フェミニストとフェミニズムっていったい何?

アンニョン~。
ayanoです。

先ほど今日の講義が終了し、モヤモヤした気持ちのまま、話題に上がったアナ雪を見ながら、このnoteを書いています。

私は誰かと議論することが比較的好きなのですが、考え始めると答えがないものばかりでいつも迷路に置き去りになることが多いです。

文系学問はこれが苦しい・・・。

今日は講義で国際政治関係学におけるフェミニストについての文献を取り上げ、それについて議論をしました。

男性や女性の意見の違いだけでなく、男性同士、女性同士でも意見が極めて異なり、非常に有意義な空間でした。


しかし、議論が進めば進むほど、人の考え方に触れれば触れるほど、自分自身の考えが決して一般女子的ではないことを実感し、自分の立場や考え方、意見や見方にモヤモヤしてしまいます。

今日の議論について

今回の文献では、ジェンダーとはこれまで作り上げられてきた社会的構造であるとされていました。

つまり、身体的な差ではなく、人間が概念として作り上げた保護者としての男性観と被保護者として女性観、それによる経済学的、社会学的、生態学的、政治学的、あらゆる分野における固定概念です。

例として、家事をするのは女性、外で働くのは男性という概念により、経済的に女性が弱者に陥りやすい社会構造が挙げられます。

ここに関してはほぼ全員が同意し、そうした社会構造の中で生きていると認知もしていました。

意見が分かれたポイントとしては、フェミニストとは何か、平等とは何か、フェミニストが主張することはつまり男性の機会喪失に繋がるのではないか、などの点です。

フェミニストとは何か

フェミニストって何だと思いますか?
どういう主張をする人をフェミニストと呼ぶのでしょう?

一般的には、フェミニスト=男性嫌悪的な女性たち、過激な活動をする女性たちというイメージが強いかと思います。

何かを成し遂げようとする場合、特にそれが社会的に認知が薄い場合などは、過度に声を上げ炎上を利用するのも手です。

それまで女性の権利拡大があまり取り組まれてなかったからこそ、フェミニストがそのようなイメージを持たれるに至ったとも思います。

しかし文献においては、フェミニストは男性嫌悪などではなく、それまで従属的立場にあった女性をそこから解放すること、経済的、身体的などあらゆる暴力を縮小することを目指すとされていました。


女性の中には、女性の権利拡大や社会進出、被保護者としての女性のイメージの除去、そうしたことに関心がある人もいるかと思います。

反対に男性にも、保護者や力強さの象徴、女性の社会進出に関心がある人もいるでしょう。

そうした人はフェミニストと呼ぶべきなのでしょうか。


平等とは何か

では、フェミニストが目指すのは何か。

大きく言えば、ジェンダー差がない社会=平等な社会です。

この平等って何でしょうか。

人間は性別に限らず、個人個人に身体的な差があります。
男性と女性の立場を平等にということは可能なのでしょうか。

講義の中で、「女性であるからこそ損した経験はあるか」という質問にあると明確に回答したのは、20名ほどいる女性のうち2名でした。

反対に「女性であるからこそ得したなと思うことは?」という質問に対しても、4名ほどの学生が手を挙げて経験を話しました。

これまで長い歴史の中で作られてしまった性別による固定イメージは取り除くことができるのでしょうか。

身体的な差を考慮したうえでの平等とはいったいどういうことを指すのでしょうか。


議論を通して生まれるこうした問いは、私の中ではいくら考えても納得のいく回答は導き出せないのです。


現段階において答えられるものはあります。

しかしそれは全く不十分であり、何の解決も生み出さないのです。


今回のnoteは講義を終えて、非常に果てしなくモヤモヤしているので、疑問を投げかけているのみですが、モヤモヤを放置することなく、じっくり考えてみたいものです。


では。



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