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世界の中に日本があって...

日比谷の野音は百周年を迎えて、そこで恒例のエレファントカシマシの野音が開かれた訳であるが、そこでプレイされた楽曲「星くずの中のジパング」はファンの中でも知り人ぞ知る、というよりも殆どの人間が鑑みない作品であり、それは作詞作曲者たる宮本浩次も同じようで、実際当該曲が発表された20年前以降、アルバム発売に伴うツアー以外演奏されなかった楽曲であり、それは半ば忘れられた曲であった、といっても過言ではなく(それは何も悪口ではなくって)もう二度とやられないナンバーであると誰しも思っていたが、そんな曲に対しても大いなる愛着を抱く人間がいるのは確実で、かくなる私もその一人であるのは、この記事を書いていることによって読者諸君は半ば了解された事実であろうと思うが、あえてそれを主張したいのは、この曲が私にとって本当に大事な曲であり、エレカシの中で好きな曲を挙げろと言われたら確実に「星くずの中のジパング」は入賞を果たすのであるが、次いでになぜ曲を好きなのか、と問われてしまえな確実にその答えに窮してしまうのは、好きな物があるものにとって知り得る感覚であるし、私も例に漏れず、当該曲の魅力を語り尽くせるほどの言語能力を持っておらず、ただ単に「好きなものは好きなのだよ」というトートロジーしか宣えないのが如何せん心苦しく感じmどうにかして言語化しようとこのように文章を認めているのだが、どうでその結果は明白で語らんとすればするほど、本質から外れてしまうのが、甚だ苦しいものであると同時に、少しづつ浮かんで来るのは宮本のファルセットによる第一行目の「明日また会おう」という素朴に過ぎる歌詞から、サビの「義によって死んだヒーロー」と言う壮大な歌詞であるが、このスケールの反復がこの曲の魅力であろう、というものを今日の結論としたい。
「ニューヒーロー」は正しくあんただよ。宮本よ。

是非、ご支援のほどよろしく👍良い記事書きます。