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【641球目】三陽ファン

三陽ファンという言葉をよく使います。
私自身が三陽ファンである必要がありますが、最も熱い三陽ファンだと自負をしています。しかしながら、元々そうだった訳ではありません。なぜ、そうなったのか、今日はそんなお話です。



自身の成長

現在三陽工業は44期目を迎えていますが、私が入社した時は25期でした。
今から19年前になります。約5年間の会社員生活を経て三陽工業に入社した訳ですが、25期から29期の途中まで、リーマンショックが発生するまでの間は、それまでの三陽工業の業務を覚えていくことに必死でした。リーマンショック前の2年間は三陽工業の売上が通常よりも1-2割上昇していますが、明石工場の生産台数に連動しています。

その中で溶接職場向けの溶接工育成にも取り組んだことがあります。1年ほどでリーマンショックが発生しましたので頓挫しましたが、何かを考えてやること、やったことがないことをやることは範囲は狭いですが、やろうとしていたのがこの4年間です。自身の基礎が出来た様な感覚ですね。


仲間との出会い

製造の営業や派遣の営業・管理の最前線で仕事をさせて頂いていたので、多くの方々とお話をしながら仕事をすることが出来ました。今と比較をすると比べ物にはなりませんが、派遣で行ってくれている社員の中から有望であろうと自分で判断した社員は請負職場や自社工場へ異動をしてもらいました。

その中で逆もあります。
現在の高砂事業所の礎になっている企業に対しては自社工場のメンバーを派遣としてその工場に配属をしました。その配属は必ず自身のプラスになると判断をしていた為、業務指示として行って頂きました。

そんなメンバーが今は各拠点長やスペシャリストとして頑張ってくれていますし、きっと三陽工業に入社して良かったと思ってくれているはずです。私とのコミュニケーションの量は随分と減りましたし、何なら仕事においてはほとんど無くなったと言っても良いくらいですが、責任を持って仕事をしてくれていますし、成果を上げてくれています。


唯一無二の会社

仕事において成果を上げること。
新卒で入った会社で学んだことの1つです。結果が全てである。プロスポーツでは良く言われることですが、ビジネスにおいても同じことが言えます。
それを当たり前だと感じることができるのは最初の会社の影響が大きいです。結果を出す為に何をどう進めていくのか。そんな視点で物事を考える習慣がついています。

30期の7億1800万円からスタートした時には、とにかく結果に拘りました。結果を出す為に最善のそして最短の選択を常にして来ました。そして、じわじわと売上が上がりながらも、常に違和感を感じていました。
製造派遣の負のスパイラルです。

これを変えたい。
その為には何が必要なのか。

それも試行錯誤しながら、2016年の生産推進グループに辿り着きます。
ちなみに、2016年の時点では私はまだ社長ではありません。社長ではない状況の中で、自分の考えたことを全て実行しながら、多くの失敗をしてそれでも前進することができた。

この環境こそが、私自身が三陽工業が唯一無二の会社であると考える1つの要因です。やったことがないことをやる為にどうするのか。
それを考えること。当たり前のことですが、実は難しいことです。


当たり前を変える

世の中の当たり前を変える会社にいることを理解する。
そんなフレーズが社内にあります。その通りです。

どうせ派遣でしょ。
どうせ中小企業でしょ。

こんなマイナスのストロークを世の中から排除する為に三陽工業は存在します。大手企業も昔は中小企業です。いきなり大手企業になったのではありません。

派遣という言葉についてもそれがネガティブなイメージを持つ人もいればそうでない人もいます。私達は三陽工業という働き方を創りたいと考えています。仕事に行くのが楽しい、それがベストな形ではありますが、まずは仕事に行くのが嫌ではない、そこから始めるべきだと考えています。

毎日が試行錯誤です。上手く行くときもそうでない時もあります。それも含めて、いかにして仲間を増やしていくのか、三陽ファンを増やしていくのかを考えながら今日も進んでいます。

最後に

入社時から元々三陽ファンであったかもしれません。
それは派遣業をやりながらも製造業をやっていたことが大きく影響をしています。今と比較すると、研磨も物流もとても小さな規模でしたが自分たちの工場で製品を作る、自分たちのトラックで製品を運ぶ、そこに誇りを持っていました。

2016年からはそれだけでなく製造派遣という事業においても、その誇りを持てる様になりました。三陽工業の強みは製造業をやっていることのみならず、生産推進グループの社員1人1人ですと言える様になりました。

自分で行動して、自分の思考したイメージの会社に近づきつつあるからこそ、三陽工業のファンになっているのかもしれません。同時に、1つの部署や1つの拠点では、その長が自分の思考したイメージの部署や拠点にすることが可能です。

もちろん制約された条件はありますが、時と場合によってはそのルールを変えることだって可能な訳です。そう考えられる人をいかにして増やしていくか。三陽ファンをいかにして増やしていくのか。

これからの大きな課題だと認識をしながら、これからもシンカを継続していきます。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いいたします。


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