sammytz@社会人大学院生から大学教員へ

40代で文系の博士号を取りました。Fラン大学留年→フリーター→非正規工場労働者→ブラッ…

sammytz@社会人大学院生から大学教員へ

40代で文系の博士号を取りました。Fラン大学留年→フリーター→非正規工場労働者→ブラック企業→公務員と渡り歩き、自分を高めるために、大学院に通い、3年半で博士号取得。その後、公募戦線に参戦し、3年でなんとか1勝をあげ、現在地方私立大学で准教授として大学教員を謳歌しています。

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社会人博士課程入学から大学教員へ

【自己紹介】 sammytz  40代 公務員(2023年度末まで) 既婚子あり  2017年博士後期課程入学(社会人)→2020年修了博士号取得→2020年公募参戦→2022年地方私立大学内定→私立大学准教授(2023年現在)   40代で文系の博士号を取りました。20代前半Fラン大学留年→20代中盤フリーター→20代中盤非正規工場労働者→20代後半ブラック企業→30代前半公務員と渡り歩き、自分を高めるために、大学院に通いました。社会人として大学院に通うために、多くの情報

    • 令和5年度が終わり、採用されて1年が経ちます。

      更新が滞っていますが、今日は3月31日。令和5年度、2023年度最後の日のため、ちょっと更新します。 明日は本学でも辞令交付式があります。昇進する教員や職員、あるいは新規の教員や職員に事例が交付されます。次年度本学では数名の新規採用教員がいます。いずれの方もこれまで非常勤のみの経歴だったので、明日で初めて任期なしの講師として採用されることで、ワクワクしていることと存じます。 私も、大学教員となって1年が経ちました。早かったようですが、とても濃い1年でした。40も半ばを超え

      • 大学の採用人事

        年度末に近づき、私の勤めている大学でも、次年度に向けて人事がいろいろと動き出しています。やはり人事は大学の中でも皆強い関心があるようで、普段はあまり集まりが悪い会議でも、人事が絡むと出席者が急激に増えるのを私も目の当たりにしました。 その人事ですが、教員の新規採用もあり、学内の重役の選挙もあります。教員の採用については、やはり内部に入ってわかることが多々ありました。私のいる大学での話ですので、他の大学に共通するかはわかりませんが、教員の新規採用について聞いた情報を書きます。

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        • 上司の許可と仕事の責任

          いまだに、公務員の時の癖が抜けません。何かをするたびに「許可」を得ようとしてしまいます。 公務員として生きていくには、皆が良いと思う行動でも、正しい行動でも、業務におけるあらゆる行動について「許可」を取らないといけません。公務員という世界を生きていくためのある種の処世術です。つまり、「許可」さえとれば、何か問題があった時にはすべて「上司」の責任にできるからです。 「許可」を取らずに、どんどん仕事を進めている職員もいました。それはそれで、許可を取るための説明も手続きもいりま

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        • 社会人大学院生になる方へアドバイス
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          夏休みが終わり秋、後期へ

          夏休みが終わりました。長いようで短く、短いようでやっぱり短い夏休みでした(笑)私の大学時代は後期は10月スタートだった気がしましたが、今はだいぶ短くなっていますね。とはいっても、大学のある地域は、だいぶ秋めいてきているので、夏!という感じでもなく、過ごしやすくはなっています。 さて、科研費申請もすみ、夏休み中で講義資料も大方作成したので、後期スタートの今、結構時間に余裕があります。そこで、科研で申請した研究を細々としているのですが、現在インプット真っ最中です。 前期で大学

          初めての科研費応募に向けて

          夏休みに入りました。そしたら急に大学から人が少なくなり、静かになりました。そして・・・・講義がないので、さらに自由感が強くなりました(笑) なんてすばらしいのでしょう(爆)。テストして、採点して、成績をつけるまでは地獄のよう忙しさでしたが、、、、それから解放されてからは、大学行くのも自由、いかないのも自由、大学に行っても何をやっても自由(もちろん研究ね)。 ということで、大学教員になり、念願の研究者番号をいただきましたので、科研費に応募します。その準備をしていました。40

          前期も終わりそうですが

          4月からスタートした大学教員生活ですが、間もなく前期が終わろうとしています。なんだか長かったような、それでいて短かったような、日々でした。 与えられた環境にはとても満足ですし、経済的にも、人間関係的にも、まったく不満は今のところありません。講義についても、学生は理解しているかどうかは別として、講義は静かに聞いて、与えた課題はしっかりと9割は提出します。(コピペっぽい学生を数名は発見しましたが) というように、現在の環境には大変満足していますが、やはり40代です。若い時のよ

          大学教員の業務と手当について

          5月もすぎ、6月も後半。とりあえず日々の業務、仕事のリズム的なものには慣れてきました。大学に行くと、5月までは感覚的に「人の家に来ている」感じだったのですが、最近は「自分の家にいる」感じです。。。。。ちょっと例えが下手でした。 さて、慣れてきたところで、いろいろな業務をこなしているのですが、ちょっとこれは普通なことなのか、うちの大学だけなのか気になって点があります。 最近何かと話題にあがります公立小中高の先生の「定額働かせ放題」の話です。基本給に4%を上乗せするだけで、残

          大学教員の業務と手当について

          人との出会い

          大学に着任して1か月半。キャンパスを闊歩することはだいぶ慣れてきました。教授会も何回か参加し、会議の雰囲気もだいぶわかるようになってきました。かなり穏やかな会議です。ちょっと仲の良くなった先生に聞くと、大学の待遇が今のところはいいので、そこまで先生方に不満はないのではないかということでした。 さて、大学内の雰囲気には慣れてきたころですが、ここ最近は外部の方々とのつながりが急増しております。他大学、企業、行政、各種団体、、、、その方々から様々なアプローチがかかってきており、か

          大学教員になってから精神的に変わったこと

          大学教員になって3週間がたちました。挨拶まわりも終わり、だいぶ雰囲気にもなれました。同じ学科の先生方とは気軽な雑談もできるようになり、今のところ歓迎されている雰囲気を感じますので、一安心というところです。 ところで、この3週間で私自身の精神状態でかなり感じることがあります。それは「心穏やかになった」ことです。特に家庭で。 もちろん、夢である「大学教員になれた」という気持ちのボーナスステージ状態ですが、もっと深堀すると、やはり「焦り」や「プレッシャー」があったと思っています

          大学教員になってから精神的に変わったこと

          大学教員として着任

          4月に入り、辞令交付式で正式に辞令をいただき、晴れて「大学教員」になりました。これで一安心というところでしょうか。しかし、感動のピークは「研究室入室」の時に訪れたので、辞令をいただい時は、感動というより安心という感じが強かったです。前職の退職届が受理されて、今の職の辞令をいただくまでがなんといても、最大の不安定状態ですからね。 そして、4月1週目から怒涛のような事務説明やらオリエンテーションやら、会議やら、、、そのたびに自己紹介自己紹介、、、、と思ったら、あれよという間に講

          いよいよ赴任

          本日は3月31日。年度末も大みそかならぬ、大年度末です。 そして、明日は4月1日、新年度のスタートです。 いよいよ、赴任します。大学です。 実はもう研究室のカギは受け取り、室内は確認済みです。それはそれは、感動いたしました。なんせ、自分の部屋。デスクがあり、本棚があり、そしてガランとした空間があり。。。あくまで大学の施設ですが、自分の空間、贅沢な空間、ここでどのような時間を過ごすのか、想像するだけでわくわくが止まりません。 早速椅子に腰かけ、、、、嚙み締めました。喜び

          着任まであと1か月

          いよいよ3月に入りました。夢の大学教員まであと1か月です。現在の仕事は激務そのものですが、後半は何とか有給消化で、リフレッシュできそう。。。。なわけなく、講義の準備をしないと間に合いません!4月に入ってすぐに講義があるようです。ゼミも。やばい。 さて着任前の出来事をまとめておきます。 12月・・・事務に提出する履歴書や職歴などの着任に向けた書類の提出 →事務に提出する、いわゆる労働者としての書類の提出です。履歴書、宣誓書、職歴、、、、保険関係とか。 1月・・・科目の決定

          後期の講義(非常勤講師)が終わりました

          後期の講義が終わりました。5年ぶりに非常勤講師として1年間大学の講義を持ちましたが、後期はより濃密な講義ができたと思います。いわゆるアクティブラーニング形式で講義を進めていったので、学生との対話も増え、学生同士も対話し、対話から生まれる新たな疑問に対して、学生それぞれが知識を持ち合い、着地点を探すというような講義でした。学生の満足度も高かったと勝手に思っていますが、レポートや発表を見ると論理的思考力が多少なりとも身に付いたいると感じています。途中でドロップアウトする学生はいま

          後期の講義(非常勤講師)が終わりました

          研究は共同で

          研究助成を受けた研究ですが、地道にレビューや調査などをして、なんとかとっかかりの成果がでましたので、学会発表の申し込みをしました。初めて参加する、ばりばりの学術学会で、やや専門とはずれるので緊張気味ですが、まぁやるだけやってみます。そして、リジェクトされた論文を別学会に修正して投稿したのですが、その結果もそろそろでます。さらに、紀要に投稿した論文の校正依頼もきました。ということで、年度末この3つを同時進行で進めています。 久々に指導教授の先生とお話をしてきましたが、大学に赴

          大学教員に内定した流れ n=1(社会人からの事例)

          先日発表した通り、大学教員に内定しました。具体的に、シラバスの作成の依頼、採用関係書類の作成、ゼミ(sammy研究室)の運営をどうするかなど、いよいよ採用に向けて動き出しています。夢のような時間(内定連絡)から、現実に新たな職としての自覚が少しずつわいてきました。 それでは、内定の流れについて、述べていきたいと思います。以下有料記事とさせていただきますが、特殊な事例として、万人に通ずる内容ではないと思いますので、その辺は考慮していただいて、購入していただければと思います。具

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          大学教員に内定した流れ n=1(社会人からの事例)