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ベトナム風お好み焼き“バインセオ” が絶品!?

ベトナムの代表的な料理の一つに「バインセオ」という料理があります。

「バインセオ」の「バイン」は、パンやケーキなど小麦粉を使った料理全般を意味し、「セオ」は、ベトナム語で「鉄板で焼いた音」を表します。日本では、鉄板で焼かれている音を「ジュージュー」と言いうそうですが、ベトナムでは「セオーセオー」と聞こえるそうです。
なので・・・「バインセオ」という名前になったようです。


ベトナムを訪れる外国人が「バインセオ」を口にすると、必ず言います「忘れない味!」と。
バインセオは、米粉とココナッツミルク、ターメリックを使った生地を薄く焼き、中に豚肉やエビ、もやしなどの具材を包んだクレープのような料理で「ベトナム風お好み焼き」とも言われます~私が働く三金の本社がある大阪の名物料理ですね(笑)。
パリッとした食感と豊かな風味が特徴で、多くの人々に愛されています。

*一般的な「バインセオ」は魚醤ヌクマムに唐辛子とニンニクと砂糖、ライ ムを絞って、線きりの青いパパイヤとニンジンの漬物が添えられます

現在、ベトナムの「バインセオ」は、二つのタイプがあると言われています。
一つが、ベトナム中部地域で発祥、もう一つが南部地域で発祥した二つのタイプだと言われています。

■中部地域発祥 コンパクトサイズ「バインセオ」

中部地方のバインセオの特徴は、生地が厚すぎず、薄すぎないというところです。注がれた生地は通常柔らかく、食べるとわずかに弾力があります。
地元の人々はバインセオをカップやお皿に入れ、生野菜やヌクマムと一緒に食べることがよくあります。
さらに、フエ省のバインセオは特別です。ここの人々はグリルした肉と一緒に食べることが多く、つけダレは、魚醤ではなく、醤油、レバー、ピーナッツからなるスープです。

*中部のバンセオは、10cm or 5cmサイズが中心

■南部地域発祥 サザンの「バインセオ」

中部地域発祥の「バインセオ」とは対照的に、南部地域発祥の「バインセオ」は3 ~ 4 倍大きいです。中部地域発祥の「バインセオ」の生地は、よりサクサクしていて、真ん中は少し噛み応えがあります。
さらに特別なのは、南部地域発祥の「バインセオ」の香りが他の地域の「バインセオ」と違い、ココナッツミルクの味がします。

*バンセオの材料:バンセオ粉、野菜、もやし、中サイズの海老、グリーンビーン、玉ねぎ、豚肉
*南のバンセオサイズは普通18cm or 25cm

中部発祥と南部発祥で「バインセオ」の特徴が異なるため「バインセオ」の楽しみ方も異なります。
南部地域発祥では、「バインセオ」の食べ方が複雑です。食べるときは、生野菜を巻いて、甘辛ガーリックヌクマムでつけて食べます。最近では、ライスペーパーでバインセオを巻くことを好む人も多くいます。

私たちベトナム人だけでなく、ベトナムを訪れたら、ベトナム料理全般、特にベトナムの「バインセオ」を食べてみて下さい!


↓↓ここからは、少し私のお客様のおはなし・・・

ではなく、今回は、ベトナムローカル「機械加工業」の実情をお話しします。

2030年までにベトナムの機械製造・加工市場規模は約3,100億ドルに達すると推定されています。この市場を外国人投資家に奪われないよう、国内の機械製造・加工企業に対し、更なるイノベーションの創出へ、と強いプレッシャー気運が高まっています。

現在、ベトナム国内には約25,000社の機械製造・加工企業があると言われています。
その多くの企業が、他国との競争力という点では依然として多くの問題を抱えています。
機械製造・加工のベトナム国内市場は非常に大きいにもかかわらず、新たに企業が参入することは難しく、国内企業は、国内需要の約32%しか対応できていません。
それだけでなく、国内の機械製造・加工企業が、火力発電、鉄鋼、化学、交通インフラなどの大規模投資プロジェクトの下請けとなることは非常に困難でもあります。

ホーチミン市で機械製造・加工業を営む中小企業の取締役であるレ・コック・ヒエップ氏は、VnBusinessとのインタビューで、国内の機械製造・加工企業は外国企業と大きく競争しなければならないと語った。特に、中国市場向けの低価格な製品との激しい競争にさらされている製品もあり、年初からの受注は前年比約40%と大幅に減少している、と。

ベトナム企業の生産規模は非常に限られており、資金力は弱く、精度レベルにはバラツキが多い企業も多く、各種工程のプロセス最適化もまだ完了していません。
ベトナム企業は、自動化システムのアップグレード、資格の取得と生産能力の向上に注力する必要があります。

ベトナム機械産業の「大手」企業である Thaco Group (タコグループ)から引用すると、最近、同社の子会社である Thaco Auto Chu Lai は、包括的なデジタル変革スマート製造開発を強力に推進し、それによって生産性と製品品質を向上させ、競争上の優位性を生み出す事が「鍵」だ、と (ベトナムビジネス新聞より)。

ぜひ皆さんも、ベトナムの美味しいものを食べながら、ベトナムの地場産業の発展について、一度考えてみて下さい!! それではまた。


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