映画愛の現在

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記事

農民芸術の文脈と批評――宮沢賢治「農民芸術概論綱要」の続きを書く

佐々木友輔『映画愛の現在 第Ⅰ部/壁の向こうで』パンフレット(揺動BOOKS01)収録、揺動、2020年、12〜17頁

鳥取銀河鉄道祭

 『映画愛の現在』の制作は、鳥取県総合芸術文化祭・とりアート2019のメイン事業「鳥取銀河鉄道祭」の一環として始まった。公式ウェブサイトによれば、これは「宮沢賢治の名作『銀河鉄道の夜』を題材にした音楽劇」であり、舞台公演のみならず、映像リサーチやワークショップ

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鳥取で映画と愛について考える――『映画愛の現在』プロダクションノート

佐々木友輔『映画愛の現在 第Ⅰ部/壁の向こうで』パンフレット(揺動BOOKS01)収録、揺動、2020年、6〜11頁

 映画はどこにあるのか

 二〇一六年の春、大学の職を得て、鳥取で暮らすことになった。夜行バスに乗り込んで、三年間過ごした東京を離れる。鳥取市内には、鳥取シネマという映画館一館しかなかった。県内で見ても、東中西部にそれぞれ一館ずつ、合計三館しかなかった。鳥取シネマで見たい作品が見

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