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【ちびまあ】靴下

過保護。幼少期口さがない連中にしきりに言われたものだった。特に抗うこともない。
なんせ小学校上がるまで靴下を履かせてもらっていたからだ。
上には上がいるものだ。親戚のSは中学生にもなって母親に脱がせていたという。

7歳にはまだちと早い
15歳にもなればおまえにもわかるだろう。
脱ぎたての靴下に頬ずりしておけ。
そして鼻をつくにおいでこう悟るがよい。

なるほどこれが母のぬくもりか!とな。

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