アラサー女子、カナダ・モントリオールで生きる日記 「カナダ人って、めっちゃいいやつ(涙)だった話」
ーアラサー女子、カナダ・モントリオールで生きる日記ー
30歳ギリギリで会社を辞め、ワーホリでカナダ・モントリオールへ。フランス語はもちろん、英語もろくに喋れなかった私が、今では一人暮らしをし、友達たちと英語とフランス語で楽しく話せるまでに成長(フランス語はまだ勉強中)。ここではモントリオールでの生活風景と、文化の違い(イケメン外国人のディテール?)など、独身アラサー女子ならではの目線で気ままに書いていこうと思います。とても個人的な日記のような感じなので、お見苦しい場合もあるかと思いますが、どうぞ優しい眼差しで見守っていただけると幸いです・・・:)
友人を連れて、電車で森のchalet (シャレー)へ
日本から親友がやってきた!ということで、カナダ・モントリオールを案内。街中もいいけれど、やっぱり大好きなカナダの自然を満喫してほしいと、電車で森の中に住む友人のシャレーへいくことに。ちなみにおしゃれなchalet(シャレー)については別の記事に詳しく書いています。
モントリオールから森のシャレーへは、「VIR Train」という特急列車で約2時間。私自身もあまり電車に乗った経験がなく、この日もドキドキ!
え、電車間違えた?(笑)
予約時間ちょうど、電車が来たので友人と乗り込むことに。しかし、なんだか前の記憶とちょっと違うような…(私の第六感がザワザワ)。とっさに周りの人に聞いても、その駅に止まらないかもと言われ、不安になった私は、大急ぎで先頭の運転手のいるところまでダッシュ!
「すみません!この駅に行くチケットを取ったのですが…(つたないフランス語で)」と叫ぶと、車掌さんとスタッフは「めっちゃ違うよ!!!!」とのこと。「やばーい(笑)、やったった」と半泣きの私は、大急ぎで友人のもとへ戻り、「降りてーーーー‼︎」と、次の駅で下車。なんと、私は住んで3年になるのに、乗る電車を間違えてしまった(笑)。
列車の外に出てみると、さっき話た車掌さん達が大声で「反対方向に行って!!!まだ間に合う」と叫んでいる。
みると、反対側に乗る予定だった電車がいるではないか!荷物を持って、また急いでダッシュ!しかし、そのダッシュの成果も虚しく、反対側にたどり着く前に電車は出発してしまった。放心状態。初めてモントリオールを訪れてくれた(わざわざ日本から)友人を森に連れて行けない…どうする…と再び放心状態の私。ウーバーだといくらかかるんだ…(涙)。
すると、今度は上の方から「パッパーーーー」という列車特有の音が。「ん!?」とまた野生の第六感が反応し、もしや…と反対側のホームまでまたダッシュ!
すると、乗るはずだった電車がいるではないか!「ありえない〜(涙)」と言いながら、階段を駆け上がり(30代にはちょっときつい)、また間違えてはいけないと「この駅に停まりますか⁉︎」と息切れ&半泣きで叫んだ。「そうだよっ」とおっちゃんもニヤリ。この時、人生で一番の「 Thank god(ありがとう神様) 」が出たと思う(笑)。
逃した!と思った電車に無事に乗れたことに感動して、車内でしばらく友人と放心状態。「え?すごくない?私たち、乗れてる?」。どう考えてもラッキーとしか言いようがない。ドキドキを落ち着けるために、コーヒーを買うことに。
さっきの切符を切ってくれたおじさんがコーヒーを売っていたので、「危うく電車逃しそうだったんだよね、危なかった、めっちゃラッキーだった(汗)」と話すと、「知ってるよ(笑)。だって君たちのために戻ってきたんだもん」と衝撃の一言。「え?私たちのために?え?出発したよね?え?」と動揺してたら「君が話した車掌さんが電話してきて(回線があるらしい)、戻ってあげてって言われたんだよ。だから待ってたのに来ないから音鳴らしてみたよ」。
な、なんと…(涙)。なんて優しい国なんだ!カナダ!ありったけの小銭をおじさんに渡して、大きなハグで「ありがとう」と伝えた。おじさんは「当たり前だよ、カスタマーが困ってたら戻るよ、普通だよ」。いや、普通じゃないよ、おじさん!
降りる時もおじさんは丁寧に「あと2分で着くからね、準備してね」と教えてくれた。ますますカナダが好きになった、そんな出来事だった。
この電車の旅で学んだのは、何年住んでもどこの国でも余裕ぶらないでちゃんと確認すること(笑)。そして最後まで諦めなければ、大体のことはなんとかなること。
何よりカナダの親切な行為に、感動。いくら感謝しても足りないくらい。いつも電車遅れて「日本なら3分遅れただけで…」と文句を言ってたけど、もう一生言いません!(笑)と誓ったのでした。
自然の中のシャレーの話は、また次の記事に詳しく書きますのでお楽しみに。
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