見出し画像

夢がない人は、どう企業を選べばいいの?

就職活動において、企業選びに悩む人も多いのではないでしょうか。
私も約1年半前は、特にやりたいことがありませんでした。

夢がない自分に自信が無くなったり、建前の志望理由を話しすぎて自分が「本当にやりたいこと」が分からなくなったり...なんてことも。

(1)夢のない私が、志望企業を選んだプロセス
(2)内定を得た今、思っていること

そんな経験をした私なりに、今日はこの2つを書いていきます。
※正解ではなく、"いち経験談"と捉えてもらえるといいかなと思います。

(1)夢のない私が、志望企業を選んだプロセス


タイトルの通り、私には「これ!」といった夢がありませんでした。

一方、私の周りには学生起業をする人もいましたし、「〇〇を使って〜〜なビジョンを達成したい」と夢を語ってくれる人もいました。
起業に限らず、「〇〇が好きだから〇〇を作る企業に入りたい」と何年も言い続けている人もいました。専門の学校に入る人もいたし、留学を決意する人もいました。

とにもかくにも、私の周りには「やりたいことが先にあり、そのやりたいことを実現させるために、ある進路を選択する」人が多かったのです。

このnoteにも書いたように、私には昔から夢が沢山ありました。

それで、「なんとなくOLになるのは嫌だなぁ(OLが嫌なのではなく、とりあえずOLになるという選択が嫌)と思っていました。

敷かれたレールになんとなく乗るのが怖かったんです。
降りる決意をする勇気が自分にあるとは思えなかったので、「一度レールに乗ってしまったら、永遠に自分のやりたいころと向き合えずに死んでしまうのではないか」と思ったんですね。

ということで、「自分のやりたいこと」を探し始めました。

プロセス1:自分のやりたいことを探す

画像1

こんなノートを使いました。モチベが上がるように、赤をチョイス。

画像2

そこにひたすらにモチベーショングラフを書き込んでいきました。

<私が書き込んだ手順>
・幼少期〜現在までのモチベーショングラフを書く
・経験だけでなく、感情や気づきも記入
・そのグラフを見て今気づいたことを付箋に書いて貼る

で、
「今の自分は、過去のどんな経験から構成されているんだろう?」
「過去の私はどんな事をしたいと思っていたんだっけ?」
「私って何が好きだっけ?」
ということについて考えていきました。

また、考えるべき問い(自己分析の項目。例えば「将来やりたいこと」「憧れの人はどんな人?」等)は、ネット、就活本、就活団体や企業の開催する自己分析ワークショップ、友人と就活について話す等々で、仕入れてはこのノートに書いて整理していました。

プロセス2:やりたいことを絞る

「やりたいこと」はたくさん出てきました。例えば、

好きな人と結婚したい
海外行きたい
一軒家に住みたい
将来的にはフリーランスで子育てしながら共働きがいい
人に何かを伝える仕事がしてみたい
周りをハッピーにしたい
英語話せるようになりたい
直接人と関わるやりがいが欲しい

などなど。「いや、就活関係ないもの多いな」って感じなのですが、就活を一旦抜きにしてやりたいこと、自分の欲求と向き合うことって重要だったなと思います。

で、たくさん出てきたやりたいことの中でも、

自分にとって、今やるリスクが高いものは除外しました。

(例:新卒でフリーランスはスキルも知識もなくて難しいから除外、といった具合で)

「まあ、何も今リスク犯す必要ってなくない?」と思ったんです。

その次は、仕事に就くことでやりたいことができることを探しました

生きるためにはお金が必要なので、私の場合はとりあえずお金に結びつくことを探しました。
(例:「結婚したい!」「共働き!」「子育て!」は相手があってするものだし、お金にならないので一旦除外)

プロセス3:やりたいことが叶いそうな企業を探す

個人的にはこれが最も難しかったし、今でも企業の探し方に自信を100%持てることはできません。"抜け漏れだらけ"だったと思います。

でも、企業数があまりにも多くて、全ての選択肢を吟味するのは難しい。なので、どこかで折り合いをつけないと沼にハマる気がしてます。

ちなみに、私の探し方としては、マイナビで企業の検索をかけたり、ワンキャリアで調べたり、四季報をパラパラめくってみたり、業界地図で企業名を検索かけたり、大学の企業説明会に参加したりして探しました。

プロセス4:「条件」で企業を絞っていく

「勤務地はここがいいな」「会社の規模はこれくらいいな」とか、そういう自分にとって譲れない条件で企業を絞っていきました。

何が自分にとって譲れないのかを知るためには、プロセス1で書き出したやりたい事を見返しながら分析しました。

また、当時はやっていなかったものの、最近やって「これいいな」と思ったのが、キャリアアンカー診断です。

例えば「自分は仕事に生きたいタイプか」「ワークライフバランス重視したいのか」のような、自分のキャリア観をざっくり知れる診断テストです。

こういうツールも用いて、「自分が大事にしたい条件が満たせる企業なのか?」を考えて、企業を絞りました。

(2)内定を得た今、思っていること

上記のプロセスを踏んで行きたいと思った会社に、しかも志望した職種で内定をいただけたので、結果には満足しています。

それでも拭えない不安はあります。
「本当にこれで良かったのか」とたまに思うことがあります。

でも、最近ふと思ったことがあって。
人生の選択肢をMECEに網羅することって、無理じゃない?って。

最近、新たにやりたいことが増えました。以前やりたいと思っていたことでも、今となっては興味がなくなったものもあります。

こうして「やりたいこと」って日々変化するものなんだなと気づきました。

「新卒カードを使えるのは人生一度きりだから失敗したくない」

と焦る気持ちもわかりますし、その意見も一理あります。

が、いつだってやり直すことはできる(というか、やり直せるように頑張るしかない)というマインドで、今の自分がベストだと思う選択をしていくしかないんじゃないかなと思っています。

昔の私が今の私をみたらびっくりすると思う

みたいな言葉、たまに聞きませんか。

人生って100%思った通りに行かないもんですよね。
でも、100%思い通りに行かない=不幸かって言われたら、そんなことはないような気がします。

私は元々第1志望だった企業には落ちてしまったのですが、今不幸かと言われたら、そうでもなくて。むしろ「今の企業に出会えて良かったー!」って思っています。

なので、正解の選択肢を探そうとするよりも、今の自分がベストだと思う選択をしていけばいいのかな、なんて私は思っています。

そういうふうに考えるようになってから、最近、少し肩の荷が少しおりたような気がします。

この記事が参加している募集

スキしてみて

いつか、自分の言葉を詰め込んだ本を作りたい。