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ちびまあ

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まあの少年時代のエピソードまとめ。 家族同級生先輩後輩先生学校などなど。 喜怒哀楽激しく熱く普通に生きた記憶。 いずれ出版する為のまずはメモ。
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#エッセイ

【ちびまあ】アドベンチャー

【ちびまあ】アドベンチャー

仕事探しも兼ねて香川県は観音寺市に訪れた。
この観音寺、おばあの母親俺にとってはひいおばあの里で
おばあはここで産声をあげ、おかあはこの周辺の高校に通学しており、
我が家と縁の深い場所である。

おかあの好きな観音寺銘菓を老舗で購入させていただき、
撮影した写真を整理しながら浮かぶ上がるエピソードをここに記す。

うちのおじいの趣味は、カラオケと相撲観戦と、競輪ボートだった。
観音寺には競輪場があ

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【ちびまあ】偶然こそ必然

今日は松山へ行く予定だったが残念ながら叶わず..

以前から食べてみたかったパンをお願いして

いつも通り過ごしていたところ

松山在住の個人的にはネット上の友達だと思っている方が遊びに来てくれた

しかも『なんとなくピンと来てさぁ』

こんな偶然ってあるのだろうか?何かの縁か・・

実は意外と多い

特に印象に残っているのはあれは確か小学生の低学年の頃

おじいと魚屋さんに行った時に

『うわぁ

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【ちびまあ】地理に疎いおばあの空襲エピソード

【ちびまあ】地理に疎いおばあの空襲エピソード

おばあは、戦時中疎開先の今治で空襲の被害に遭った。

おばあは、聡明で気高い人だった。
上官に名前を間違われても返事せず
それに加えて
警報が鳴り響く中でも茂みで用を足して
緊急避難するような肝が据わった人。

彼女にも弱点は多々あった
例えば四国の人間なのに愛媛香川しか答えられないという地理の疎さ

(しかも徳島高知へ遊びに行ったことあるのにかかわらず、だ)

ところが晩年、疎開先の今治から実家

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【ちびまあ】おじいのいきなはからい

【ちびまあ】おじいのいきなはからい

『庭くらいなんとかせぇや』

何度説教とも批判とも取れない
悲痛を浴びせてきたことか
おじいに、、、

うちの祖父は
造園業を営んでいた
名を、誠石という
石は、漱石から一字拝借したとの事

ーーー文豪と造園ーーー

ものづくりという点では共通しているのだが自宅の庭も剪定しない
石のように動かないその姿勢は
蝶よ花よのように可愛がられた
ぼっちゃんの強い意志を感じる

しかし

この粋なはからいは

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【ちびまあ】ひろはん

【ちびまあ】ひろはん

ひろはんは、まあ(俺)の母である。
以下おかあで通す。

おかあとの最初の記憶は、
誰かが読んでいた
下着モデルのカタログをパラパラめくり、
ガキなりに欲情したのだろうか
『さあ寝るよ』と手招きした女性に
馬乗りになった。
その女性がまあのおかあと知るのは
正直よく覚えていない、、。
その出来事は強烈に残っている。