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多彩な多世代が集まる地域の居場所「こ・こ・ろ こども食堂」

子ども食堂サポートセンターいばらきの伊東です。
朝のニュース番組で、上野恩賜公園でのお花見の様子が流れてきました。
新型コロナウイルス感染症の5類感染症への変更になり、少しずつマスクがなかった頃の生活になりつつありますね。
茨城県内でも桜祭りが開催されるようなので、近々、お花見に出かけたいと思います🌸🌸🌸

早速ですが、県内の子ども食堂の調査報告をしていきます!
前回の記事はこちらから!

今回訪れたのは「こ・こ・ろ こども食堂」

12月に訪れたのは、取手市で活動しているNPO法人こ・こ・ろが運営する「こ・こ・ろ こども食堂」。月2回火曜の夕方に活動しています。
子ども食堂のほか、不登校やひきこもりで悩んでいる当事者や家族への個別相談、出張支援相談、講演会やセミナーを開催するなど、若者たちのさまざまな支援活動を行っています。
代表の志賀さんに挨拶をしてさっそく中へ。

伺った日から会場が変わったそうです

~今日の献立~
・ハンガリー風チキントマト煮
・サツマイモケンピ
・キャベツのツナサラダ
・いんげんの白和え
・たまごスープ

多彩なボランティアが集まる多世代交流の場

中に入ると、すでに厨房担当の皆さんが準備をしていました。
「メニューごとに分担して準備をしています」とボランティアさん。
高校生や、華麗なフライパンさばきをするボランティアさんなど多彩なメンバーがいました!

華麗なフライパンさばきのボランティアさん

毎回、お持ち帰り用のお弁当とあわせると約80食程度作っているそうです(多い時には100食を超えることも!?)。
子どもたちは、学校が終わった後集まってきて、高校生ボランティアと遊んだり勉強したりしたあと、食事を食べてから家に帰ります。
大人用には、持ち帰り用のお弁当を用意しているんです。

テイクアウト用のお弁当

お伺いした日はあいにくの雨で、子どもたちは少なめでしたが、
高校生ボランティアの皆さんは、子どもたちに声をかけたりして交流していました!

新鮮な野菜、メインのチキントマト煮は絶品!

活動後には、高校生ボランティアの皆さんと夜ご飯!

彩り鮮やかなプレート

まずは、メインのハンガリー風チキントマト煮をいただきます!
※ハンガリー料理は、世界三大料理のひとつで、野菜や果物、お肉など食材
 の宝庫でもあることからグルメの国としても有名なんだとか!
分厚くカットされたチキンは、しっかりと中まで火が通っているのに冷めてもジューシー!

ごろっと入ったチキンはジューシーで食べ応え満点!

野菜やキノコがたっぷり入ったソースは、トマトの酸味もありさっぱりとしながらコクがあります!

ごはんとも相性がよく、ごはんにかけながら食べ進めます。
副菜は、キャベツのツナサラダのほか、いんげんの白和えもたっぷり入っていました。特に驚いたのが、いんげんの白和え。
シャッキシャキで今まで食べたことがない食感!

スープは、ふんわりたまごが入っていて優しい味付けでほっこりしました♪♪
サツマイモのケンピは、素材の甘さを活かした味わい、薄切りながらも中がホクホクしていてこれまたおいしかったです!新鮮な野菜やチキンがたっぷり入った大満足のプレート!ごちそうさまでした。

卵がふんわりとしていて優しい味わい

地域を超えて、次世代の担い手を応援

「平松農園さんと提携してお野菜を送っていただいています」と志賀さん。 平松農園は、宮城県仙台市で農業をしている女性(富山県出身)が一人で切り盛りされている農園で、今日のお野菜のほとんどが平松農園から直送されたお野菜だそうです。
「平松さんは、仙台で大学生活が始まるタイミングで震災を経験。ボランティア活動を経て、大学卒業後に仙台で農業をはじめています。その話を聞いて、私たちも応援したいと思って、現地見学にも行ったんですよ」と志賀さん。
地域の担い手となる若者の取り組みを応援しながら、さらに、
子ども食堂を通じて子どもたちに新鮮で美味しい野菜を食べてもらう。
素敵な循環だなと思いました。

また、当日は総合学習事業※で志賀さんの授業を受けた取手一高の生徒さんたちも来ていました。
※取手一高では、1年生を対象に総合学習事業「産業社会と人間」で、地域の多様な課題に取り組む方を講師として招いて、課題や取り組みについて学ぶ授業があり、授業を受けた学生は、各テーマについて調べて発表会をするそうです。

多世代交流、地域の居場所としての役割


高校生が地域について理解を深めること、地域で活動している皆さんの取り組みを知ることは大切な機会だと感じます。高校生や大学生が活躍する子ども食堂を何か所か取材しましたが、「みんなの居場所」としてはもちろん、多世代が交流できる場所にもなっていると思います。
地域の中に、子ども食堂がたくさんあると、もっともっと地域が元気になるかもしれませんね♪

最後までご覧いただきありがとうございました。
子ども食堂調査まだまだ続く!
次回も乞うご期待!

こ・こ・ろ こども食堂(運営:NPO法人こ・こ・ろ)
開催日:第1・3火曜午後3時~午後6時
開催場所:取手市福祉会館(茨城県 取手市東1-1-5)
ホームページ:https://npo-kokoro.webnode.jp/
お問い合わせ先:080-1369-5155(志賀)
※参加費等詳しくは、お問い合わせください。

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