のため、過去の記事を掲載しています。 2019年に開催したこのイベントから5年。4人ともそれぞれの道で今も想いを持ちながら元気に活動していると思うと、元々…

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1か月前
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着る物はエネルギー供給源 #無重力着付②

無重力着付のちーこ先生に仕事で取材へ。2023年3月に無重力着付講座を受けて以来、なるべく着物を着るようにしている私。 なぜか? それは、 「着物は日本人の和の動き…

里菌かこ
1か月前
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8/18(日)昭和ギャグ酒場~すニャッくKと山ちゃんと~@金原酒店

金原酒店が一日スナックに大変身!? 往年の歌謡曲を聴きながらお酒とお料理で一献。みんなで創るスナッ空間! 懐かしくて、ちょっとダサくて、不器用だけど優しくて、そ…

里菌かこ
2か月前
3

満員|8/24土-25日 みずから感じる大人のためのリトリート「¿鮎Ready?」

飲む水、洗う水、雨の水、川の水…私たちが生きていく上で様々な表情を見せる水。人間の体の60%を構成し、川では魚の命を育み、地球の大いなる循環を生みだしています。し…

里菌かこ
2か月前
4

三重県下のたまり文化を支える「岡本醤油部」|生産者訪問#9|三重県

三重県四日市市。「伊勢蔵」から車で20分ほどのところにある「岡本醤油部」。「岡本さんのところもいい醤油をつくるし、なかなか見学受け入れをしていないから、ぜひ紹介す…

里菌かこ
2か月前
2

「特徴を出さないのが特長」の伊勢蔵|生産者訪問#8|三重県

三重県四日市市。かつて大阪と江戸を結んだ東海道沿いに蔵を構える「伊勢蔵」。 「蔵としては100年以上経っていて、他業種さんからすると老舗なんですが、醸造業界の中で…

里菌かこ
2か月前
1

ひとつの木桶から味噌とたまりを生み出す「東海醸造」|生産者訪問#7|三重県

鈴鹿サーキットで有名な三重県鈴鹿市で300年以上続く老舗の醸造所「東海醸造」。 蔵人の本地猛さんは、味噌の発酵のメカニズムや菌の話、歴史など、マニアックな知識を広…

里菌かこ
2か月前

豆まきagain#おまめさん作業日誌12

2024.6.19〜20 6.8〜9でドラゴン農場に蒔いたお豆さん。黒マルチが風になびいて芽に当たると焼けちゃうとのことだったので、土で蓋を被せたら、カチコチに固まり「蓋」に…

里菌かこ
2か月前

豆まき#お豆さん作業日誌11

2024.6.8〜9 育てた分の苗は植え終わったけれど、豆が余った…。 私たちとは別の畑を管理されている桐山さんにお話をしたところ、快く一部を貸していただき、耕運→畝立…

里菌かこ
2か月前

70年後の夏休み 10年以上、地元の川の浄化活動を続けてきた。余命宣告を受けても、好きなことをやり続ける強さ。 「これを遺影にするわぁ〜」なんて冗談半分に言う大先輩の夏休み。 私が仲間と主催したイベントに参加してくれました。ありがとうございます。

開催レポ|¿鮎Ready?ととのえリトリート初開催!

第1回みずから考えるととのえリトリート¿鮎Ready?は無事終了。古民家での初めての大きなイベントでした。 天気予報が目まぐるしく変わる中、お天道様は味方してくださいました。 「水と聞いて浮かぶキーワードは?」 自己紹介を兼ねて、そんな問いからスタート! 2日目の最後にもう一度同じ問いを投げかけて、この2日間で参加者さんの「水」への知見がどれだけ広がったかを「見える化」するための取り組みでもありました。 厨房から海へ。吉野少年ものがたり今回のリトリートの言い出しっぺ兼実

「癒・食・知」。三重県に生まれた美しい村「VISON」

名古屋市内から高速道路で約1時間半。伊勢神宮からもほど近い三重県多気町に、2021年にオープンした商業施設「VION」。「癒・食・知」を備え、訪れる誰もが愉しみ、いのちが喜ぶ場所を目指している。軽トラマルシェ、バーベキュー施設、温浴施設、ホテル、レストランなど、広大な土地に様々な施設が立ち並ぶ。 ※サイト移管のため、若干修正しながら過去の記事を再掲しています。 MIKURA酢を見て、味わえる2021年7月20日。グラントオープン当日、「暮らしの発酵通信~三重県版~」で取材

100年後の日本にも木桶醤油を!木桶職人復活プロジェクト|小豆島|生産者訪問#11

木桶が並ぶ蔵の風景、島中に漂う醤油の香り。香川県小豆島は醤油とオリーブオイルの島として知られている。香川県の醤油生産量は全国第5位(2018年出荷量)で、そのうちの半数が小豆島産。全国の木桶仕込みの醤油の1/4以上が小豆島産と言われるほど、伝統的な醤油づくりが盛んな島。 しかし、醤油の全生産量からみると木桶仕込みの醤油はわずか1%。木桶仕込みの醤油が存続の危機に立たされている中、木桶醤油の味を後世に残そうという取り組みが小豆島から始まっている。 ※サイト移管のため、2022

「香りカツオに味ソウダ」うま味多き土佐清水。たけまさ商店の宗田節|高知県|生産者訪問#10

高知市内から2時間半ほど西南に車を走らせ、「日本最後の清流」で名高い四万十川を超えた先にある高知県土佐清水市。四国最南端のこの地では、うどんやそばのダシに欠かせない宗田節が昔から作られている。 鰹節?宗田節?鰹節とは鰹の身をボイルして水分を減らし、燻製にしたもの。使用する「鰹」はスズキ目サバ科カツオ属に分類され、実は5種類ある。大きさの順にカツオ、スマ、ハガツオ、ヒラソウダ、マルソウダ。 ヒラソウダとマルソウダのことを総称で「ソウダガツオ」と呼び、この2種類の魚を使って作

奄美諸島伝統発酵食品「ミキ」

※サイト移管のため、過去の記事を掲載しています。 奄美諸島伝統発酵食品「ミキ」の製造・販売を行っている陽だまり堂の斉藤達也さんを講師でお迎えし、ワークショップを開催しました。 そもそも「ミキ」って?「ミキ」はお米とサツマイモを原料とした発酵食品で、奄美地方で古くから作られていました。「ミキ」の名前の由来は「神酒(みき)」と言われていて、神様に捧げるお酒だったそうです。収穫祭や豊年祭などの神事で神棚にお供えされていました。 元は「口噛み酒」(巫女さんが口の中でご飯を噛み、

9/11水 妄想台湾料理と敷嶋の会

夏の夜長のすニャッくK開店! 去年?の妄想郷土料理に引き続き、今度は妄想台湾料理に挑戦! 台湾に行ったことない2人が、台湾の調味料を作り、使い、台湾“風”の発酵おつまみを作ります。 ご用意するお酒は「敷嶋」! 持ち込み大歓迎です😊 台湾に行ったことがある人もない人も、お待ちしています。 日時2024年9月11日(水) 18:30〜21:30 場所秘密基地(地下鉄東山線「池下」駅徒歩3分) お申込みいただいた方に詳細お送りします。 参加費6,000円 ※敷嶋のお酒約

開催レポ|「自然派キレイの医・薬・食」~自然の力で体の不調と向き合った3人の女性たち~

※サイト移管のため、過去の記事を掲載しています。 2019年に開催したこのイベントから5年。4人ともそれぞれの道で今も想いを持ちながら元気に活動していると思うと、元々載せていたサイト改修のために自分のブログに移管する作業も悪くない。 以下、2019年の開催レポです。 ========================= 子宮頸がん、難病、重度のアレルギー・・・何かしらの病気になり、自分の生きる道を見つけた3人の友人たち。「西洋医学、食事療法、様々な実体験から来る言葉は、多く

着る物はエネルギー供給源 #無重力着付②

無重力着付のちーこ先生に仕事で取材へ。2023年3月に無重力着付講座を受けて以来、なるべく着物を着るようにしている私。 なぜか? それは、 「着物は日本人の和の動き・精神・考え方を取り戻す最高のツールである」 という事を教えてもらったから。 最初は「母親とかおばあちゃんから受け継いだ着物を着るって、なんかいいよな」とか「発酵と共に、日本文化を残していく感じていいな」とかそう思っていたけれど、着物にはもっともっと深い「沼」があった(笑)。 着る物はエネルギー供給源ちー

8/18(日)昭和ギャグ酒場~すニャッくKと山ちゃんと~@金原酒店

金原酒店が一日スナックに大変身!? 往年の歌謡曲を聴きながらお酒とお料理で一献。みんなで創るスナッ空間! 懐かしくて、ちょっとダサくて、不器用だけど優しくて、そんな古き良きを体感しよう! 当日は往年の名曲が堪能できちゃうかも!なんなら流しも参戦しちゃうかも!? ダラダラ食べて呑んでって〜 予約不要です。 日時8月18日(日)11時〜18時 場所金原酒店 愛知県碧南市中山町6-7 メニュー(予定)・皮の流れのように ・ペッパー警ブゥ ・ラッキョウ池田 ・あらびき団

満員|8/24土-25日 みずから感じる大人のためのリトリート「¿鮎Ready?」

飲む水、洗う水、雨の水、川の水…私たちが生きていく上で様々な表情を見せる水。人間の体の60%を構成し、川では魚の命を育み、地球の大いなる循環を生みだしています。しかし、都会にいると水の循環をなかなか感じ取ることができません。 水源を巡り、鮎・蟹など川の生き物を捕まえて調理し、命をいただく。 湧水料理を食べて細胞を入れ替える。 私たちが流す水について考える。 さらに生き物を増やしていくために水を豊かにする術を学ぶ。 あらゆる水を感じる2日間。 ととのえ食治料理人の吉野さん

三重県下のたまり文化を支える「岡本醤油部」|生産者訪問#9|三重県

三重県四日市市。「伊勢蔵」から車で20分ほどのところにある「岡本醤油部」。「岡本さんのところもいい醤油をつくるし、なかなか見学受け入れをしていないから、ぜひ紹介するわ!」と、東海醸造の本地さんを通じて訪問させていただいた。 同じ三重県下でたまり醤油をつくる伊勢蔵さん、東海醸造さんの記事はこちら ▼ 「部」という部活動のような会社名を不思議に思い、岡本和也さんにお伺いしたら、元々は米屋とお茶の製造をしていた会社で、味噌醤油の製造を始めた時に「醤油部」という名がついたのだそう

「特徴を出さないのが特長」の伊勢蔵|生産者訪問#8|三重県

三重県四日市市。かつて大阪と江戸を結んだ東海道沿いに蔵を構える「伊勢蔵」。 「蔵としては100年以上経っていて、他業種さんからすると老舗なんですが、醸造業界の中では300年、800年の蔵元さんが結構いるから、うちはまだまだ若造なんですよね(笑)」と4代目の式井一博さん。実家の味噌蔵を2019年に引き継いだ、若き発酵MEN。伊勢蔵の味噌と醤油の特長は「特徴を出しすぎないこと」だそう。 「味噌を摺った時の滑らかさによっても味わいが変わるんですよ」と式井さん。手に持っているのは

ひとつの木桶から味噌とたまりを生み出す「東海醸造」|生産者訪問#7|三重県

鈴鹿サーキットで有名な三重県鈴鹿市で300年以上続く老舗の醸造所「東海醸造」。 蔵人の本地猛さんは、味噌の発酵のメカニズムや菌の話、歴史など、マニアックな知識を広く深くお持ちの方。 「三重県は伊勢湾に沿った縦に長い地形をしていて、南伊勢、中伊勢、北伊勢と文化がわかれています。」と、三重県の食文化と伊勢神宮との関わりなど、その地域ならではのお話が盛りだくさん! もともと、味噌と醤油は同じ桶から作られていて、「もろみ」と呼ばれる状態から分離された固体が味噌、液体が醤油だった。

豆まきagain#おまめさん作業日誌12

2024.6.19〜20 6.8〜9でドラゴン農場に蒔いたお豆さん。黒マルチが風になびいて芽に当たると焼けちゃうとのことだったので、土で蓋を被せたら、カチコチに固まり「蓋」になってしまって、中で芽が蒸し焼きになってしまいました。。。 ・開けた穴が小さかった ・土を全部に被せてしまった ・雨が降った後にピーカン☀️になって土が固まった などが原因か。 そんな中でも負けじと芽吹いた子もおりまして。 蒸し焼きになったところには再度豆を蒔き、今度は土を穴の半分に被せる。 そ

豆まき#お豆さん作業日誌11

2024.6.8〜9 育てた分の苗は植え終わったけれど、豆が余った…。 私たちとは別の畑を管理されている桐山さんにお話をしたところ、快く一部を貸していただき、耕運→畝立てまでしてくださいました。 感謝しかない。 とゆーことで、第二農場! 川がくねった場所にあるため、夫がドラゴン農場と名づけました。(ちなみに夫は辰年) マルチがある分、余った種を蒔き、残りは後日。 この辺りは風が強いので、マルチの上に石か土をのせ、発芽後に熱を持ったマルチで芽が焼けないようにマルチの