八窓庵(奈良国立博物館)
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https://note.com/sakurada_wa/n/nf009a83ec2b3
「八窓庵(はっそうあん)」
奈良国立博物館の敷地内に現存する茶室。
四畳台目の茶席で、へうげもの・古田織部の好みと伝えられるが、織部の作とも遠州の作とも伝えられています(諸説あり)。
横長の三畳台目と一畳の貴人座、そして床の間。躙口は客座の中央に配置し、天井も含め上座と下座を明確に二分。これは遠州の活用した手法。
茅葺屋根の田舎屋風な外観や点前座周りの窓配置、大小二つの棚を用いた雲雀棚(ひばりだな)は織部的な意匠。
同じ武家茶人で、子弟の関係(織部が師)、継承し発展させた遠州晩年の作とは異なるが、師の意匠を踏襲した作とも見れる。
そんな二人の関係性が垣間見えるこの茶室は、奈良に現存します。
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