推せない、オタクになれない。
急にハエトリソウが欲しくなって、日本食虫植物愛好会の会合に参加したことがある。
1人で参加するのは怖かったので、元恋人Aを召喚した。
花、草、きのこ、貝や動物昆虫などの写真を送ると一瞬で名前を教えてくれる「生物特化型AIみたいな人」である。昔、デートでサンシャイン水族館に行ったときには、サンシャイン水族館にある魚の名前を全部知っていて、逐一目の前の魚の名前と特徴を教えてくれた。そのときは、今ほど画像認識AIの精度が高くなかったので「歩く音声ガイドみたいな人」だなと思っていた