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2023年のササキリを概観せよ
2023年回顧
2月。このnoteアカウントでも公開している、私ササキリが催している川柳句会ビー面(川柳のオンライン上での互評句会、選評を全公開していることを特徴としている。読むと、川柳が読める)は、22年1月から始めた。2023年のはじまりは、川柳句会ビー面の2年目のスタートだった。「【簡単】川柳の場のつくりかた【レシピ】」では、川柳をつくる西脇祥貴氏(川柳句会ビー面の初期メンバーでもある)と
『飽くなき予報』のあとがき【あとがき、予備知識】
予報が貴方に意識させる光景は、蓋然性が加わった未来の光景だ。このばあい、蓋然性の大小についてが気にかけられることはあまりない。素朴な、思慮の足りない、短絡的で、愚かなプロセスによって出力された蓋然性であってもかまわない。蓋然性は、あたえられるかどうかの二者択一であってもいい。光景はすでに事後的。筆記が貴方に賜予する光景も事後的に報じられている。命名も改名も襲名も予め排除しておいた。寵愛のなかで栄え
もっとみる【渇きのササキリ、湿りのやは】ササキリユウイチ×林やは「葉火句会Ver.12世界最強川柳タッグ決定いちご摘み句会のまとめ」全92句
林やはさんと川柳のいちご摘みをした全92句を公開します。さらに、本作品を作り終えたあとの談話を公開します。
渇きのササキリ、湿りのやは
ササキリ:
結局のところ、我々は23句の摘み、摘まれをしたわけです。まずは、この作業のつらかったところ、たのしかったところを振り返りたい。とはいえ、まずは具体的な質問を投げてみます。やはさん、いい摘み方をしたものは、と聞かれてまず初めに話したくなるのはどれでし