ささはらみちなり

素人小説を書いています。主に文学フリマに参加しています。 佐々山電鉄応援団は、表紙は…

ささはらみちなり

素人小説を書いています。主に文学フリマに参加しています。 佐々山電鉄応援団は、表紙は可愛いですが交通政策とまちつくりの物語です。 群馬県を走る地方ローカル鉄道。少子高齢化、マイカー依存、電車や路線バスの減便や廃止問題。 鉄道の廃止。そういう地域課題の小説です。

最近の記事

文学フリマ38にてブースに展示する模型(佐々山電鉄小湯線・渋沢~地獄沢駅間・旧西武線リバイバル塗装編成)

    • 文学フリマ東京38第一展示場G44「佐々山電鉄」

      いよいよ明日です。群馬県榛名山を走る架空鉄道の佐々山電鉄(実在していた東武伊香保軌道と同じルートを走行している想定)は脱線事故を起こし事業改善命令で全線で運行停止。マイカーがあれば電車は要らないという沼川市、渋沢町、佐々山町の沿線住民。突然、電車が走らなくなった街は予想外の事態に。交通政策の天才美少女の雨宮京子。彼女に憧れて交通政策とまちつくりの世界に飛び込んだ鈴木優。電車が大好きな地元高校生の佐藤美佳は佐々山電鉄応援団を組織して早期運転再開に奮闘するが……アメリカの軍事企業

      • 文学フリマ東京38】 出店名: 佐々山電鉄 ブース: G-44 (第一展示場)

        【佐々山電鉄応援団】群馬県榛名山を走る架空鉄道の佐々山電鉄株式会社(実在した東武鉄道伊香保軌道・廃止)は地方ローカル私鉄。御多分に漏れず赤字経営の為、群馬版上下分離方式を受ける為、赤字体質の支線である小湯線と自動車事業(路線バス)を経営合理化とバス運転士不足を理由に廃止し経営スリム化を行う。高校生応援団の佐々山電鉄応援団は「公共交通を守る公的支援を貰う為に小湯線廃止は本末転倒」と小湯線廃止に反対をしていた。交通政策に精通していたメンバーの鈴木優は高校生でありながら、師匠の交通

        • 都合により一部作品を非公開にしました

          申し訳ございません

        文学フリマ38にてブースに展示する模型(佐々山電鉄小湯線・渋沢~地獄沢駅間・旧西武線リバイバル塗装編成)

          小説即売会で目立つ為にジオラマ展示?

           文学とは関係ない。セコイ方法なのは情けないけど自分の文章力と作品に魅力が無いからなのは解っている。でも書いたからには読んで貰いたい。  ある意味。ジオラマは私の自作。これも佐々山電鉄という作品の世界観を読者に伝えたい仕掛けと言い張れば、立派にクリエーター作品として置いて貰えると思う。  実際に文学フリマで、本来なら購入者特典の硬券・入場券にスタンプをブースで押す作業中、名も知れないサークルの前を素通りするお客様達は足を止めてくれた。結局、買わないけど硬券に興味がある人に

          小説即売会で目立つ為にジオラマ展示?

          ぐんコミにいってきたけど……

          ぐんコミにいってきたけど……

          文学フリマ東京37出展につき『佐々山電鉄応援団』全4巻 全文公開

          11月11日文学フリマ東京に向けて「佐々山電鉄応援団」全4巻分のすべての内容を投稿しました。文学フリマ東京では、ブース『佐々山電鉄』 『第2展示場 1階 うー28』にて販売します。各巻500円。  佐々山電鉄硬券入場券を差し上げます。  小説の舞台は群馬県榛名山の温泉。密かに進む太平洋戦争時からの負の遺産を狙うアメリカ軍事企業ドシキモ社。国民に隠された未返還領土の存在。榛名山にある旧日本陸軍の掘削した弾薬庫跡地。佐々山電鉄小湯線のトンネル転用になる現在も存在していた。  

          文学フリマ東京37出展につき『佐々山電鉄応援団』全4巻 全文公開

          佐々山電鉄応援団 第4巻

           作中に出てくる手トロ   一日限定アイドルグループ  数日前。 沼川無料カフェ。  愛理が「美佳ちゃん。イベントのステージでさぁ。群馬特使アイドル・はるな団の出演依頼の件。相手方へ電話した?」 「まだ、してないよ」 「えー。ちょっとヤバいよ。相手はアイドルグループだよ。先約が入ってるって断られたらアウトじゃん。早くっ電話してよ」 「ほい。解った電話番号って何番?」 「ネットで調べれば?」 「おー。なるほど」  確かに美佳ちゃんは電話をして相手も応答してい

          佐々山電鉄応援団 第4巻

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          佐々山電鉄の元ネタは榛名山(伊香保温泉)

          佐々山電鉄の元ネタは榛名山(伊香保温泉)

          素人小説を通じて地域課題を知って貰う。#未来のためにできること

          素人小説を通じて地域課題を知って貰う #未来のためにできること 人口減少、少子高齢化、公共交通の衰退、マイカー依存。  この地域課題の解決策は、赤字の鉄道や路線バスを廃止にして本数の少ないコミュニティバス運行に切り替えるか、地方自治体が高額な公的支援という補助金を出す事で鉄道や路線バスを維持する事が解決策とされています。  通常は、たいていの地方自治体には交通政策課という部署があります。  貴重な税金を一部の人しか利用しない鉄道やバスの維持にあてるなら、道路維持、福祉や

          素人小説を通じて地域課題を知って貰う。#未来のためにできること

          佐々山電鉄応援団 第3巻

          群馬県立渋沢実業高校 9月1日。 午前7時50分。 榛名山の澄み切った秋空と言いたい処だが、真夏のような暑い日だった。 僕は、佐々山電鉄の渋沢駅前に居る。 8月2日の事故以来の学校の制服を着ていた。 「美佳ちゃん遅いなぁ」 佐々山電鉄・渋沢駅は、沼川市から榛名山頂に抜ける県道33号線の脇にある。  昭和31年まで、前橋市や高崎市から沼川市を経由して渋沢温泉まで渋沢軌道という路面電車が走っていた。 佐々山電鉄の渋沢駅は、その路面電車の駅があった場所より少しだけ

          佐々山電鉄応援団 第3巻

          佐々山電鉄応援団 第2巻

          ー 日本政府からの依頼 ー  8月5日。佐々山町地獄沢 台風が関西の方から接近している。 天気予報では午後から大荒れの天気になるらしいけど、午前中の群馬県は晴れていた。 嵐の前の静けさというけど、本当に台風が来るのか疑いたくなるような天気だ。 佐々山電鉄・小湯線の地獄沢駅前にあるホテル鈴木。 台風が来るのに、ほぼ満室な状況だ。  僕は、ホテルのフロントに座っている。 あの事故から3日が経過した。  佐々山電鉄のバス代行は、事故初日から道路渋滞や、乗客の積み残

          佐々山電鉄応援団 第2巻

          佐々山電鉄応援団 第1巻 

          【プロローグ】  アメリカの軍事企業ドシキモ社が、世界中の各分野における天才高校生達を集めてインスタント・ハッピー・カンパニー研究所というのを世界各国で展開している。  日本にも東京渋谷に支社がある。  自薦他薦はなく、インスタント・ハッピー・カンパニー研究所のスタッフが独断で高校生をスカウトに来る。  研究に関する事なら全額資金を支給してくれるし、大学や企業にも共働研究や資料の提供も受けられる。  噂だと、群馬県・榛名地域を走る佐々山電鉄沿線に、次世代交通システム

          佐々山電鉄応援団 第1巻