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『七十二候』蟷螂生‥かまきりしょうず

『蟷螂生‥かまきりしょうず』
            6月6日から10日頃

六月に入り二十四節季では芒種(ぼうしゅ)となりました。

少し聞き慣れない言葉ではありますが
芒種とは芒(のぎ)のある稲や麦などの穀物の種を蒔くという意味があり
その成長していく姿から縁起がいいとされてきました。


そしてその芒種の初候に当たるのが
『蟷螂生‥かまきりしょうず』です。

卵から小さなカマキリが
次々と産まれる時期となりました。


秋にメスのカマキリが泡のようなものに包まれた卵を産みます。
それが固まると弾力性のあるスポンジのようなものになり
断熱効果もあるその中で冬の寒さからも卵を守ることができるそうです。



このひとかたまりの中には
多いもので200個も卵が入っているというから
驚きです。

冬の間ふわふわの卵の中で
守られてきた赤ちゃんカマキリ。


しかしその中で大人になれるのは
わずか2、3匹と言われているので
とても厳しい世界ですね。

夏から秋にかけ、成長したカマキリを見かけたら、それはその厳しさを乗り越えた勇者かもしれません。






わたし自身、今となっては虫を触ったり
捕ったりすることがなくなりましたが
子供の頃は、網を片手に走り回っていました。


バッタを捕まえたり、蝶々を追いかけたり
夕方になると壁一面にピタンと貼り付く
赤トンボなど‥
素手で触るのも平気だったのですが


カマキリだけはどうしても
あのカマが怖くて触ることが出来なかったことを覚えています。



こちらのカマキリさんも

「なんか用?」とこちらをチラッと
見ているようで‥笑。ちょっぴり怖いのです。



小型のトカゲやカエル、そして
自分より大きな昆虫なども食べてしまう
貪欲さを持ち合わせているカマキリ。

最強のハンターと呼ばれているのも
納得ですね。  





この記事を書いている今現在(6/5)
地面やあちこちらを叩く雨音が
夜の部屋に響いています。


走り梅雨でしょうか


夕方から雨が降り始めたようです。



走り梅雨とは5月末から6月初め頃
梅雨入りを待たずにしとしと雨が降り続く
時期のことをそう呼びます。

せっかちさんの雨でしょうか。 
少しフライングですね。(笑)


この記事を読んでいただく頃には
沖縄、奄美に続き梅雨入りしている地域もある
かもしれません。


昨年の梅雨は例年よりとても早く
わたしの住む鳥取県も
既にこの時期、梅雨入りをし
長い長い梅雨になったのですが 


今年は予報に寄ると短い梅雨になるとか。



梅雨入りいつかなぁと
梅雨明けはいつになるだろうと

毎年気を揉むのですが

実は、梅雨入り梅雨明けの定義は
とても難しいそうです。

梅雨前線はとても細く
高気圧の影響で梅雨前線の両側は
晴れていたりするので 

ちょっとブレると雨が降ったり
またちょっとブレると
晴れになったりと‥
非常に難しいようです。


この時期は、気象庁の方々も頭を悩ませ
落ち着かずにいるのかもしれませんね。

梅雨が去り少し落ち着いた九月に改めて
発表されるのもこの為だそうです。




自然が織り成す現象は
コンピューターの中でも
計りきれないもの。

特にここ数年
移り変わる季節は一定ではなく
わたしの子供時代とは大きく変化してきました。

過去のデーターの数字は 
参考基準でしかなく経験や知識など
様々な視点から判断するのは
とても大変なことでしょう。



話が少し逸れるかもしれませんが
仕事をしていると
いろいろな場面でそういった数字に
ぶつかることがあります。

もちろん数字が教えてくれることも
数多くあるのですが
でもやはり、それだけではなく‥


目に見える数字だけでは
計れない気持ちであったり
努力であったり‥。



目には見えないそういったものが
隠されていたり。



数字は明確で
確かに判断基準ではあるけれど
画面の中だけのものに囚われず 

実際に動き手に取り
自分で確かめる‥。

そんなひとつひとつから得たものを
大切にしていきたいと
思うのです。


そして周りの人の見えない努力に
気付ける人でありたい。

そこからまた
次に繋がると
わたしは信じていたいのです。





七十二候に使用している写真はすべて
photoACからのものとなります。







この記事を読んでいただく頃には
梅雨入りするかもしれませんね。

と書いたのですが
今日関東甲信越が梅雨入りしましたね。

今夜もしとしと雨が降っています。
鳥取も梅雨入りするかしら。

               6/6追記














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