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鏡の法則と私の心

自己肯定感、自尊心ゼロだった人間が約2年前に12年勤めた会社を退職し、自分らしくありのままに生きる道を模索中の日々を綴っています。

先日、久しぶりに友人に会いました。
中学時代からの友人で、私が母との関係に悩んでいた時から事あるごとに力になってくれたり、悩みを笑い飛ばしてくれたり、かけがえのない存在です。
コロナ前には、地方に移住した友人と3人でオフラインで会ったり、コロナ禍ではオンラインで飲み会をよくしていました。

このnoteの投稿も見てくれて、感じたことを率直に伝えてくれる大切な友人です。(と、この文もおそらく目に触れると思いながら、恥ずかしくて面と向かって言えないようなことを書いています(笑))


他の知人にも共通するのですが、コロナが収束したにも関わらず、オフラインでもオンラインでもなぜか会う頻度が少なくなっていました。

そんな中、今回は数ヶ月ぶりに一緒にランチをしよう!ということになりました。

久しぶりに会って、一通り近況報告を終えた後、友人がある一冊の本を「HARUに読んでほしいなと思って。」と渡してくれました。

その本のタイトルは『鏡の法則』という本です。
(※この後、本の内容が少し伝わる表現があります。)

ものすごくざっくりな説明になりますが、野口嘉則さんという方が書かれた実話に基づくある主人公の方の親子の葛藤を描いたお話です。

友人からは「本の中にある、主人公が父親に電話をする場面でHARUを思い出したんだよね。」と言ってくれました。

渡された時は、本の内容がよくわかっていなかったのですが、友人のその言葉に心がじんとしました。

また、ちょうど前日に、初めて母親に誕生日プレゼントを渡したいと思ったタイミングでの出来事だったので、不思議な巡り合わせのようなものも感じました。



その後も、あっという間に時間が過ぎるほど楽しく時間を過ごし友人と別れました。

友人と別れた後に、アーティストデートで行きたい場所があったので、一人でカフェに入り、さっそく友人が貸してくれた本を読んでみました。

読んですぐに、涙が込み上げてきて、その後も心を落ち着ける為に何度も本を置きました。

それでも、『早く結末が知りたい』と思って、周りの方に気付かれないように涙が溢れるのを堪えながら、なんとか読み終えました。

そして読み終えた後、『私も母に ありがとう。と、ごめんね。を言いたい。』と思いました。

一瞬、『今日電話してみようかな?!』と思いましたが、すぐに『何年もまともに会話もしていないのに、この主人公のようにいきなり電話はできない。』と思いとどまりました。

その本には、物語のあとがきの中に【ゆるすための8ステップ】というものが書かれています。

本を読み終えた翌日に、すぐにステップ3まで行いました。

本当は1日で終えたかったのですが、途中で力つきました(笑)

その翌日には全ステップを終えよう!と意気込んでいたのですが、ステップ3までの心理的負担が想像以上に大きかったのか、そこから4日後に、ようやく最後の8ステップまで終えることができました。

本の中には、
【ゆるすための8ステップ】を終えても、ゆるせない という気持ちが残っていたら「○○さん、ありがとう。」というステップを毎日5分以上やってください。
とありました。

私は、自分の母に対して『許せない。』とも『許せた。』とも思っていません。
でも、8ステップを終えた翌日から今日まで毎日5分間「お母さん、ありがとう。」と何度も何度も声に出しています。

明日以降も、いつか自然に母に「ありがとう。」と「ごめんね。」が言える日がくるまで、きっと毎日続けるだろうなと感じています。

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