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求めよさらば与えられん

イエス! イエッサー!

私の頭の中でキリストが煩悩という大海原を二つに割って、後光を差しながら歩いてくるのがわかった。

あなた様のいうとおりです。
求めなければ、与えられません。


3月15日(金)
私はイトーダーキさんのおなぐさめラジオを聴いていた。

準有料級の音声配信は、noter必聴の優良の無料ラジオだった。
そこで私は、長瀬まぐまさんのnoteを知ることとなる。

3月16日(土)
私は早速、上記の記事を読んだ。面白い。なんでこんな面白いものを知らなかったんだと自分自身、かなり驚いた。

当該記事は7,000ものスキがついている。信じられない数字だ。
もうすぐnoteを始めて一年になるのに、こんなに人気の記事を読んでいなかったことにとにかく驚いた。

noteにはランキングがない。

それは精神衛生上かなり良い。誰かと比較する必要もないし、マイペースに更新できる。note公式ではないランキングが存在するのは知っているが、わざわざ見に行くこともないし、私は誰が人気noterなのかを正直なところよくわかっていない。有料記事はほとんど読みにいかないし、著名人のnoteもよくわからない。できれば、普通の人の普通のnoteが読みたいし、その中に面白いものがあるのを発見したいとも思っていたりもする。

けれど、やっぱり面白いものは読みたいじゃないか。

どうやって探せばいいのだろう、と思うが、その方法がよくわからない。
誰かが紹介している記事を読みに行くのが一番手っ取り早そうだけどと思いながら、私はその日、こんなことを呟いた。

そして、Xで花丸恵さんが紹介されている記事も読みに行った。

子どもの目線と大人の目線について書かれているエッセイ。ご自身の体験談を元に大人になったからこそ気づく、子どもの頃には気づかなかった大人たちの状況に想いを馳せる優しい記事だった。

とき子さんについては、全く存じ上げておらず、どこに面白い文章が転がっているかなんて、普段noteをうろちょろしているだけでは、絶対に気づかないんだろうな、としみじみ思った。

そんなことを思っていたら、ヤスさんが怪物ブロガーの加藤はいねさんという方をご紹介してくれた。

そして早速読みにいく。

めちゃくちゃに面白い。やば!
ヤスさんが王子に見えた。白タイツの王子様が白馬に乗っておもろい文章を運んできてくれた!
いや、王子じゃなくて天使かもしれん。見返りを求めずに面白いことと文章について教えてくれる関西の天使ヤス(敬称略)。

加藤はいねさんと言う方はかなり有名なブロガーさんらしいけど、この方も知らなかったなぁと思う。
そもそもはてなブログは旧ジャニオタのブログぐらいしか読んだことはなかったので、知らなくても当然だし、そもそも当時は文章に興味はなかったし。

そういや、イトーダーキさんは潮井エムコさんも面白いって言ってたよな〜と思い出して、潮井エムコさんのnoteへも足を運んでみる。
最近エッセイ本を出版されていたのは知っていたが、ちゃんとエッセイを読んだことがなかったなあと思って、せっかくなので古いやつを読んでみる。

なにこれ10,000スキって!
と思いながら読んで、あ、知ってるってなった。
どこかで読んだことがあった。面白かったので読んだのを記憶していたのだ。

そして思う。

面白いものは、ちゃんと届くんだなぁと。
でも、それでも届かない面白いものがインターネットの海にたくさん沈んでいるんだろうな、とも。

沈んだものはサルベージしなければ見つからない。
サルベージしたものが面白い時、私は多分、次の文章を読みたいと思うだろう。きっと面白い文章を書く書き手は、他にも面白いものを書いているに違いないと考えるからだ。

一つの面白い文章は、期待を生み、信用を生む。

読まれ続けるためには書き続けなければならないし、面白いものを書き続けなければならないのではないか、とそんな気がした。


ええー!
ハードル高いよ! 無理ゲーだよ!
書きながら自分で勝手に答えを導き出しておいて、あまりのハードルの高さに愕然とした。読まれ続ける人はすごいんだよ。多分、根っからの天才なんだよ。ソーダソーダ、ホワイトソーダ!

ああ、もう無理だ。頭が混乱してきた。

まあいい。私は高すぎるハードルを潜っていこう。ハードルを越えることなくリンボーダンスを踊るように潜っていこう。それにはやはりこの太くて逞しい前ももの張りをなんとかしなければならない。明日から、柔軟性を高めよう。正座をしたまま後ろに倒れ込み、そして、そこから起き上がる練習を欠かさずにやろう。そのうちに私はどんなに低いハードルだって、越えずに易々と潜ることができるようになるのだ。私は、それに期待したい。

そして、その柔軟性を持って海に潜ろう。私は面白い人が書き続ける面白いものを求めて、海に出るんだ。そしてきっと潜り続けた結果、私は母なる海の力をこのふくよかな肉体に宿し、インターネットという大海を真っ二つに割ることができるようになるのだ。私は猿ベージすることなく、易々と面白いものが探せるような能力を手に入れるんだ。私ならきっとできる。

私は私を信じよう。求めよさらば与えられん。




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