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いわき発の地域編集チーム「さすかる」 領域横断型インターン生募集開始!!

さすかるでは、今年8月より、領域横断型インターンシッププログラム「さすかるインターン」を実施いたします。

このプログラムは、領域や分野を超えて活動し、地域に新たな風をもたらしているプレイヤーのもとで、あなた自身が企画や事業を立ち上げるだけでなく、地域のひと・もの・ことをつなぎ、組み合わせる「コーディネート」や「編集」を学ぶプログラムです。

インターン生は、いわきの各地域に滞在し、さすかるが提供するツアー「いわき巡り」に参加。いわきの地域性や文化、歴史を学び、そのうえで、受け入れ先の企業にジョインします。そこで、それぞれに与えられた企画の立ち上げや事業の推進、課題解決といったミッションに取り組んでいただきます。

「さすかる」については、こちらの記事をご覧ください。

インターンの最後には、最終プレゼンで発表

さすかるインターンの特徴と背景

1966年に14市町村が合併し誕生したいわき市は、各地域ごとに多様な文化が育まれています。城下町、商店街、温泉町、漁師町や農村、旧炭鉱町や工業地帯。それぞれの地域に異なる課題、魅力があります。そして、それぞれの地域に、熱い想いをもって活動する人たちがいます。現場で活動されてきた人たちの思いに触れながら多様な活動を体験できるのが、いわきでインターンをする最大の魅力です。

一方、いわき市はあまりに広域であり、それぞれが向き合う課題も多様であることから、それぞれのフィールドで活躍する人たちのあいだをつないだり、あるプロジェクトとべつのプロジェクトをつなぎ合わせたり、ジャンルを横断したり、ネットワークを構築できる人材が求められてきました。つまり、地域を編集し、コーディネートできるような人材です。

さすかるインターンが目指すのも、まさに「それぞれ個別で魅力的なものをつなぎ合わせるスキルや理念を持った人」を育てることです。お互いのジャンルを越境しあったり、異なる意見を交わしたり、ノウハウを交換したりすることで、互いに影響し合えるネットワークをつくる。あなたに、そんな「さすかるな人」になって欲しいのです。

多様な仕事を体験したり、見聞きしたりすることは、自分の興味・関心を広げるだけでなく、物事を多角的に捉えるきっかけを生み出します。複雑な課題が横たわる現代社会では、多角的な視点や、ひと・もの・ことをつなぐコーディネート、編集のスキルが求められるはずです。そして、その視点やスキルは、いわきに必要とされているだけでなく、あなた自身の暮らしを豊かにしてくれるものでもあると思います。

つまり、このインターンシップを通じてさまざまな、ひと・もの・ことに出会うことで、自分自身に出会い直し、これからの人生をどのように働き、どのようなところに住み、どのように生きていきたいのかを考えられる場にしたいと思っています。いわきで奮闘する人たちの生き様や理念に触れ、あなたの人生を豊かなものにしてほしいのです。

その先に、次の時代の「いわき」もあります。さまざまな夢や希望、生きにくさや困難を抱える若い世代が、のびのびと自分の生を輝かせ、自分の力を最大限発揮して生きぬくことができる、そんないわきを作っていきたい。さすかるなネットワークをつくることで、「さすかるないわき」をつくる。それが私たちの願いであり、ミッションです。

自分の関心に引き寄せながら、地域や企業の課題に臨もう

|さすかるで体験できること|

自分自身に出会うことを通じて、これからの生き方・働き方を考える
いわきで働く、いわきで活動する人や企業に触れることで、自分の興味関心やキャリア観が深まります。多様な価値観が点在して広がるいわきだからこそ、自分自身に跳ね返ってくるものに出会えるはず。さすかるでの体験は、これからの人生、何を選択して自分の人生を歩んでいくのかについて考える、まさに「旅」のようなものになるかもしれません。

いわきという土地と、そこに生きる人に触れる「いわき巡り」
それぞれの地域で活動をする前に、いわき市内の複数の地域をめぐる5日間のまちあるきツアー「いわき巡り」を実施します。いわきの風土や歴史を知ること、地域のプレーヤーの話を聞くことで、地域を立体的に学ぶことができます。「地域」というものに対する解像度が上がる。そんなツアーにしたいと思っています。

まちを「編集」する視座を学べる
今回、受け入れ先となっている企業は、4社いずれも、地域のひと・もの・ことをかけ合わせる「さすかる」な事業を行っています。そんな企業と関わることで「編集」の視点を実践的に学ぶことができます。いわき市内で活動する編集者に協力いただき「編集講座」も実施する予定です。リアルな実践から、まちを編集する視座を身につけてみましょう。

小さな成功体験を得られる
インターンを通じて大切にしたいのは「小さな成功体験」です。プロジェクトは、1人、もしくはチームで取り組みます。いきなり事業を立ち上げるわけではありません。小さな一歩でも、「できた!」という経験が自分の自信につながっていきます。

移動手段として自転車を活用
受け入れ団体のひとつ「NORERU?」の強力で、インターン期間中の移動手段として「クロスバイク」を支給します。自動車や公共交通での移動に頼らず、あえて「自転車」で移動することで、これまで見えなかった風景に出会えるはずです。身体的に地域の距離感をつかむことは、まちの編集に、とても大事なポイントです。

自転車での移動で、身体的距離感をつかもう(Photo by 鈴木穣蔵)

|インターンシップのスタイル|

さすかるインターンは、複数の「取り組み方」と「過ごし方」があり、それらを自分なりに組み合わせて実践できるのが特徴です。

<取り組み方>
①マイプロジェクト型
自分の興味関心のテーマをもとにプロジェクトを立ち上げ、実行することを通じて学ぶスタイル。
②課題解決型
地域や企業により密接にコミットし、課題を解決するためのアプローチやアイディアを学ぶスタイル。

<過ごし方>
①フリーアコモデーション
滞在先の宿泊施設の仕事を行い、宿泊費無料で滞在する。
②自費負担
企業先での就労を通して得た収入で、宿泊費を自分で負担して滞在する。
③自宅から
自宅から通いながら、インターンシップに取り組む。


さすかるインターンの内容

|開催概要|

【開催時期】
2022年7月31日〜9月14日(7月31日(日)13:00集合@湯本駅)
【滞在拠点】
福島県いわき市
【費用】
17,500円
※1:インターン実施前に各自受けていただくPCR検査代、交通費、現地でかかる食費、宿泊費は含まれません。
※2:宿泊費は、フリーアコモデーションもしくはインターン先での就労を通じて企業から支払われるため、原則かかりません。
※3:フリーアコモデーション・インターンシップ以外で、アルバイトを行いたい場合は、別途ご相談ください。

【対象・定員】
全国の大学生、高専生、大学院生、社会人、フリーランス
定員:6名(応募者多数の場合、選考になる場合があります)
【お問い合わせ】
さすかる事務局  MAIL:sasukaruiwaki@gmail.com

▼申し込みをしたい
https://forms.gle/xMFtMfwQgh25zFqm9
▼説明会に参加したい
https://forms.gle/VfW5ueVf73XGi4HDA


|受け入れ企業紹介|

1、いわき自転車文化発信・交流拠点 NORERU?

いわき市常磐藤原町、IWAKI FC PARK内のNORERU? (Photo by 鈴木宇宙)

自転車を通じたまちづくりを考える!
自転車文化発信・交流拠点を盛り上げる担い手募集!

【テーマ】サイクルスポーツツーリズム、まちづくり、障がい・福祉

NORERU?が掲げる「サイクルスポーツツーリズム」「共生のまちづくり」のミッションをもとに、自転車を通じ、スポーツ・観光・福祉など各分野をつなげる、情報発信・交流の拠点を盛り上げる大学生コーディネーターを募集します。自転車を軸に様々な観点からまちを捉え、地域や人をつなぐプロジェクト・イベントを行っていただきます。

NORERU?は、福島県いわき市に2021年11月にオープンした「自転車文化発信・交流拠点」です。サイクリストが集う「コミュ二ティスペース」を提供するとともに、「自転車のある生活」の情報発信や各種ワークショップ・散走イベントを行っています。自転車を通じて、スポーツ・観光・福祉などの各分野がつながり、障がい者も健常者も一人ひとりが輝ける社会の実現を目指しています。

NORERU?でのインターンについて、詳しい情報はこちらをクリック


2、Guesthouse & Lounge FARO iwaki

いわき駅前で営業されているFARO

まちの楽しみ方・魅力を伝える!
大学生向けツアーを企画する、ツアープランナー募集!

【テーマ】まちづくり、新規事業、観光・おもてなし

大学生向けに、いわきの暮らしや駅前商店街の魅力を伝えるツアーを企画していただきます。FAROのインターン生が過去に行っていた企画のブラッシュアップを行う、もしくは、一から企画を考えるかのどちらかを選択し、ツアーの企画から集客、実施までを行います。地方都市のまちなかにあるゲストハウスが持つ強みは何か。プロジェクトを行いながらその答えを探っていきましょう!

Guesthouse & Lounge FAROは、2020年4月にいわき駅前にオープンしたゲストハウスです。駅から徒歩5分の場所に位置し、いわきを訪れた観光客だけでなく、地域のさまざまなプレーヤーが訪れる交流拠点となっています。また、月に一度、オンラインで番組配信なども行っており、情報発信基地としても機能しています。

FAROでのインターンについて、詳しい情報はこちらをクリック


3、元禄彩雅宿 古滝屋

いわき湯本温泉でもっとも古い歴史を持つ旅館、古滝屋

人と環境に優しい地域のあり方を考える!
300年続く老舗旅館の当主と「村づくり」を進める右腕募集!

【テーマ】環境・エネルギー・バイオ、食・ライフスタイル、農林水産・6次産業、動物保護、医療・福祉・ヘルスケア、伝統文化継承

人口30万都市のいわきの温泉街で、自然環境に寄り添った地域コミュニティをつくる。いわき湯本温泉にある老舗旅館の16代目当主が目指す「村づくり」に伴走する右腕を募集します。ミッションは、当主の右腕となって事業を進めるサポートをすること。事業計画の作成、仲間集め、企画の立案・実施など多岐にわたりますが、大事なことは、学生の自分にできることを見つけ、行動に移すこと。あなたのチャレンジを待っています。

有馬、道後に並び、「日本三大古泉」のひとつとされるいわき湯本温泉。温泉街として発展した元禄年間(江戸時代)に「瀧の湯」として創業。現在は16代目の里見喜生さんが当主を務め、2015年には創業320周年を迎えました。時代の流れやお客様のニーズに合ったサービスを提供しつづけ、創業以来、湯本温泉、そしてまちの発展を支えてきました。

古滝屋でのインターンについて、詳しい情報はこちらをクリック


4、Guesthouse & Kitchen Hace

オーナー三上さんのセルフビルドでリノベーションされたHACE

地域の空き家を活用し、温泉街に新たなにぎわいをつくる!
元バックパッカー、名物オーナーの右腕募集!

【テーマ】ゲストハウス、空き家、リノベーション、まちづくり

空き家をセルフリノベーションし、ゲストハウスを開業した元バックパッカーのオーナーと共に、自身の事業計画書を作成していただきます。開業までに必要なノウハウを学びながら、自らが開業したいお店のヴィジョンを具体的な形にしていきます。自身のビジネスを本気で行いたい方の参加をお待ちしております。期間終了後も、引き続き地域に滞在して事業を進めることも可能ですので、ご相談ください。

いわき湯本温泉街にある「Guesthouse &Kitchen Hace(ハセ)」は、2021年2月にオープンしました。Haceは、オーナーの三上健士さんが、空き家になっていた築60年のタクシー会社をセルフリノベーションして作ったゲストハウスです。和のテイストを取り入れた内装は、三上さんがバックパッカー時代に宿泊した、世界各国のさまざまなゲストハウスからインスピレーションを得てつくられています。

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|プログラムの流れ|

1、事前オリエンテーション
いわきを訪れる前に、参加者と事務局との顔合わせを目的としたオンラインオリエンテーションを実施します。参加者同士の交流を深め、地域での生活やインターンシップを行うにあたってのお困りごとを解決していきます。

2、事前ガイダンス
いわきに集合したのち、NORERU?を会場に、事前ガイダンスを行います。プロジェクトの目的・目標、スケジュールを明確にし、インターン開始前のマインドセットを行います。

3、いわき巡り(まちあるき)
インターンシップがはじまる前に、いわき市内の複数の地域をめぐる5日間のまちあるき「いわき巡り」を行います。風土・歴史を知ること、地域プレーヤーの話を聞くことを通じて、地域を立体的に学びます。

いわき巡りについて、詳しくはこちらをクリックしてください

4、ワークショップ・特別講座
インターンシップ期間中、情報発信や編集、デザインについて学ぶ特別講座が開講されます。まちの編集術に加え、自分の考えや思いを他者に伝えるための大事な視点を学び、インターンシップ活動に生かします。

◯情報発信講座
講師:小松理虔(こまつ・りけん)/地域活動家

プロフィール
1979年生まれ。法政大学卒業後、福島テレビ報道部記者を経て、現在はローカルアクティビスト(地域活動家)。「ヘキレキ舎」の屋号で、媒体の作成やイベント企画、オルタナティブスペースの運営などに当たる。『新復興論(ゲンロン)』で第18回大彿次郎論壇賞。共著に『常磐線中心主義』、『ローカルメディアの仕事術』など。

◯デザイン講座
講師:鈴木 美沙紀(すずき・みさき)/デザイナー

プロフィール
1993年 福島県いわき市出身。東北芸術工科大学プロダクトデザイン学科を卒業後、都内のUIデザイン会社へ入社。UIデザイナーとして人事システムやスマホ決済アプリといったデジタルサービスのほか、店舗のコンセプト立案など複数の案件に携わったのち2022年に独立。地元いわきを中心に地域でデザインの力を活かすべく、独立と共に福島と東京2拠点での活動を開始。使い手だけでなく、作り手も含めた"人の気持ち"に寄り添った温かみのあるものづくりを目指す。

5、中間報告会
インターンシップ開始約2週間後に、中間報告を兼ねた研修会を行います。ここまでの活動や学びを振り返り、アウトプットする機会を設け、残りの期間の目標を改めて設定します。

6、最終報告会
インターン期間で取り組んだプロジェクト、1ヶ月半のいわき滞在で感じたことを一人ずつ発表してもらいます。協力してくださった地域のみなさんへの感謝を伝え、ここで得た学びを、これからの活動・生活にどのように活かしたいかを考えましょう。

|スケジュール|

7月3日(日)19時〜 オンライン説明会①
7月7日(木)19時〜オンライン説明会②
7月11日(月)申し込み締め切り
7月18日(月)面談・決定
7月25日(月)事前オリエンテーション(19:00〜20:30実施予定)

7月31日(日)湯本駅集合・事前ガイダンス
8月1日(月)〜8月5日(金)いわき巡り
8月8日(月)いわき巡り振り返り
8月22日(月)中間報告会(13:00〜15:00実施予定)
9月14日(水)最終報告会(18:00〜21:00実施予定)

コーディネーター紹介

寺澤 亜彩加(てらざわ・あさか)

プロフィール
1995年愛知県名古屋生。多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科卒業後、庭師修行を経て、2019年4月にいわき市に移住。演劇を主に作品制作を行いながら、コーディネーターとしてNORERU?に関わり、地域のあらゆる人・モノ・コト・場所をつなぐ活動を行っている。

<参加希望者へのメッセージ>
生きることは「自分を表現する」こと。作家として地域で活動する中で、誰かの表現が一つの織り目を生み、それによって地域がおのずと編まれていく様をみてきました。そこから、ひとりひとりの表現の折り重なりにより成り立っているものこそが地域・文化なのだと改めて気づきました。今回、さすかるのコーディネーターとして、インターン生一人一人の人生が、最大限輝く瞬間を見つけるサポートをしていきます。いわきでの1ヶ月半を通して、自分を表現し自分が生きる場所を自分の意思で選ぶことのできる素地が作られていくといいなと思っています。


前野 有咲(まえの・ありさ)

プロフィール
1999年生まれ、山形県鶴岡市出身。宇都宮大学地域デザイン科学部コミュニティデザイン学科卒業。大学時代から、インターンシップ・地域留学を通して地方に中長期的に滞在。「じぶんと、じぶんの住んでいる土地に愛と誇りをもって生きる人を増やす」をモットーに、情報発信やイベント企画を行う。2022年4月福島県いわき市に移住し、現在はライター・地域編集(見習い)として活動中。

<参加希望者へのメッセージ>
大学時代から、インターンシップを通し、常に「よそもの」として地域に関わってきました。その中で、「地域をつなぐ」ことこそがしがらみを知らないよそものが、地域に対して貢献できることだと実感しました。よそものを受け入れられる地域住民の「寛容度の高さ」が私が考える居心地のよい地域の共通点です。私自身も4月からいわきに移り住んだよそものとして、インターン生のみなさんと一緒にまちを面白がっていきたいと思います!みなさんの参加をお待ちしております!

お問い合わせ

さすかる事務局

MAIL:sasukaruiwaki@gmail.com

▼申し込みをしたい
https://forms.gle/xMFtMfwQgh25zFqm9
▼説明会に参加したい
https://forms.gle/VfW5ueVf73XGi4HDA

supported by NORERU?・ヘキレキ舎