AB型ベイツ型擬態
私はAB型の人を嗅ぎ分ける嗅覚が発達しています。言わばAB型ソムリエです。狂信的なAB型信者の私はAB型の生態を熟知しているので、あたかもAB型であるかのように振舞うことができます。
初対面の人にAB型でしょと言われることも多いですし、昨日はAB型のサトバロフ君にも「そろそろB型の染色体生えてきたんじゃない」と労いの言葉をかけていただきました。
AB型ベイツ型擬態
私は右利きA型で、特異な個性を持ち合わせていないのですが、AB型の真似をすることであたかも面白くて厚みのある人だと思わせることができるようになってきました。
ソムリエ史
中学時代
中学生時代の私は自分自身のことを没個性的なつまらない人間だと思っていました。比べて一緒に過ごしている友達は小説に出てくるような面白い個性の持ち主で、余計に自分自身のつまらなさに嫌気がさしていました。
その時から特異性に魅力を見出すようになっていました。
その時つるんでいた友人の中に数人AB型の人がいました。そのAB型の友人は例にもれず強烈な個性の持ち主で眩しくて仕方ありませんでした。
もちろん、血液型で個性をすべて形容できるわけではありません。ただその時の私は、自らの浅薄な個性を、体内を巡る血液に責任転嫁したかったのかもしれません。
高校時代
高校時代は中学からのその流れでなるたけ尖ってやろうって思っていました。テニス部の練習では自分の所属している班の練習時間になっても、そんなのは練習にならないといい、一人で防球ネットに対峙して練習を続けていました。
また、学業の成績上位の者は一組に所属する、ベストクラス制度があったのですが、私はそれを辞退したい旨を教員に伝え、学年会議を開かせてしまいました。結局一組から抜けることはできませんでしたが。
高校二年生時にはテニス選手になりたいと思い、学年主任の先生に高校を辞めてテニス選手になりたいと相談しました。学年主任の先生は認めてくれましたが、母親の了承は当然のごとく得られませんでした。大学も行きたくなかったのですが、結局今は大学生になっています。
母親との論争の歴史はまた今度ご紹介します。
良くも悪くも尖っていた、或いは尖ろうとしていた高校生活でした。
大学時代
中学高校時代の努力(?)が幸いして、基本的に初対面の人から変人のレッテルを張ってもらえるようになりました。
ゼミの人からも暖かい反応をいただけております(?)。
語学の友達経由で伝わってくるので少々気まずいですが、印象が薄いよりはましです。及第点。
新婚時代
婚約者もAB型のベイツ型擬態によって獲得しました。めでたしめでたし。
人生の勝ち組
言うまでもなく私はAB型の血液を信泰しています。AB型の人はその時点で選ばれた種族。勝ち組不可避です。
左利きだったらなおのことです。魔王の討伐を容易に成し遂げるでしょう。
私自身はA型無個性の実写版緑谷出久ですが、無個性なりにお道化て見せたいです。
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