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〈印象的なシーンとセリフが心に刺さる…〉LGBTQ+がテーマの映画5選

いよいよ2022年6月も残りあとわずか。

突然ですが、6月は”プライド月間”と呼ばれているのをご存知でしたか?

これは、LGBTQ+に対する理解や啓発を促進させるための権利擁護運動として、世界各地で様々なイベントやパレードなどが行われているんです。

LGBTQ+の問題について知ることのできる機会は、少しづつですが増えてきましたよね。映画もそのうちの一つです。
                                                                       
そこで、今回はLGBTQ+やジェンダー問題をテーマにしたSAMANSAの映画たちをご紹介したいと思います!

SAMANSAの作品の魅力は、短くまとまっているのに、
センスのいいユーモアが効いていたり、時に深く考えさせられるところ。


どれも5~10分程度でさくっと観られる作品ですので、
ぜひ隙間時間などにチェックしてみてください♪


***

①おしゃれでかわいいアニメーション 『セルフ・ストーリー』(04:53)

可愛らしいアニメーションで、自身の性に対するトラウマや葛藤を赤裸々に語ったこちらの作品。

女性の身体として生まれたものの、男性として生きたいトランスジェンダーとしての苦しみが描かれています。

ドレスを着るのが嫌だったこと、初めて生理がきた時のこと、
自分自身を受け入れられるようになるまでどんな出会いがあったのか…。

普段はなかなか言いづらい胸の内を、本人の言葉で聞くことのできる
貴重な作品です。

もちろん内容だけでなく、写真や色々な絵を組み合わせた
センス抜群のアニメーションも見どころです。

②女性たちの激しい口論に目が離せない 『女性の定義』(14:13)

トランスジェンダーであることを理由に、女性更衣室から出ていくよう言われてしまった1人の女性。

「彼女は女性なのだから、女性更衣室を使う権利がある」
という主張と、
「いくら本人が女性に近づけようとしても体はもともと男なのだから女性更衣室を使うのはおかしい」という2つの主張の対立が、

やがて更衣室の女性全員を巻き込んでいき、性別、ジェンダー問題をめぐる激しい口論に発展していきます。

約10分間、途切れることなく口論が続いていく様子は、
まるで台本があるとは思えないほど本当にリアル。

まるで性別を変えることが、服やメイクを変える流行のようなものとして勘違いされてしまっている事実など、
ジェンダー問題に対して普段私たちが直面している偏見がわかりやすく描かれています。

単に、「トランスジェンダーの人を受け入れよう!」という
安易に綺麗事が語られているわけではなく、
双方の素直な思いのぶつかり合いが描かれているため、

「この主張はおかしい」と思いながらも、観ているこちらまで、自分自身の深くに眠っている潜在的な思想や意識にハッと気づかされるような作品です。

女性の定義とはなんなのか?そもそも勝手に定義づけられるものなのか?
そんな、シンプルだけど難しい問題について考えさせてくれます。

③男子高校生カップルの心温まる優しいロマンス 『ダーティ』(10:50)

LGBTQ+の男子高校生たちによるロマンスをテーマにした作品。

とある日の放課後、恋人同士のマルコとグラハムはお互いの「初めて」を捧げるために、マルコの家に向かうことに。

しかし、順調に進んでいくように思えた2人でしたが、
そこで予想外のことが起きてしまいます…。

こちらの作品の魅力は、”LGBTQ+がテーマである”というのを前面に押し出しているのではなく、2人の自然な関係性や日常の様子を爽やかに、でも少し甘酸っぱく描いているところ。

2人で夕暮れの街を歩くシーンやコインランドリーにいるシーンはとても美しく、心に残るものがあります。

男性カップルによる性的なロマンスをリアルに描いているものの、
あまり直接的な表現はないため、少し苦手意識がある方でも比較的観やすい作品になっているかと思います。

そして何より、LGBTQ+であるという以前に、彼らの悩みやお互いを思う気持ちには、きっと多くの人が共感できるでしょう。

心がほっこり温かくなる素晴らしい作品です。

④色使いとアングルが見事なアニメーション 『口紅』(04:56)

女の子になりたい。
その気持ちを素直に母親に打ち明けられない少年。

悩みをどこにも吐き出すことのできない彼は、いつもどこか悲しそうな暗い表情をしていて、学校でも問題行動を起こしてしまいます。

何度か話し出そうとするも、「今忙しいから」となかなか話を聞いてくれない母親。

しまいには、友達のマリオンとドレスをきて遊んでいたことが母にバレてしまい、「ありえない!」と強く叱られてしまったのですが…。

映画の最後に放った少年の一言に、思わず胸がギュッとなる作品です。

また、版画のようなアニメーションと綺麗な色使いも見どころ。

まるで母親と少年の関係性を表しているかのような2人の位置関係、母親の描き方などにもぜひご注目していただきたい作品です。

⑤息子との向き合い方に悩む父親を描いた人間ドラマ 『息をしろフランシー』(14:27)

男社会で育ち、「男は強くあるべき」だと常に教えられて生きてきた
父のパトリックは、気の優しい息子・フランシーにボクシングをさせ、
「男らしさ」を教え込ませようとします。

しかし、体が弱く、”男らしさ”とは無縁のフランシー。

ボクシングで戦うよりも、妹の面倒を見たり犬と遊んだりすることを好む彼のことを許容できない父は、彼をなんとか立派な”男”に育てようと厳しい教育を施します。

そんなある日、フランシーが口紅をつけているのを見つけた父は、ついに手を出してしまいます…。

この作品は他の作品と少し違い、LGBTQ+をテーマにしているという明確な描かれ方はしていませんが、親の目線から、子育てにおけるジェンダー問題について改めて考えさせてくれる作品です。

何があっても手を出してしまうことはいけませんが、
自分の子どもを愛するあまり、つい厳しくなりすぎてしまったり、
親の価値観を押し付けてしまったり…ということはありますよね。

そんな、父親としての葛藤、そして、フランシーとの関係を繊細に描いているところが見どころです。

「相手や子どもの気持ちを理解して尊重してあげる」という当たり前だけどとても大切なことを伝えてくれるこちらの作品を、ぜひSAMANSAでご鑑賞ください。



いかがでしたでしょうか。
実はSAMANSAには、今回ご紹介した以外にも、LGBTQ+やジェンダー問題を扱った作品はたくさんあります。

ジャンルや雰囲気も様々な映画が楽しめますので、ぜひこの機会に、
色々な作品を見てみてくださいね☺︎

また、現在クラウドファンディングの先行予約も受付しております!
気になった方は、ぜひこちらのリンクからチェックしてみてください!
↓↓
https://lp.samansa.jp


今回も読んでいただきありがとうございました🙇‍♀️


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