【ちびまあ】地理に疎いおばあの空襲エピソード
おばあは、戦時中疎開先の今治で空襲の被害に遭った。
おばあは、聡明で気高い人だった。
上官に名前を間違われても返事せず
それに加えて
警報が鳴り響く中でも茂みで用を足して
緊急避難するような肝が据わった人。
彼女にも弱点は多々あった
例えば四国の人間なのに愛媛香川しか答えられないという地理の疎さ
(しかも徳島高知へ遊びに行ったことあるのにかかわらず、だ)
ところが晩年、疎開先の今治から実家の最寄り駅までの沿線はスラスラ言えた。
それだけ命懸けだったのだろうな
強烈な記憶としてそして爪痕として
刻まれていたのであろうか
今となっては本心は知る由もない
いえることは、
徳島県高知県ごめんなさい。
祖母キヌ子に成り代わって
謝罪いたします。
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