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【639球目】安い賃金?

外国人技能実習生の制度の変更素案が提出されたと大々的に報道がありました。今まで認められなかった転職が可能になる等の大きな変更を含んでいます。今日は外国人技能実習生のお話から始めていきます。



外国人技能実習生

外国から日本に来て技能を学び母国に帰国した際にはその技能をもって経済発展に寄与していく、そんな目的の仕組みです。三陽工業においても子会社2社でこの技能実習生の仕組みを導入しています。

三陽工業の子会社、サンテックと太田工業所で働いてくれている技能実習生はとても真面目に仕事に取り組んでくれています。中には家族を母国において来てくれている人もいてその必死さが伝わって来ます。どちらの会社においても技能実習生の存在はとても価値のあるものであり、大きな戦力になってくれています。

兵庫県明石市魚住町中尾425−1

問題点は?

ただ、一般的にはこの外国人技能実習生の制度は大きな問題を抱えていると言われています。何年か前には大きくメディアにも取り上げられていました。

低賃金で働いている為にほとんど手取りが残らない。パワハラ等の酷い扱いを受ける為に実習生が失踪してしまう。こんな問題が取り上げられていた記憶があります。この外国人技能実習生の問題は製造派遣が抱えている問題とも似ています。その両方に共通する問題点は、

安い賃金で働くこと

です。企業側は常に、安い賃金で働いてくれる人を探しています。
ここが大きな問題点だと認識をしています。もちろん、企業をやっていく上でコスト意識は大切です。ただし、安い賃金で働いてくれる人は世の中からいなくなりつつあります。技能実習生を使うにしても、派遣を使うにしても、この意識を取り除いていかないと、形を変えて同じ問題が発生をしてくるはずです。

良い製品を作る、良いサービスを提供する。だからこそ適正価格でそれを販売することができる。結果として、適正な賃金を払うことができる。
そもそもの思考を正しく持つ必要があります。

失われた30年

失われた30年の課題の1つです。
賃金が上がらない。諸外国と比較すると、日本の賃金水準は低水準と言われています。大企業の内部留保もその要因の1つですね。少しずつ改善はされつつありますが、まだまだ追い付いていないのが現状です。

製造業においては、生産が海外へ大きく移転していった時代がありました。
その中で少しでもコストを下げる為に、人件費にまで手を付けてしまった。
そこを下げていったからこそ、今の日本の状態があると思います。

高度経済成長期に大企業に勤めていた人のお話を聞いたことがあります。毎年凄いスピードで給与も賞与も上がっていったそうです。この日本にもそんな時代がありました。強い企業はそういうことを行うことができます。

失われた30年

三陽工業においては

三陽工業においてはまだまだそこまで強くありません。売上が大きく飛躍してやっと5年目です。年々財務体質は強化されていますが、まだまだ強いという水準ではありません。あと数年でここが大きく強化される可能性を秘めています。より強くなるまであと一歩です。そうなると思い切ったこともやりやすくなります。強くて優しい会社を創ることができる。その為の一歩目がもうそこまで来ています。

この三陽工業では約1900名の社員が働いてくれています。その1人1人の頑張りがそれを実現してくれます。そのためには、仲間を増やす必要があります。三陽ファンを増やす必要があります。それを実現するために、正しい思考と行動を積み重ねていきます。

三陽工業の給与は高い水準にある。

これがあるべき姿です。
理想です。現在地から理想に辿り着くまでいくつかの課題があります。
その課題の1つが仲間を増やすことです。言い換えると、仲間を増やすことが出来れば、三陽工業の給与は高い水準にあるという理想を実現することが出来るのです。

理想を現実にする為に行動していきます。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。

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