髙橋キヌ子🎏👵

✍️54字から400字程度を目処に少年時代の記録エッセイショートショート等。ご意見ご感想…

髙橋キヌ子🎏👵

✍️54字から400字程度を目処に少年時代の記録エッセイショートショート等。ご意見ご感想フォロースキお願いします🍊

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  • ちびまあ

    まあの少年時代のエピソードまとめ。 家族同級生先輩後輩先生学校などなど。 喜怒哀楽激しく熱く普通に生きた記憶。 いずれ出版する為のまずはメモ。

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最近の記事

【ちびまあ】東京

おじいは祭キチだった アルバムをめくると 法被姿のまあ少年の写真が度々でてくる もしかしたらおじいは『まあと一緒に』祭りに参加したいと密かに夢見ていたかもしれない おじいは無理を言わない人だった ちょっとした小言はあるが決して強要はなくて口うるさくない おもちゃも好きなだけ買い与えてくれたし、『まあよ行くかい?』とニコニコどこでも車で連れてってくれた なんでも叶えてくれたり、叶えてくれようとしていたから、 せいぜいカラオケと競輪と夜食以外は、欲を通すこともなか

    • 【ちびまあ】でっかいボウリングのピン?

      『でっかいボウリングのピンあるから、それくだって』 クラスメイトの家に招かれたはいいが、場所を知らない。なにか目印をたずねてみたところ、そのような案内を受けたのだった 混乱する (あの田園風景広がる一帯に、ボウリング場なんてあったかな?いやそれだったらボウリング場を下ってというはず。でっかいピン?!ピンだけ立ってんの??) もはや興味の対象は彼の家よりもでっかいボウリングのピンだった そないいうてもせいぜいこんなもんやろ。そんなもんあるわけ、、ほんまやっ! 絶景

      • 【ちびまあ】コーヒーとみんなとわたし

        『まあよいくかぁ?』 おじいにこう呼びかけられるのが 楽しみだった。 どこでも連れて行ってくれるからだ。 『ちょっと寄ってええかの』 ちょくちょく寄り道する場所があった。そのひとつがガソリンスタンド。 『まあくんきたん?はい!』 『ありがとう』 親戚感覚でいつもUCCを奢ってくれる店員のおばちゃん。 コーヒー好きのきっかけはこれだった。 高校時代よほど部活が堪えたのだろうか、 カフェオレを1日3杯くらいは飲んでいた。 大人になってからは毎日セブンコーヒ

        • 【ちびまあ】パーキングエリアで食べたチョコパフェ

          開口一番『ここの子供の頃のおもいで?特に無いなぁ』 う~ん・・・ああこんなことがあったわ! 小学校の陸上記録会で地区大会を優勝した我々は、 県大会が開催される松山に向かった。 みんなが授業を受けている中、学校をサボれる!という優越感 次は県大会でも活躍するぞ!という高揚感 他の学校の子達と仲良くなれるといいな!という緊張感 このようにちょっとした遠足のような気持ちでいっぱいで ありとあらゆる新鮮な出来事に興奮していた。 そしてそれは思わぬ形となった 迎えた本番、リレー

        【ちびまあ】東京

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        • ちびまあ
          56本
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          2本

        記事

          【ちびまあ】🍊

          住宅街にはちょっとした野原があって、そこにこんもりした山があった。 最初は段ボールで滑ったりして楽しんでいたのだが、 そのうち誰かが『ここ秘密基地にしよや!』といいだした。 我々は『ええやんええやん』と興奮してせっせとスコップで穴を掘ったり 敵を威嚇するために(敵って誰?)オナモミを大量に仕入れたり 次はああしてこうしてと瞳を輝かせたものだった。 といってもそこは子供。次第に飽きてしまった みんなでぼーっとしていたら地べたにボトン!と腐りかけたポンカンが。 子

          【ちびまあ】🍊

          【ちびまあ】呼び名なんて。。

          平成の大合併で育った町は市になった、24歳のことだった 24歳にもなれば多少なりとも物の分別もわかるようになるし、 いくつかもおもいでもあるし、なかには愛着も生まれるものだ 端的に表すなら通っていた学校の吸収合併及び廃校だろうか しかしながらそれほどの想いはなかったとしても 『今でこそ●●市だけど××郡△△町』という印象の方が強かったりもする まあスケールとしてはちっちゃな話だが子供の頃にこんな話を聞いた うちのおばあのおばあさんの話である おばあが昭和5年生

          【ちびまあ】呼び名なんて。。

          【ちびまあ】靴下

          過保護。幼少期口さがない連中にしきりに言われたものだった。特に抗うこともない。 なんせ小学校上がるまで靴下を履かせてもらっていたからだ。 上には上がいるものだ。親戚のSは中学生にもなって母親に脱がせていたという。 7歳にはまだちと早い 15歳にもなればおまえにもわかるだろう。 脱ぎたての靴下に頬ずりしておけ。 そして鼻をつくにおいでこう悟るがよい。 なるほどこれが母のぬくもりか!とな。

          【ちびまあ】靴下

          【ちびまあ】橋

          瀬戸大橋の写真を発見した 岡山へというより本州はもう10年程前になる 尊敬する方が岡山県は倉敷市児島出身ということもあり その方のイベントが開催されるので訪れたのだった 時間まで余裕を持たせていたので、美観地区や美術館を見学 最初に飼ってた愛犬きちの好物倉敷銘菓むらすずめ等も購入 ・・・懐かしい・・・ 瀬戸大橋の開通初年度、家族で遊びにでかけた いくつかのおばあと2ショットの写真を眺めながら 本当におばあちゃん子だったんだなとしみじみ その一方でおじいとの

          【ちびまあ】バス

          遠足のバス。車内は興奮のるつぼ。 どこか遠くへでかける、それも、みんなと。 そこには教室や放課後でしか知らないみんながいた。 あるものはくっちゃべる あるものはトランプに興じる あるものはカラオケを歌う あるものはうつらうつら まあ基本的にはテンション高い空間だ それが静寂に包まれる時間があった テレビに映し出された日本シリーズ 巨人対西武 桑田真澄vs清原和博 ゴクン 誰かが生唾を飲もうものなら その音までもが響き渡りそうだ 切り裂いたのは豪快な打球音だった そ

          【ちびまあ】バス

          【ちびまあ】龍馬ごめん

          夏だというのに、やたら寒かった洞窟で、コウモリに襲われるのでは?と天井に気を払っていたら、滑りやすい床下を軽んじて転んでしまったり、ごめんという駅名に『なんそれ!なんで駅が謝るん?止まらんから??』と笑ってしまったり、肝心な幕末の風雲児にまつわる記憶が全く残っていない。 子供を旅行に連れて行く目的が教養なら、やめとけ!

          【ちびまあ】龍馬ごめん

          【ちびまあ】まあ少年のイマジネーションVS大谷

          新聞の折り込み広告に、打率本塁打打点盗塁勝ち星防御率奪三振数… 大好きだった実在するプロ野球選手のデータを参考に 『こういう選手おったらええなあ』と理想の数字を思い描いたものだった その少年は、『これは行き過ぎやろ~』と現実路線を想定しながら ああでもないこうでもないむにゃむにゃ..子供大人なのか大人子供なのか 気づいたら夜を迎え、 ナイター中継を楽しむ 『俺の想像を超えられんようではまだまだやのぉ』なんて上から目線で って、おいっ! ぶっちゃけ全然思ってい

          【ちびまあ】まあ少年のイマジネーションVS大谷

          【ちびまあ】挟む

          世の中には色々なフェチがあるものだが、挟まれたいフェチといえば? 比較的スタンダードではないだろうか しかしその対象は女性の胸の谷間とかふくよかな柔らかいものならまだしも ハサミというのは物珍しいはず 昆虫が好きだった まあ小学生の男の子にとっては一種の通過儀礼のようなもので なかでもカブトムシやクワガタはスーパースター 俺が好きだったのは、クワガタだ 理由は単純明快、種類が多いからだ、ハサミの カブトムシは亜種は1つに対してクワガタは5つか6つ スタイリ

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          【ちびまあ】まあの好きに生きたらええ

          名著によれば、人生最大の仕事はおもいでづくりという。 おもいでづくりとは? おじい『まあの好きなように生きたらええ』 まあ『あんたがいうな』 雑談がてら確か高校3年生の時に上京か就職かにあたって話していたときの一葉 また後々機会があれば書いてみたいと思うが、ここだけの印象ならば まるで俺は無法者である。 あれから時を経て今はおじいの言葉をこう解釈する 『おかあ孝行おじいおばあ供養そして友達仲間を大切に 支えて下さる方々に感謝し、自分の気持ちに素直に生きる』

          【ちびまあ】まあの好きに生きたらええ

          【ちびまあ】ガキの頃の夢が叶う時代

          俺はネットコミュニケーションは得意ではありません。 おもいこみもありますが文字には感情がないので読み取りにくく 通話等は声という判断材料はありますが液晶越しをいいことに 言いたい放題の輩が多く、とっちめたいこと多々あって ストレスに覚える事が多いのです。 しかしながらネットは大好きで、上手に活用すれば 子供の頃の夢が叶う最適かつ効率の良いツールだと思います。 子供の頃から野球が好きで、特に自分と程近い高校球児は憧れでした。 ブラウン管の中のみなさんは、スーパー

          【ちびまあ】ガキの頃の夢が叶う時代

          【ちびまあ】リンゴ以外に食べてた果物

          先日果物の記事を書かせていただいたが、そういえば忘れていた 専らリンゴを好んで食べる傾向のあった自分が、 リンゴの次に食べた果物それが・・『梨』だった! 子供はよく風邪を引く 鼻は詰まってにおいもせず、咳はとまらないので喉が痛い 看病にあたってくれたのは、大体おばあだった おばあがよくむいでくれたのが、梨だったのだ 体調不良でも主張はしっかりしたもので 好き嫌いの激しい俺は、それを拒んだものだった おばあも身内もそれについては過干渉もなく むしろ過保護な家

          【ちびまあ】リンゴ以外に食べてた果物

          【ちびまあ】ハナクソ

          子供という生き物は、下ネタが大好物だ 子供と大人では意味合いは異なる 子供の方がストレートであるが故に下品といおうか 打算的な大人は下劣といおうか その対象も大いに異なる 子供は人に対して大人は異性に対して 子供の下ネタのド定番が、うんこ 変に潔癖で、テレというよりは恥じらい そう、何かと恥じらう俺にとって この話題で盛り上がる周りに対しては 『もうええやろ』と 盛り上がりに水を差すわけにもいかずにグッとこらえ それはそれは胸中複雑なものだった その

          【ちびまあ】ハナクソ