按じて心置きなく
手持ち花火はスラッとしてて
火の粉は散るほど美しく
"愛妻家" 笑い上戸にして
消えた花火を水に鎮めた
また来週 決まった曜日に
また来週 決まった時間に
按じて 心置きなく 夏と戯れましょう
出会いは もう定かではなくて
気付いたら もう点火してた
雑草なんて選ぶお人なの
丁重に 線香花火も落ちない
侘び寂びの世界を感じ合おう
夏の風物詩はあなたが去った後で
匂いが着くでしょ? 愛妻家だもの
良い夫の内緒事 あたしのとこ
手持ち花火はスラッとしてて
火の粉は散るほど美しく
愛妻家の顔は此処になし
立派な野獣のお人なのよ
また来週 決まった曜日に
また来週 決まった時間に
按じて 心置きなく 夏と触れ合いましょう
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