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気になった、あちらのサイエンスニュース【5/6】発見。光が水を蒸発させる。

俺たちはふんいきで科学をやっている。
コーエー信者の私が気になった、海外のサイエンスニュースをクリップしています。



私の腎臓。豚の腎臓。

心不全と末期腎臓病の両方を患うリサ・ピサーノ(54歳)。しかし彼女は、いくつかの慢性疾患を抱えていたため、従来の心臓と腎臓を組み合わせた移植を受ける資格がありませんでした。
余命はあと数週間。

死が迫る彼女の外科チームが目を付けたのは、遺伝子編集したブタの臓器です。
ボトルネックとなっていたのはα-galと呼ばれる糖で、これはヒトの免疫反応を引き起こし、臓器が拒絶される原因となっていましたが今回、ブタを遺伝子編集し、α-galを含まないかたちで臓器を作り出すことに成功。

そして4月初旬、9日間にわたる2回の手術により、遺伝子編集されたブタの腎臓と胸腺が彼女に移植されました。

術後は現在のところ、「完璧で拒絶反応の兆候もない」とのこと。リハビリを経て回復後、退院の予定です。


水を蒸発させるのは熱だけではない。

マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームは、水を蒸発させるのは熱だけではないことを実証しました。空気と水が接する水面に光が当たると、水分子が分解されて空気中に浮遊し、熱源がなくても蒸発を引き起こすのです。

蒸発効果は角度と光の色によって異なるようです。
特に光が45度の角度で水面に当たったとき、蒸発効果が高まり、その光の色が緑色であればピークに達するといいます。

長年、熱だけが水を蒸発させていると考えられていましたが、光が水を蒸発させるとなると、これは革命的な発見。

特に影響が大きいのは「雲」です。

80年来、気候科学における謎がありました。
雲がどのように太陽光を吸収しているかを測定したところ、従来の物理学で想定されているよりも多くの太陽光を吸収していたのです。
雲の吸収には説明されていない別のメカニズムがあると考えられてきましたが、この「光分子効果」がその答えとなるかもしれません。


NASAが捉えた珍しい4連太陽フレア現象。

NASAのソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)は、3つの太陽黒点と、その間の磁気フィラメントを巻き込んだ4つのほぼ同時のフレア噴出を記録しました。これは非常に珍しい現象であるとともに、地上の電子システムに影響を与える可能性があります。

この4つのフレアのうち、3つが地球に面した表面の約3分の1を包含しており、磁波の「破片」の「少なくとも一部」は、コロナ質量放出(CME)の形で地球に向かったと推測。
その力は地球の極付近でカラフルなオーロラを発生させ、衛星アレイや軌道上の宇宙船に問題を引き起こす可能性があると推測しています。

仮に問題があったとしても、今回は小規模な障害に留まるという事ですが、2022年には、太陽嵐によって約40基のスターリンク衛星が軌道から弾き飛ばされるという、大ごとも起こっています。

宇宙開発ビジネスが進んでいくにつれ、太陽活動がもたらす影響はさらに無視できないものになりつつあります。


注意:ふんいきで書いてます。


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